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13 ギュンターとディングレーの介抱 11
[★二年目 連載]
2010年11月28日 7時55分の記事



…シェイルはまだこの頃は、可愛かったんですね…。

多分、シェイルの性格がキツく成ったのは

ギュンターがローランデに手を出した後からでしょう…。

まだ出て来ませんが、1.2年の監督生にギュンターが成った時

担当した中にシェイルも居ました。

ローランデはギュンターの受け持ちじゃありません。

それがどうして惚れたのか…。

まだ出て来ませんね。

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良ければこちらでチェックしてやって下さい!

$「アースルーリンドの騎士」


「…ディングレーが…来る筈だったけど、彼は殴られて医療室で…それに…俺があんたに、会いたかったし」

シェイルに可愛らしく見上げられ、ローフィスは吐息を吐く。
「…つまり、俺が必要なのはディングレーって事か?」

シェイルがあどけなく見つめる。
「子細は知らないけど…一人が助けを求めてきて…もう一人が掴まってるって。

で、ディングレーを呼んで…」

ローフィスが振り向く。
「…奴一人で?助け出せたのか?」

シェイルが首を横に振る。
「三年の…編入生と…一年のアイリスが助っ人に行って…ディングレーは殴られてたけど、無事に助け出して戻って来た」

「………………………」
「ローフィス?」
「まあいい。子細はディングレーに聞く。
お前は講義に、戻ってろ」

シェイルは可憐に頷くと、行こうとし…けど振り向き、ローフィスの腕を掴み…小鳥のようにふわり…とその唇に口付け、身を飜す。

軽い…風のような接吻。
シェイルは頬を少し赤く染め…でも嬉しそうに一度振り向きそして…駆け去って行った。

ローフィスはシェイルの幻影が甘く唇の上に残り…思いっきり動揺する自分を、必死で抑えた。

でないと、シェイルの後を追ってしまいそうだった。
腕を引き…捕まえ…そして…ディングレーも編入生も、知った事かと念頭から閉め出してシェイルを…どこかに連れ込んでそのまま………。

だからローフィスは頭の中から、シェイルの触れた、唇の甘さを閉め出した。

そして、医療室に足を、向けた。


 サッテスは自分を見るなり、むっつりした。
ディングレーの姿は無かった。

「今、出てったばっかだ。
会わなかったか?」
「廊下の分岐点ですれ違ったんだな」

つぶやくと、サッテスはむすっとして、椅子に掛ける。
「ディングレーは兄貴の部下に殴られたそうだ」

ローフィスは黙って頷く。
「連れて来られた子はとっとと事は済んでて…乱暴には扱われたが、傷付いてはいなかった」

「…良かったな。で?もう一人は?」
そう尋ねると、サッテスが顔を上げる。
「…そういや、編入生がもう一人を看てて、後でここに来るかも。とは言ってたな………」

ローフィスは頷く。
「…ひどかったのか?」

そう…尋ねてやると、サッテスはますます険しい表情で振り向く。
「自分の子供を男に慣らしてここに送り込む、親を一発殴ってやりたい!」

ローフィスは目を、見開いた。
サッテスは吐き捨てる様に言った。
「ディングレーの保護した子がそうだ」

ローフィスはそう憤る、サッテスに一つ頷くと言った。
「鬱憤が溜まってるか?」

「これからだな…。
オーガスタスが退学になんか成ったら、最悪だ」
「ディアヴォロスが、させないさ…。
俺が奴に使者を出すからな!」

サッテスが、頷いた。



つづく。
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