くる天 |
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プロフィール |
sinrigaku さん |
豚に念仏心理学 |
地域:富山県 |
性別:男性 |
ジャンル:教育・学校 学問(文系) |
ブログの説明: 心理学 |
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公正世界仮説 |
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2023年11月5日 10時58分の記事
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公正世界仮説(Just World Hypothesis)は、社会心理学の概念の一つであり、人々が世界は公正な場所であり、人々が受ける結果や報いはその人々の行動や価値に応じて適切なものであると信じる傾向を指します。
公正世界仮説によれば、人々は不正や悪事を行った者には罰が下され、善行や正当な行動を行った者には報いが与えられると信じる傾向があります。これは、人々が世界の出来事や結果に対して意味を見出すための認知的なスキーマ(認知枠組み)であり、自己の安心感や道徳的な秩序感を保つために役立つものとされています。
公正世界仮説は、社会的に望ましい結果が得られることを信じることによって、人々が世界の不正や不条理な出来事に対して感情的な不快感や不安を緩和することができるとされています。また、この仮説は他者への評価や行動判断にも影響を与えることがあります。例えば、不運に見舞われた人に対しては「何か悪いことをしたのだろう」という考え方や、成功している人に対しては「何か良いことをしたのだろう」という考え方が生じることがあります。
ただし、実際の社会の現実では、公正世界仮説が完全に現れるわけではなく、不正や不条理な出来事が起こり、報いのない悪行があることもあります。公正世界仮説は、人々の認知的な傾向や心理的なニーズを反映したものであり、個人や社会の行動や評価に影響を与える一つの要素として理解されています。
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