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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第29期無線工学第2章航法支援施設 番外編〜ILSその1〜 |
2021年9月22日 9時30分の記事 |
第2章航法支援施設 番外編〜ILSその1〜 ILS は、 パイロットにとって重要な施設ですので数回おき の試験に出題されていましたが、その間隔が徐々に広がっ て来ました。今は、その中心がレーダーに移ってきています が、パイロットが ILS を知らない訳には、いきませんので今 回から5回に分けて番外編としてお話を致します。 2015年4月に 広島空港で韓国の旅客機が ILS に衝突する と言う事故が有りました事をご記憶でしょうか?当時は、一 般の方々にも 航空機の着陸における電波誘導に関心を持 って頂けたた頃かと思いますが事件事故が毎日の様にあり ますので、お忘れのも多い方と思います。 しかし、 これから 航空無線通信士の試験を受ける皆様には、 ILSを知って頂 く必要がありますのでNET で ”広島空港 ILS” と検索され てからこれからのお話をお読み頂きたいと思います。 それでは、ILSの働きからお話しをはじめます。 1.ILS の働き ILSには、大きく分けて 3つの役割が有ります。1つ目は、滑 走路のセンター・ライン上に航空機を導くこと。 2つ目は、適正な降下率で着陸させることです。 ラジコンの飛行機を飛ばした経験のある方や フライトシュミ レーションの経験のある方ならお分かりになると思いますが 、衝撃の無い滑らかな着陸をする為には、 適正な降下角で 降下する必要があります。 降下角が大きければ、滑走路に 接地した際に 航空機の車輪を破損してしまうかも知れませ ん。また、降下角が小さければ 滑走路の長さの中間近くで 滑走路に接地する事になり オーバーランしてしまうかも 知 れません。 適正な降下角度は、3°です。 そして、 3つ目は、 航空機に 滑走路迄の距離を伝えること です。 2.ILS の構成 ILSは、今回のお話しの 2-1項から2-3項 までの3種類の施 設を1組として構成されています。 Google earth の広島空港のILSは、分かりづらいので、伊丹 空港をご覧になりながらこれからの記事をお読みになるとよ り理解が進む事と思います。 Google earthで ”伊丹空港” を検索しますと滑走路が2本見 えます。 画面の上側を北にしますと画面下側の滑走路が大 型機用で 画面の方位を変えずに滑走路の右の端を見て頂 きますと滑走路上に "32L"と書かれています。 滑走路の呼び方は滑走路に書かれた数字を添えて runway 32とか ranway 14 と呼ばれます。(福岡空港でしたらrunway 16 と runway34 です。) runway32L とは、方位を320° 方向へ向けての離着陸に用 いられる滑走路と言う事になります。 同じ滑走路の反対側から離着陸するときは runway14 と呼 ばれます。 航空機は、 無風ないし向かい風に向かってでな いと離着陸できません。 ”L” は、2 本以上ある滑走路の左側である事を示していま す。 それでは、 画面を 250 [m] 程左へ進みますと分かりずらい のですが滑走路左脇 (画面の滑走路の下側) に赤と白の市 松模様の箱の様なものが 2つありその直ぐ右に同じく 赤と 白に塗り分けられた鉄の柱の様な物があります。これが2-2 項でご説明しますグライド・パスです。 それでは、滑走路を一気に左端迄辿ってみます。 滑走路上には”14R”と書いてあります。これは方位140°方 向へ離着陸する滑走路で北側から見て2本ある滑走路の右 側である事を示しています。 滑走路の端から更に 120 [m] 程左を見ますと 滑走路前方を横切る道路の手前に 赤色の 横長の構造物が見えます。 これが、 2-1 項のローカライザ ーです。 ここに設置されたローカライザーは、32Lへ着陸する為の物 です。 それでは、各施設を細かく見てみましょう。 下の図は、各施設の位置関係とそこから輻射されるの電波 のイメージを示しています。 続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値し ない資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へも出掛けられい今だから こそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、ないでしょ うか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていま すか?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてあり ます。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大 変重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み 下さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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