２０　　黄金(きん)の瞳の赤い獅子　23 - 「アースルーリンドの騎士」

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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２０　　黄金(きん)の瞳の赤い獅子　23

[★二年目　連載]

2011年5月2日 11時37分の記事

こういう試合に限って長い…。

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良ければこちらでチェックしてやって下さい！

が二人の斬り合いは熾烈を極め、どっちも剣をがんがん振り入れながら怒鳴り続け、間に入る隙もない。

ドロッティが叫ぶ。
「嘘付け！
ちゃんと良かったと！
言葉でそう言って貰ったぞ!!!」
「そっちが嘘に、決まってるだろう?!」

「…お前だから複数なんだ！
お前には惚れてるけど、へたくそだから！」

アイリスもスフォルツァも、二年列前で言い含めていた講師がこっちにやって来て
「お前ら、耳を塞げ。
奴らの問題だ。絶対聞くんじゃない。
間違っても
『どういう意味』かなんて質問は、問題外だ！」

と凄く怖い顔で告げるのを、聞いた。

リーラスが尚も食い下がるドロッティの剣を、断固として弾き返し怒鳴りつける。
「…だってお前、一回きりで次は無かったんだろう！
それが何よりの返事じゃないか!!!

第一、お前ともしたならお前の子の可能性だって有るし、子が居る事自体がもう怪しいぞ！
俺ももう卒業だから、家柄のいい男を捕まえときたいだけの口実で、遊んでる俺には面と向かって言えないから、お前を焚きつけたんだろう！
利用されてるって、いい加減気付け！」

途端、オーガスタスが怒鳴る。
「アリアンネとは俺も寝たぞ！」

ディングレーはぎよっ！としてオーガスタスに振り向き、横のローフィスも腕組みし、顔を下げたまま怒鳴った。
「俺もだ！」

四年列のオーガスタス友人達はじっ…。とオーガスタスに見つめられ、一人…また一人が声を上げ始める。
「俺も寝た！」
「俺もしたぞ!!」

「俺もだ！」
「俺も！」

講堂中が、次々に叫ぶ四年を見つめ、ざわめき渡った。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうチューリップピンク

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『北領地[シェンダー・ラーデン]の恋人』
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『ゼイブンの夢。』
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『確かなもの』
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１８禁ＢＬ

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『[シェンダー・ラーデン]の恋人』『二年目』
ギュンターとローランデの始まり…。『二年目』
そして終わり『[シェンダー・ラーデン]の恋人』
宝石赤

「アースルーリンドの騎士」ギュンターとローランデ『仮初めの時間』
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ローランデとギュンターのお話。
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その他ＳＦ

『Memory of Haruka or the far past』
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いて座

『キリスト教圏では絶対書けないショート。』
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