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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第29期夏休み特別企画 〜実は、法規は、面白いその2〜
[クラブ部室]
2021年8月27日 9時30分の記事

         TOITAの「航空無線通信士受験塾」
                 夏休み特別企画
          〜実は、法規は、面白いその2〜


           
「実は、法規は、面白い」の続きとして 今回は、法規を
楽で、楽しくなる勉強方法をご紹介します。

実は、11年前の夏にある無線従事者資格の講義用原
稿を書いた時の事なのですが、 今まで その資格試験
の内容を知りませんでしたので調べてみました。 そこ
で分かったのですが、 航空無線通信士の場合と 受験
対策が違うのです。

今まで、 第1級陸上無線技術士と 航空無線通信士の
受験指導をしてきましたが、これらの資格の 法規の試
験は、「理解度」が試される試験です。
一方、 講義用資料を書いていました 資格試験の場合
は、その資格で操作する範囲で「必要な事を 知ってい
るか」 と言うものでした。
後者の場合は、 参考書を読み、覚える事である程度、
対応可能と思います。

しかし、航空無線通信士や 上級資格の場合、そうは、
行きません。 なぜなら理解度を試す試験だからです。
もう少し 航空無線通信士以上の上級資格試験につい
て言いますと、 ○×法第△条は何の法律か?
その法律文章は何を言っているか
この2点を抑える必要があります。

続きは、続きを読むをクリックしてお読みください。
全文無償で公開しています。

[受験クラブより]

貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に
値しない資格なのでしょうか?
新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい今だ
からこそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、な
いでしょうか?


合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。


「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えて
いますか?

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
あります。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職に
と大変重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお
読み下さい。


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         TOITAの「航空無線通信士受験塾」
                 夏休み特別企画
          〜実は、法規は、面白いその2〜


           
「実は、法規は、面白い」の続きとして 今回は、法規を
楽で、楽しくなる勉強方法をご紹介します。

実は、11年前の夏にある無線従事者資格の講義用原
稿を書いた時の事なのですが、 今まで その資格試験
の内容を知りませんでしたので調べてみました。 そこ
で分かったのですが、 航空無線通信士の場合と 受験
対策が違うのです。

今まで、 第1級陸上無線技術士と 航空無線通信士の
受験指導をしてきましたが、これらの資格の 法規の試
験は、「理解度」が試される試験です。
一方、 講義用資料を書いていました 資格試験の場合
は、その資格で操作する範囲で「必要な事を 知ってい
るか」 と言うものでした。
後者の場合は、 参考書を読み、覚える事である程度、
対応可能と思います。

しかし、航空無線通信士や 上級資格の場合、そうは、
行きません。 なぜなら理解度を試す試験だからです。
もう少し 航空無線通信士以上の上級資格試験につい
て言いますと、 ○×法第△条は何の法律か?
その法律文章は何を言っているか
この2点を抑える必要があります。
航空無線通信士以上の試験を見て頂けば、 お分かり
になると思いますが、それぞれの法律文書が何を言っ
ているかを問う問題である事です。


  電波法第8条
  この法律を見ますと”第8条”と書いてある前にカッコ
  で”(予備免許)”と書かれています。 
  電波法及び関係法令の 全てが試験に出題される訳
  では、ありません。その資格毎に 必要な条文だけが
  出題されます。
  その必要な 条文(カッコ書き)のタイトルを覚える必要
  があります。
  次にその内容 (何を言っているか) を理解します。
  第8条でしたら予備免許を与える際の 指定事項です
 。
  タイトルを覚える必要があると言いましたが、 内容が
  理解出来ると第何条は、何について(タイトル)の条文
  であるか自然と覚えてしまいます。
  よって 法規は、分かってくると、とても面白いのです。
 

 
前回、お話をしましたが 法律の文書は、 分かりづらく、
1 つの条文の中にいくつもの関係法令が含まれている
事があります。それらを含めて1つの条文が何を言って
いるか理解しなければなりません。

それでは、皆様は どの様に「法規」の勉強をしたらよい
のでしょうか?

[電波法に出てくる用語の意味を知る]
何事もその分野の事を知ろうと思いましたらそこで使用
される用語の意味を知る事が必要です。
例えば、 あまり馴染みのないスポーツの事を 知ってい
る友人が いたとします。 すると彼の話の中にはいかに
も そのスポーツ独特と思われる 用語が出て来ます。
皆様が そのスポーツを覚えようしましたら、彼の話に出
てくる用語の意味を聞くでしょう。
皆様が、そのスポーツに興味があれば、難なくその用語
の意味を覚え 別の友人にそのスポーツの事を知ってい
る範囲で話せるようになるでしょう。

当ブログでは、「法規の用語解説」と言う カテゴリーを設
けていますので、当ブログを読んでいて意味の分からな
い用語が出てきましたら、必ず法規の用語解説」 を
んで下さい。英語の文書を読んでいて、意味
の分からない単語が沢山ありましたら、文章全体の意味
を想像する事もできません。
用語の意味を知るだけで 目からウロコが 取れた様に霧
に霞んだ文章の意味が少し見えてきます。

[全ての法律に共通の用語を理解する]
次に、どの法律文章にも 共通する用語を 理解します。
例えば 「直ちに」と 「速やかに」では、行動の取り方が違
います。この様に法律用語を知る事と先の電波法の用語
を知る事で分かりにくい法規の文章の内容の1/4程度が
、理解出来る様になります。
また、 この共通の法律用語については、 電波法及び 関
係法令以外の法律でも 共通ですので電波法を読んで理
解出来る様になりましたら 他の法律も 読んで見ててくだ
さい。
例えば  刑事訴訟法とかの法律文書の1/4程度が分かる
様になります。
チョウド 外国の映画を字幕に頼らずに 有る程度、意味が
分かった時の楽しさに似ています。
さて なぜ、あと3/4が理解できないかと言いますと電波法
以外の法律にも専門用語とその法律が出来た背景そして  
なによりも 文章の構造から意味を理解する力が必要だか
らです。
文章の構造とは、英語の文法の様なもので 小学生でも少
しの単語の意味は知っていますがそれらの単語で書かれ
た文章を見ても英語の文法が分かりませんので意味がわ
かりません。
それと同じ事です。



[その法律が出来た背景を知る]
皆様の中には、 法律の文章を読んだとき「この法律は、ど
うしてこの様な事を言っているのだろう?」と思うものが 有
る様です。
当ブログを 検索された方の検索ワードに 次の様なものが
ありました。

「わからない 無線通信規則 違反の通告」

この検索ワードで当ブログに たどり着いた方の知りたい事
は、 電波法第80条の 「電波法または電波法に基づく命令
に違反して 運用した無線局を認めたときは、
総務大臣に報告しなければならない」の 事だと思います。

総務省は、実際に電波を受信して違反局を監視しています
が、 全ての局を監視する事が出来ません。そこで、無線局
の免許人に 違反局を 見つけた時の報告を義務としている
訳です。 
これを車の運転に例えますと 実際には、道路交通法には、
無いと思いますが「車の運転免許人は 道路交通法 その他
関係法令に 違反する運転者を認めたときは、 国土交通大
臣に 報告しなければならない」と言っている様なものです。


たまたま、私の場合、 ある程度、電波法のそれぞれの条文
が 出来た当時に近い頃、アマチュア無線をやっていました
ので それぞれの条文が出来た背景を知る事が出来ました。
そう言う訳で第80条も理解出来ますが電波法が出来た当時
の事を知らない方にとっては、何の為の条文なのか? 分か
らないのは、当然です。

そう言う条文は、理解のしようがなく、結果として記憶に残り
ません。(理解出来ない事は、記憶に残らない)ところが、そ
の法律の出来た背景が分かりますと、その法律文書の意味
が浮かび上がってきます。
法律の中には、何の為にその条文が有るのか分からないも
のがあります。
参考書には、残念ながらその条文が出来た 背景までは、説
明されていません。


どの法律も理解出来る様になるには、

   ・その法律の専門用語の意味を調べる
   ・共通の法律用語の意味を調べる
   ・その法律が出来た背景を知る
   ・条文の文書構造を見極める

以上4点が必要です。
(共通の法律用語の意味を調べるのは、大変ですので、これ
も 当ブログの「法規の用語解説」と言うカテゴリーをお読みく
ださい。 電波法及び関係法令で必要な範囲の用語の解説を
行っています。)


次に具体的な法律文書の読み方について お話をします。

[1つの条文から呼び出される条文を調べる]
例えば、無線局運用規則第142条に こう書かれています。

(航空機局の運用)
第142条   法第70条の 2第1項 ただし書きの規定により航
行中及び 航行の準備中以外の航空機の航空機局を 運用す
ることができる場合は、次のとおりとする。
〜以下省略
すると 法第70条の2第1項に 何が書いているかをかを調べ
ませんと 無線局運用規則第142条の意味が分かりません。


この場合  1つの条文しか呼び出していませんので楽なのです
が 第何条の後が幾つもの条文の呼出の塊の様な条文もあり
ます。それを全て調べるには、大変な時間がかかります。

時として、1時間以上かかる場合もあります。
しかし、その部分は私TOITA が行っていますので皆様は、私
の解説をお読み頂くだけで結構です。

[カッコでくくる]
条文の意味する所を知るには、カッコでくくる。
それでは先の 無線局運用規則第142条をカッコでくくってみま
しょう。

※1  (法第70条の2第1項ただし書きの規定)  により  
※2  (航行中及び航行の準備中) 以外の航空機の航空機局を      
※3   (運用することができる場合) は、  
※4   (次のとおりとする。)

〜以下省略

※1・・ 第142条の適用条件が書かれています。
※2・・ (   ) の中に第142条の対象が書かれいる様です
         がカッコの外に”以外の”と否定してしていますの
         で、”運行中” と ”準備中”でないと言う事はただ
         、駐機しているかメンテ中と言う事になります。         
※3・・ 運用出来る条件が次に来る事を示唆しています。       
※4・・ 第142条は 運行中でもその準備中でもない航空
          機に開設した無線局を運用して良い場合の条件
       が書かれています。
※3迄が長いですが主語です。あまりにも主語が長いので 3迄
が主語とは、一般の方には、思えません。
そして※4がいわば述語です。
第142条を平たく言えば、航空機が飛行しようとして管制塔と交
信する場合と 飛行中に必要とする交信を行う事が出来る 以外
にも航空機の無線局を 運用して良い場合について述べている
と言う事です。
意味がわかると な〜んダ!そう言う事だったのかと納得できま
す。

まずは、 完璧に言い表せなくても 平たく言える事が重要です。
条文を平たく言える様になれば 後の細かい事は、 自然と頭に
入ります。平たく 言うとは、概略が掴めた事になります。


それでは 、 前回、運用規則第149条を分かりにくい例として挙
げましたが、 その法律文書を 読み解いてみて下さい。
今回、説明しました手法を取れば理解出来ます。
但し、背景がわかりませんと本当の所は、分からずに表面的な
理解となってしまいますので  その背景をお話しておきます。

まず、 航空局とは、航空機と通信を行う地上に開設された無線
局ですので、 航空交通管制を行う 以外にカンパニー無線  (
自社の運行する航空機と交信を行う為に航空会社が地上に開
設した無線局)があります。

そして航空機が連絡をしなければならない航空局は、責任航空
局又は 交通情報航空局としています。
これらの無線局は、国土交通省が開局した 無線局です。
第149条には、 それ以外の航空交通管制をする航空局とありま
すが、それは、一体、何でしょう?

それは、在日米軍の飛行場に開設された局や 自衛隊の飛行場
に開設された局です。例えば、在日米軍でしたら”横田”とか"三
沢”等。自衛隊でしたら ”新田原 (にゅうたばる) ”や”百里”等が
有名です。

民間機もそれらの周辺空域を飛行する場合には、それらの航空
局の管制を受けます。軍用機の運航を優先する為です。
勿論、 自衛隊機や米軍機は、それらの局と通信連絡を取らなけ
ればなりません。 場合によっては 日本の空の制空権を持ってい
る米軍の航空交通管制が国土交通省が開設する航空局の管制
より優先されます。
(米軍の管制を優先するのは、未だに第2次世界大戦で負けた日
本は、勝利した米軍の占領下にあるからです。)


当ブログでは、それらの背景を含めてお話をしていますので参考
書を読んでいるよりはきっと楽しく読んで頂けると思います。




以上お話しをしました内容を理解して改めて電波法を読んで頂き
ますと理路整然と無駄なく書かれている事が分かり楽しくなります

この法律文書を理解する手法は 企業のルール作りをした時に 大
変役にたちました。 (と言うか法律文書の言い回しをする事が楽し
くなるのです。
一般的には、分かりずらい文書になってしまったかも知ませんネ)

最後に、重要なお願いがあります。
電波法規が少し分かる様になりましたら 過去問を見る様にして下
さい。
試験会場で初めて問題を見る様では、いただけません。
受験勉強中に時々、 過去問を見る事でその時、 その時の理解度
や勉強不足の部分が 見えてきますので、 更に勉強すべき点が分
かってきます。

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