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日本と世界の政治経済の本質を読み解く
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兵庫県知事としての斉藤氏の本質は何か?
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11/26 22:47
実は兵庫県知事選と斉藤・PR会社問題について、とても驚いていることがあります。このことは実は驚き度MAXに近いもので、今後すごいことになるかもしれないなと考えています。一体それは何か?
それは、この兵庫県知事について、その局面を変えたPR会社社長が自分の仕事・役割を世の中に自慢げにアピールしたのが、11月20日であったということなのです。『えっ、そんなこと』と思う方もいるでしょう。しかし、『確かにそうだ』と思っている方も実は確実にいるのです。私からしたらこのことは驚愕の展開なのです。
このPR会社社長がこのような行動に出た本質は何か? 実はその本質と最近にあったある政治現象の本質が重なるのです。その政治現象についての本質の原稿を書いていたのですが、その上でこのPR会社社長の行動が11月20日に出てきて、局面が一気に変わったことを観て、とても驚いているのです。
このことについてはこれ以上、申し上げませんが、私の勉強会をご覧になっていれば、ピンとくるはずです。そして、次回の勉強会の冒頭にちょっとこのことを解説をしようと思っています。
しかし、このPR会社社長のセンスというのは、本当に田舎くさい。この社長の映像を何本か観ましたが、さすがに挨拶代わりの『ウィー(Oui)』はないよなと思います。また、あのサングラスも野暮ったい。田舎のセレブ気取りほど、野暮ったく見えるものはありません。東京の大学を出ているのかもしれませんが、染みついた田舎くささというのはどうにも抜けないものなのだなと心から思っています。
あと、この斉藤氏について、
『ディープステート』との対決ということを言っている
ものがあり、同様のことを言うものをいくつか見ましたが、さすがに、これには笑ってしまいます。経済規模が埼玉県より下、東京の5分の1程度の田舎の兵庫県がディープステートの何と関係があるのでしょうか? 本当に井の中の蛙の妄想に過ぎません。
そして、この斉藤氏にディープステートと闘う何があるというのでしょうか? 自分で雇った広報会社社長の言動によって足下が揺らいでしまっているレベルの人物について、ディープステートなどという話しで考えること自体、バカげています。本当に井の中の蛙の妄想。田舎ではそう見えるのかもしれませんが、他から見れば本当にバカげた話しにしか見えません。
一般的に考えれば、兵庫県の本質的な問題は、田舎に良くある単なる利権争いでしょう。ディープステートなんて、毛頭、もう一回言います、毛頭、関係ありません。その本質は田舎のコップの中の嵐。
関西のテレビ局は維新などに甘く、この斉藤氏にも甘いと指摘する人もいます。私も本ブログ
『兵庫県知事 単に『虐待』を躾と言っているのと同じではないか? 』(2024年8月30日)
で関西のマスコミのレベルが低いと言いましたが、斉藤氏を明らかに追及していません。要するに単なる無能なのです。そして、この田舎の利権争いの道具になっているのです。無論、SNSもそのための道具にすぎません。このことを見抜けないので、事態が収まらないのです。
○ 兵庫県知事としての斉藤氏の本質は何か?
この兵庫県知事としての斉藤氏の本質は何か? このことは2021年の知事選にはっきりとあらわれています。以下の記事では、この選挙が自民党分裂選挙になり、当時、経産相であった西村が斉藤氏についたと書かれています。つまり、斉藤氏の背景は西村ということと理解します。そして、西村とはアベ氏の側近。つまり、兵庫県知事としての斉藤氏の本質は『アベ政治』と考えます。
だから、現状、櫻井よしこ氏、高橋洋一氏などアベ政治の残党が、軒並み斉藤氏を応援・擁護しています。とてもわかりやすいことと考えます。
そして、アベ政治はディープステートと闘っていたのか? そんなことは毛頭ありません。ディープステートと闘った人が、ディープステートの施策であるTPPを推進すると言うことはあり得ないことです。むしろ、TPPを推進したアベ氏はそちらの方。一方、トランプはTPPを最初に退けましたよね。この違いはとても大きいのです。
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『兵庫県知事選、斎藤元彦氏が初当選 自民と維新が推薦 』(2021年7月18日 朝日新聞)
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『大阪以外で初めて誕生した「維新系知事」の実情 兵庫県知事選「本当の勝者」は誰だったのか 』(2021年8月2日 東洋経済)
現在の兵庫県の問題は、2021年の知事選で自民が分裂したことを発端として、その双方がかかわる『コップの中の嵐』に過ぎないのです。兵庫県民がそのことを見抜くことができないことで、事態がおさまらないのです。コップの中の嵐をディープステートとかいう妄想で考えているレベルでは、話にならないのです。とにかく、まずアベ政治の排除が必要なのです。それがすべての元凶。
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