くる天 |
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CANAL さん |
TALES OF NIGHTINGALE |
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ブログの説明: 〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。 |
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glass code 〜真夏の夜の夢〜 |
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2013年7月23日 18時59分の記事
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ここのところあれやこれやで脳ミソフル回転だったので日曜以降、しばらく”休脳日”にあてるつもりだったんだけど。
http://m.news-postseven.com/archives/20130721_201393.html
にちゃんのレイスレで見つけた宮本氏のインタがすごく面白かったので、忘れないうちに書いておこう。 思ってた以上に”右”かつ”分かっ”てるんだな、宮本氏って。まぁ、当たり前だけど。
前に掲示板にも書いたことありますが、マテュウ見るまでは、宮本氏自身に特定のテーマがあるのかと思ってたんだけど、選手毎に個別に設定してただけなんだね。マテュウは私的に宮本プロとしてはものすごく”異色”だったんだけど、そう言われてみればマテュウ以前に私が見たのは安藤と高橋だけだったから。あの二人は同軸だしな。
常々どんな風にプロが出来上がってくのか興味深々だったんだけど、構成のメモを最初に渡すんだね…プロが出来上がって配置を決めるんじゃなくて先に要素を決めておくのか…なるほど。
>挑戦したいのか、順位を上げたいのか。< この観点から言うと高橋の『EYE』は後者かな。高橋は今季SPも宮本氏って言ってたけど、勝負年だしやっぱり今回も後者になるのかな…?機会があれば書きたいと思ってるうちに7月になってしまったけど、高橋については、個人的には、宮本氏かタラソワプロデュースのFP『仮面舞踏会』が見たかった。ビートルズナンバーは役不足。というか迫力不足。せっかく他の選手が真似できない迫力あるのにもったいない。
>じゃあ、どこで差を出すかっていえば、プログラム。プログラムに対する選手の姿勢や思いが、評価につながると思っています。< これは左脳サイドから見ると多少異論なくもないけど、でも表現の側から見るとこうなるよね…間違ってない。
マテュウについて。 >彼の体のラインの細さ、手足の長さ、丁寧な氷へのタッチを活かすことを考えました。繊細なピアノ曲は、彼にぴったりでしたね。< マテュウについてもあらためて書きたいことが色々あるんだけど、マテュウで一番すごいなと思ったのは、マテュウの振り付けはどちらかというと日本的な仕草が応用されてて、欧米文化コードからいくとかなり”異質”なはずで、実際レイもこれまでやったことない振り付けで難しかったって言ってたのどっかで読んだけど、にもかかわらず、そうした場合ありがちな、
”ワケ分からないけどとりあえず指示されたとおりやってます”感が完全に消えてた事。
あのマテュウが完全に自分のものになってた。 もうひとつは
レイの表現上の欠点が完全に消されていた事。
これもさすがだった。 これ、最初はレイの咀嚼力だと思ってたんだけど、もちろん非常に真面目な選手なのでそれも大いにあるけど、それ以上に宮本氏の指示が徹底してたのと、もうひとつは、 >才能はほとんど関係ありません。踊れない選手はいない。なぜなら、できるまで練習するから。< ここまで言い切れるのは”教え方”を知っているんだね…なるほど。
>僕は厳しいです。すごく細かいし、いちいちうるさい。< なるほどね。国別前に口を使うなって書いたけど、多分中国杯で口使っててその後使ってないのも、3A前に振り付けの修正も多分宮本氏の指示だろう。あれらはその正誤でプロの質が全く違ってくるから。確かに徹底してる。
>もし、コンプレックスがある選手がいたとしたら、すべて振付でカバーします。その選手が欠点だと思っている部分は、動きによって完全に消える。< 完全にそうなってたよね…あのマテュウ。見事というほかない。
マテュウに関して一番不思議なのは、高橋のプロ見て是非宮本氏にプロ作ってもらいたくてずっとレイがオファー出してたってどっかで読んだ記憶があるんだけど、宮本氏に『Chambermaid Swing』を依頼するっていうならともかく、マテュウってのが本当に不思議だった。 どうして宮本氏にあのマテュウが振付けられるって思ったんだろ?私は宮本氏があんなマテュウ振付けるとは、マテュウ以前、全く思いつかなかったよ。レイって変なところで”分かって”るよね…。ま、もしかしたら宮本氏のほかの振り付けも見てたのかもしれないけど。
>(インタビュアー)――選手によって、ピアノ曲が似合う人もいれば、ヴァイオリン曲が似合う人もいるように感じます。“似合う”は、何で決まるのでしょうか。 (宮本氏)一番は、スケーティングだと僕は思います。初めて振付をする選手には必ず、スケーティングを一通り見せてもらうんです。スピンやジャンプも見ますが、スケーティングを一番見る。たとえば歩幅の大きさとか強さ。大きいから、ピアノが似合う場合もあるし、ヴァイオリンが似合う場合もある。< そうだよね…この選手は弦。って言うのじゃなくて同じ選手でも見るフェイズによって弦だったり鍵盤だったりすると思う。
弦か鍵盤かで言えばマテュウ見る前は私的にレイはどちらかというと弦のほうが合うかなと思ってた。ピアノの音はどうしても”硬質”になりやすいから。その意味でもマテュウは斬新だった、ああこんな解釈があるのかって。
でも弦だと却って印象が弱くなってしまうかな…レイ本人は決して弱くはないんだけど、身体のラインとか見た目の印象がどうしても細いからね…。
マテュウについてはこれまでの宮本氏のプロとの違いとかほかにもあるけどそれはまたあらためることにして。
>体付きという点では、首から肩、背中にかけてのラインが、その人を印象付けると思いますね。< これも同意。首から肩・背中にかけてのラインってホントもう一番の分岐点だと思う。そういう意味ではむしろ正面より背面の表情のほうが重要ってのはある。マテュウも背中のラインが本当に生きてた。マテュウ見るまでレイにこんな引き出しがあると思わなかったもの。
>宮本:僕が思う日本女性の一番美しい姿は、見返り美人図。S字と言うのでしょうか、曲線が綺麗だと思いますね。あれは外国の選手にはない美しさ。使う曲にもよりますが、ポーズなどでは、できるだけ曲線を意識します。< 西洋と東洋の文化の違いって身体の使い方にも出るよね…。私は安藤が『マダムバタフライ』でやった肩の使い方が最も日本の特性出てるかなと思ってたけど、見返り図かぁ…なるほど。 日本女性の体の動きって欧米ほどストレートじゃない分、妙な”アヤ”があるよねぇ…。欧米の選手がやるとどうしてもお色気が前面に出すぎて却って味わいがなくなってしまう部分。
>手足が長い選手は、少しでも、手をだらんとさせていたら、めちゃくちゃ目立つ。汚くなってしまうんです。< その通り。だからずっと指摘しているように、レイの膝がちょっとでも伸びてないと足が短い選手以上にものすごく目立つ。腕は足に比べると比較的意識が行きやすいし、なかなかダランとしないかな?とも思うし、足に比べてごまかしも効きやすいところもあるかな?とも思うけど、確かにだらんとしてたら腕も目立つよね…。
>(インタビュアー)――ポーズや動きなど、振付のインスピレーションはどこからやってきますか? (宮本氏)動物園や水族館に行って、動物たちの動きを眺めていると、ふっとひらめくことがあります。< 私もどっちかっていうと人間以外だなぁ…でもどっちかというと”外”じゃなくて”内”かなぁ…。 >人の顔を覚えるのは苦手なんですが、体の全体像や動きは覚えられる。< あはは、私より右に振れてる人間てあまりお目にかかれないけど、宮本氏はもっと”右”だなぁ…こないだ書いたように私も人の顔は目しか見ないけど、一応目は見るので顔は判別つくもの。固有名詞である名前はもう全然覚えられないけど。本人との連関性が全くないから。勝手に名前つけるし(笑)。
>それから、“無音”もやってみたい。< これもワカル。無音なはずなのに音楽が聞こえてくる演技ってのが見たい。
>僕の理想は、色を表現する、音を表現する、そういった振付です。< あ〜これ、是非挑戦してほしいなぁ…タイトルは伏せて何色だったか当てるってのやってみたい。白と黒と赤とピンクは比較的やりやすそう…中間色は難しいかな…私のリクエストとしては紫とオリーブ(笑)。あ、でも白って難しいかな…振りは割りと簡単に作れるかもしれないけど演じ手の力量が要求される、というか。
プルシェンコの三人漫才も面白かった!プルシェンコがまあまあって(笑)。ミーシン氏とプルシェンコと宮本氏だとプルシェンコが一番大人げあるのか、なるほど(笑)。
…読むんじゃなかった、こんなの。たった一行でますますしにたくなる。
たくさんコードを持ってる。色々なコード。 あれからずっと見てるコード。一閃必殺のコード。
両刃のコード。
あれから、いつそれを使うか、そればかり考えてた。 もうチョコの味も分からないくらい苦しい。 今回は本当にキツかった。
お誕生日のお祝いなんか言わない。 どうせたくさんの人にたくさん言ってもらってる。言わない-------------------でも。
ザアイスに本当にレイが来るとは、思わなかった。
-----レイが”グラスコード”持ってるといいな、ふふ(笑)。
天下無敵の高温多湿でほどよく蒸されつつ明日からがんばってね、この気候でサバイバルできれば明日世界が終わってもきっと生き残れるよ(笑)、レイ。
フィギュアについては、個々の選手およびフィギュアというスポーツの特性についても取り上げてみたいと思っておりますが、個々の選手についての記事につきましてはなるべく客観的に捉えて生きたいと考えておりますので、ファンの方にとりまして耳あたりのいい話ばかりにはならないと思いますので、ご贔屓選手については賞賛コメントしか受け付けないという方がおられましたら、その選手についての私の記事はどうかスルーでお願いいたします。文中敬称略にて書かせていただきます。 なお、著作権は”TALES OF NIGHTINGALE”に帰属しております。無断転載等はお控えください。 以上、よろしくお願いします。
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