TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第29期無線工学第2章航法支援施設 〜ILSちょっと寄り道〜 | |
[クラブ部室] | |
2021年9月25日 9時30分の記事 | |
第2章航法支援施設 ILSちょっと寄り道 VOR や ILS は、原理が難しいのですが、ILS の 理解を助けるあるシステムに 気が付きましたの でご披露いたします。 それは、ステレオ(stereophonic)です。 ステレオを意識する若い方はいないと思います。 音楽や音響を 立体的に聞く為のシステムでこれ に対し、音が立体出来に聞こえないのがモノラル です。 モノラルの例としましては、 電話や航空無 線をはじめとする無線通信です。 ステレオは、左と右のマイクで拾った音を増幅・ 伝送・再生及び増幅そしてスピーカ―から音を出 します。そのとき、例えば、ピアノ・トリオの演奏を スピーカーを通して聴くとします。 左にベース。真ん中にドラム、右にピアノとします と、図1の位置で聞いた時、ホールの真ん中で聞 いている様に聞こえます。 図-1 このシステムで 正しく聞こえるは、 左のスピーカ ーと 右のスピーカーを結ぶ線を 底辺とした時の 三角形の頂点だけです。 続きは、続きを読むをクリックしてお読みください。 全文無償で公開しています。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に 値しない資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい今だ からこそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、な いでしょうか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えて いますか?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて あります。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職に と大変重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお 読み下さい。
第2章航法支援施設 ILSちょっと寄り道 VOR や ILS は、原理が難しいのですが、ILS の 理解を助けるあるシステムに 気が付きましたの でご披露いたします。 それは、ステレオ(stereophonic)です。 ステレオを意識する若い方はいないと思います。 音楽や音響を 立体的に聞く為のシステムでこれ に対し、音が立体出来に聞こえないのがモノラル です。 モノラルの例としましては、 電話や航空無 線をはじめとする無線通信です。 ステレオは、左と右のマイクで拾った音を増幅・ 伝送・再生及び増幅そしてスピーカ―から音を出 します。そのとき、例えば、ピアノ・トリオの演奏を スピーカーを通して聴くとします。 左にベース。真ん中にドラム、右にピアノとします と、図1の位置で聞いた時、ホールの真ん中で聞 いている様に聞こえます。 図-1 このシステムで 正しく聞こえるは、 左のスピーカ ーと 右のスピーカーを結ぶ線を 底辺とした時の 三角形の頂点だけです。 聞く位置を左または、右にづらしますと、ライブで 聞く位置をづらした時の様な聞こえ方は、 しませ ん。 次にご紹介するステレオ再生の為のシステムは、 独自の技術で常に世の中に無いシステムを作る S社の製品で昔 三つのスピーカーで ステレオ再 生するFMラジオが有りました。 図-2 真ん中のスピーカーからは、 左の音と右の音を 足したもの ( モノラル) を再生します。 左のスピーカーからは、左の音を180°位相をづ らしたものと右の音を+したものを再生します。 右のスピーカーからは、右の音を180°位相をづ らしたものと左の音を+したものを再生します。 図2 を180°反転して 図1と同様に手前で再生音 を聞いているのが図3 です。 図3 真ん中では ホールの真ん中で聞いている様に聞 こえます。 次に真ん中より右で聞きますと、ホールの 右側の 席で聞いている様に聞こえます。 真ん中より左で聞きますと、ホールの 左側の席で 聞いている様に聞こえます。 左も右も 真ん中よりづらた量だけ ライブで席をづ れた量と同じ様に聞こえます。 つまり、真ん中のスピーカーからのづれ角:θは、 会場での真ん中の席からのづれ角:θと 同じと言 う事になります。 以上の事を式で書いてみます。Lは、左の音。Rは 、右の音です。 左端で聞く場合 (L− R ) + ( L + R ) = 2L 真ん中で聞く場合) (L− R ) + ( L + R ) + ( −L + R ) = L + R 右端で聞く場合 ( L + R ) + ( −L + R ) = 2R ここでは、 極端な位置で検証しましたが、 先に申 しました様にそれそれの間では、 ライブ会場のそ れぞれの位置で聞いている状態が再現されます。 この考え方をILSにあてはめますと3つの電波を着 陸する側から見て滑走路の奥側の端から 滑走路 の手前側 ( 着陸してくる航空機側 ) 方向に輻射し ているのと同じ事です。( 図4では、 図の上側から 下側へ航空機が下りてきます。) 図-4 今回ご紹介しましたS社のスピーカーシステムをご 理解頂ければ、次回ILS の原理をお話します内容 がすぐにご理解頂ける様になります。 詳細は、次回、 お話致します。 | |
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