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くる天
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TALES OF  NIGHTINGALE-ブロくる
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TALES OF  NIGHTINGALE
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ジャンル:ニュース マスコミ
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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VISITOR 〜アセンションな日々 132〜
 
2014年6月15日 19時10分の記事

あれは中国杯欠場のニュースが届いた夜、すなわち福岡GPFに----------。

就寝時、頭クラクラしながらそれでも普段通り布団に入って寝ようとしてるのに、睡眠不良でいい加減煮詰まってたのと相まって、10Gかかってるみたいに油断すると呼吸するの忘れそうなくらい苦しくて、泣く事すらできない。

ちゃんと練習できてるんだろうか?膝の具合どうなんだろ…?
状況もよく分からないし、メッセもない。悪いことばかり考えてますます追い詰められてしまう。
布団の中でネットすると寝付けなくなるのでいつもはしないけどこの日は疲れてヘトヘトなはずなのに一向眠れず、二時くらいに気を紛らわせるために携帯でネット、レイスレ見たら靴の事書いてあった。良かった、膝じゃなかった、少しだけ気が緩んだら今度はその反動で涙が止まらなくなって夜中に布団の上に座り込んでわあわあ泣き倒し。

多分少しは眠ったはずだけど翌朝、泥に酔ったみたいな目覚め。
起きた途端にまた涙が出まくり泣きまくり。 

メッセの交信がまったくできない。やっぱり全部脳内創造物語だったんだろか。

洗面所行って初めてペンダント付け忘れてた事に気づく。…あ、ペンダント付け忘れてたからメッセなかったのかな…。

あんなに言われたのに。

ますます落ち込んでもうしゃくりあげながらペンダントつけたら、不意打ちでヴィジョンを伴ってレイのメッセが来て、目開けて立ってたから顕在意識とヴィジョンが一瞬競合してひっくり返りそうになった、思わずその場に蹲り。

「大丈夫だった?」

そのメッセ聞くと余計涙出てきて、ヴィジョン押しのけて洗顔するけど朝っぱらから泣きまくりモードがもうどうしたって止まらない。


夜。
終日泣きまくりモードの修正が効かずヘトヘト、『クリスマスのない12月』書くだけ書きなぐって布団に倒れこんだら、ちょっと気分転換にお散歩でも、って呑気なメッセ。と、

どーんと目の前に、夜目にも鮮やかな星雲のヴィジョン。

ちょっとお散歩が星雲、の異常さにでももう突っ込み入れる気力すら湧かず巨大すぎる星雲前にひとり棒立ち。あまりのスケールギャップに俄かに怖くなって辺り見渡すけど誰もいない。レイレイ呼んでるのに。

こんなところに放り出されてどうしろって言うんだよおお。気持ちと頬の引き攣りも最高潮に達した頃、

「呼んだ?」

真後ろにしれっとレイ。

いつも気づかない、こんな風に後ろを取られることなんかないのに。本当に気配を消すのがうまいよな…。

あれやこれやでぐうの一言も出ないのをいい事にいきなりお説教タイム開始。

「よく聞いて。ちゃんとペンダントはするんだよ、そうしたら結界が破れてもすぐに気づくからね。」

こんな時に説教しなくていーのに。でも言い返さないのをいい事にレイ法師の説法は更に続く。

「ちゃんと行くべきところに行けるんだからそんなに一喜一憂しなくていいんだよ、分かる?」

…お説ごもっともだ、他ならぬお前の言う事だし、大概の事なら黙って聞いてやるよ、でもひとつだけ私のリクエスト聞いてよね、そしたらおとなしくお説に従ってやるよ。

一分でいいよ、今すぐ会いに来て。

言ったそばから溢れた涙がドロップやら球状やらになってそこらへん中に飛散・浮遊。あ、ここ無重力なんだ、やっぱり。なんかイデオンの最後のほうにこんなシーンなかったっけ…。

「ここまで水槽にするつもりなんだね(笑)。」

い ま す ぐ 。

壮大な星雲をバックに無言で熱く見詰め合う瞳と瞳。

というよりは。

ほとんどケンカ腰のにらみ合い。

というほが状況説明としてははるかにしっくりな状況。

両者一歩も譲らず。根負けしたのはレイ。当たり前だ、今日の私はいつにも輪かけて普通じゃない。

レイは静かに笑うと、意外な言葉を口にした。


「-------------------会ったじゃない、今日。」





---------------------------------------


時をさかのぼる事数時間前、同日夕刻。

「ピンポーン。」

呼び鈴が鳴った。

おお!今度こそ来たか!待ってたんだよおお!!脱兎の如く飛び出せば、我が家ご用達の車屋さんのスタッフ一名が例のものを持って立ってる。

急いで路肩に止めておいた車のところに案内してほっと一息、ホント、あれ持って来てもらうまで生きた心地しなかった…はあやれやれ。

ふと愛車から目を離すと後ろ3mくらいにエンジンかけたまま白い車が止まってる。大きな白い車。

…あれ?この車、今来たのかな…でも一向に進みそうな気配がない、アイドリングしたまま。

あの、この車で来られましたか?

「そうですよ。」

…最初からここに止まってたの…?この車…。こんな近くに止まってたら門出た時すぐに目に入りそうなものだけど全然気づかなかった…持ってきてもらった物のことばかり考えてたからなかな…。

---------------------------------------


更に遡る事、半刻前。

「ピンポーン。」

呼び鈴が鳴った。
頼んでた自動車の備品持って来てくれたのかと思って大急ぎで出て行くと水色の作業着を着た見知らぬ男性一名がぺこりとこちらに向かってお辞儀をした。

「こんばんは。浄化槽の点検に来ました。」

ああ、なんだ、点検の人か…いつものおじさんじゃないから分からなかった…あ、こっちです、よろしくお願いします。

浄化槽の点検はいつも15分くらいで済むけど、この時は30分以上経って再びその人が玄関ドア越しに声をかけた。出て行った私に、

「異常ありませんでしたから。蓋にちょっと亀裂がありましたけど---------」

そこで一旦意味ありげに言葉を区切ると、面白そうにくすりと笑った、

「蓋に乗って踊ったりしない限り大丈夫ですから。」

その顔に一瞬あれ?って思う、でもなにが“あれ?”なのか、分からない。


---------------------------------------


「-------------会ったじゃない、今日。」

当然然と言わんばかりの口調でレイが言う。-------------会った?今日???何言ってるんだ、レイは。とうとうレイまで狂ったのか?いや狂ったのは私のほう…?

そこで唐突にあの夕方の来訪者のシーンが浮かんだ。
あの水色の作業着の人、あれはレイだった…の…?

「そうだよ。」


あれは、レイだったの?

そうだよ。


ああ、そうだ、あれはレイだった、だってあの笑顔見た時、思ったもの、

この人、私の事知ってるんだろうか…?って。

ずっと昔から私の事を知ってるみたいな感じがしたもの。



目を開けて時計を見たら11時11分だった。大泣きモードが潮を引くように収まっていく。
それからしばらく毎日「1111」を目にしてた、11月11日が近いからかな?とも思ったけど、その日にち絡みは一回だけ。後は時計だったり、字数だったり。


届けてもらったのはガソリンタンクの蓋(なんと前回給油後一ヶ月近くも知らずに蓋なしで走り回っていたという…あれほどガクブルマックスだったことってない…。)。
浄化槽の人も蓋という言葉を口にした、あの日、蓋されたものはなんだったのかな。それとも蓋は外れたのかな…?

そして、浄化槽の点検。

浄化。

あれは何の”浄化”だったのかな…。


レイ、わざわざありがとう、すごく煮詰まってたからすごく嬉しい、うん、なるべく目先に振り回されないようにするね。

だから今度は変身モードじゃなくて正味(?)モードで会いに来てね、ずっと会いたかったから。




あれは、レイだったの?

そうだよ。




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フィギュアについては、個々の選手およびフィギュアというスポーツの特性についても取り上げてみたいと思っておりますが、個々の選手についての記事につきましてはなるべく客観的に捉えて生きたいと考えておりますので、ファンの方にとりまして耳あたりのいい話ばかりにはならないと思いますので、ご贔屓選手については賞賛コメントしか受け付けないという方がおられましたら、その選手についての私の記事はどうかスルーでお願いいたします。文中敬称略にて書かせていただきます。
なお、著作権は”TALES OF NIGHTINGALE”に帰属しております。無断転載等はお控えください。
以上、よろしくお願いします。


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