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TOITAの「航空無線通信士受験塾」第31期無線工学第4章FM送受信機 (2)PLLによる直接変調 |
2022年12月9日 9時9分の記事 |
第4章FM送受信機 (2)PLLによる直接変調 第4章の始めにFM変調とは、どの様な変調方式か?と言 うお話いたしました。 FM変調には、直接変調と間接変調があり、直接変調は、 変調信号の大きさ当たりの 周波数偏移が大きくとれる反 面、周波数が変動しやすいと言うのが特徴でした。 周波数偏移が大きければ、受信側で大きな信号を取り出 せるので良いのですが、周波数が変動しやすいと受信側 では、復調した信号が全体的に+方向へづれたり、 −方 向へづれたり、大きくづれますと、 設定した受信周波数と 違いますので、受信出来ない事になります。 一方、間接変調では、周波数の安定度が良い反面、周波 偏移が大きく取れないと言う特徴がありました。 PLLによる直接変調は、 周波数が安定し周波数偏移が大 きく取れると言う 今までの 直接変調と 間接変調の良いと こどりの変調方式なのです。 これらの知識を元に PLLでどの様に FM変調を行うかと言 うお話を致します。 その前に、FM変調を行う方法には、2 つありますのでその 事から復習をいたします。 1.FM変調の2つの方式 FM変調の方法には、”直接変調” と ”間接変調” が有り ます。 FM変調は、 発振器で発振する 高周波の周波数を 音声 信号の大きさに比例して変化させるのですが、発振回路 の基本は、コイル:Lとコンデンサー:Cの組合せにより起 る電気振動です。 振動数は、L と C の値により決まりま す。 と言う事は、 (音声信号の大きさ) ∝ (コンデンサーの 容 量) となれば良いのです。 その為には、バリキャップ(varicap diode,variable capacitance diode):可変容量ダイオードと呼ばれる ダイ オードを使用します。 このダイオードは、逆バイアスで電圧の大きさを変える事 により空乏層の厚さが変わります。 コンデンサーの原理は、2 枚の金属板で絶縁物を挟んだ 物です。 コンデンサーの容量 (どの程度の電気: 電荷を蓄えられ るか)は、 金属の面積に比例して、 絶縁物の 厚さに反比 例します。 コンデンサーは、絶縁物を 2 枚の金属板で挟んだもので すので電気を通しません。ダイオードに逆バイアスを掛け ますと、電気が流れません。 正に、空乏層は、 絶縁物の 役目をします。 空乏層の厚さは、電圧の平方根に比例しますのでバリキ ャプの静電容量は、電圧の平方根に反比例します。 発振回路のコンデンサーに 並列に バリキャップを接続し て、 その両端に音声信号を加える事により容量が変わり ますので発振周波数を変える事が出来ます。 つまり、FM変調です。 逆バイアスで音声信号が ”+” 方向で大きくなりますと静 電容量が小さくなりますので、LCによる共振周波数が高く なりますので、 FM における音声信号の大きさと変調波の 周波数との関係が一致します。 この様に 発振回路で発振する周波数を 直接音声信号で 変調する方式を直接変調と言います。 間接変調は、 音声信号を積分してから位相変調する事で FM 変調とする方式です。 続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値し ない資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へも出掛けられい今だから こそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、ないでしょ うか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていま すか?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてあり ます。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大 変重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み 下さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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