１９　勇者達　２０ - 「アースルーリンドの騎士」

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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『ファントレイユとの出会い』
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１９　勇者達　２０

[★二年目　連載]

2011年3月29日 15時54分の記事

スフォルツァも、上級生の腕前チェックはかかせないみたいです（笑）

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カン…！カンカン…！

激しい音が飛ぶ。
隣でヤードネンはやはりディングレー取り巻きの一人と、三位を争い、激しい剣をかわしている。

「流石だ…」
スフォルツァの声に、アイリスが振り向く。

アイリスには誰の事を言ってるのか、見当が付かなかった。
ディングレーの取り巻き大貴族の三人は、誰もが体格良く背も高く、そして見目もいい騎士ばかり。

毛並みが、いいだけで無く良く鍛錬されていて隙無く、簡単に打ち崩すのは難しく、そして三人はその実力が均衡していた。

グーデン配下のヤードネンだけが…ムラのある剣で、激しく乱暴で、時に狂気に似た殺気を放つ。

…が、相手は戦い慣れた熟練の騎士だったから、ヤードネンの気迫に気迫で対抗し、簡単にはヤードネンに隙を、見せない。

一方二位争いは…デルアンダーが堂たる貫禄を見せ、相手の剣を軽く捌き、かと言えば一瞬の隙に迫力有る剣を、叩き込む。

テスアッソンはその突然の鋭い切り返しに顔を歪め…それでも防ぎ、次に繋げていた。

アイリスが自分を見つめているのにスフォルツァは気づく。
そして振り向き、肩を竦める。

「彼らは教練ルールを熟知してるから…無駄に剣は、振らない…。
ローランデもそうだけど…決める時だけ思い切り振り、それ以外は捌いてる」

アイリスは微笑む。
「確かに…彼はもう…」

そう…ヤードネンに顔を向けると
カン…！

ヤードネンの剣は相手の剣を弾き返したものの、柄から先がすっぽり抜け、宙に吹っ飛んだ。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうチューリップピンク

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『北領地[シェンダー・ラーデン]の恋人』
の後の
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天野音色その他の作品

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　天然テテュスに惚れ込む、遊び人のグエンの翻弄される恋心
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『ゼイブンの夢。』
　ファントレイユの教練入学でゼイブンがパニック！
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『確かなもの』
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１８禁ＢＬ

「アースルーリンドの騎士」ギュンターとローランデ
『[シェンダー・ラーデン]の恋人』『二年目』
ギュンターとローランデの始まり…。『二年目』
そして終わり『[シェンダー・ラーデン]の恋人』
宝石赤

「アースルーリンドの騎士」ギュンターとローランデ『仮初めの時間』
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ローランデとギュンターのお話。
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「アースルーリンドの騎士」ギュンターとローランデ『卒業』
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「アースルーリンドの騎士」ある日の出来事
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その他ＳＦ

『Memory of Haruka or the far past』
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いて座

『キリスト教圏では絶対書けないショート。』
　キリストの、もう一つの物語

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