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くる天
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TALES OF  NIGHTINGALE-ブロくる
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TALES OF  NIGHTINGALE
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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何が羽生を”特攻”させたか ?
 
2014年12月6日 18時56分の記事

「羽生 不安あるとすれば「体力低下」と「激突による恐怖心」」
(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/26/kiji/K20141126009353310.html)

この記事がネットに出た時刻が「2014年11月26日 05:30」とあるから、体力低下についてはこの記事が出る前々日だかにここで指摘したとおりだが、

同「いわゆる「打ち身」「打撲」だとみられる。」

同じ見立てだな…まぁふたつほど突っ込みを入れるとするならば、

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馬渡正明佐賀大医学部整形外科教授 「不安があるとすれば体力面。練習を休んだことで体力が落ちる可能性があるからだ。ただ羽生選手は若いし、これまでの蓄積もある。練習した上で問題ないと判断したのではないか。」
万全の状態ですら、ちょっとした精神的な動揺で総崩れになってしまう事すらあるのがフィギュア。
まして、故障明けの万全ではない短期復帰となればその調整は並大抵ではない。
フィギュアだけじゃないと思うけど、世界の頂点で鎬を削るトップアスリートは、身体作りから始まってペース配分まで、じっくり時間をかけて試合に臨む。
打撲等があってもそれなりに氷に乗れてればまた話は別だと思うが、今回のケースはそれには当てはまらない。
バレエもそうだが、特に高難度ジャンプは一日練習しないともう感覚が変わってしまうようなデリケートな部分があるので、わずか3週間、それも試合前に氷上練習ができたのは正味1週間程度ではジャンプ感覚を取り戻すだけで精一杯ってところだろう。
いわんやスタミナをや。
特に羽生のように元々筋肉質ではなく、休むと途端に筋肉が細るタイプの選手は尚更その傾向が強くなる。
実際、NHK杯は演技を全く見ておらず、ニュースの練習風景やネットや新聞の画像を数葉見ただけだが、状態は予想していたよりずっと悪かった。
こないだここでニュース映像見て着氷が深くなってると書いたけど、巻けなくなってるのも勿論あると思うが、腿を始めとして全身の筋肉が落ちていたのも相当影響していると思う。
羽生のジャンプは軽いのが特徴だが、その羽生でも筋力が落ちるとここまで着氷重くなるのかと少なからず驚いたものだが、やはり実質数日の追い込みでA級コンペで問題なく戦えるよう持っていくのはほとんど不可能に近かったように思う。

この教授が言うように一夜漬けよろしく数日で一気呵成に調整してアクシデント前の”貯金”でなんとかなるようなものでない事は、何よりもNHK杯の結果が物語っている。


オーサー 「ユヅルは『自分の心の声に耳を傾けるなら出場したい』と言っていた。」(http://www.sanspo.com/sports/news/20141201/fgr14120113360004-n1.html)

基本的にオーサーは選手本人の意向を最大限尊重するコーチなので、今回も羽生の意思を尊重したんだろうが、そこはもう一声、「聞くべきは心ではなく身体の声ではないかね?」って突っ込みいれてほしかったわ、オサ様。


上記記事についてもう一点、

馬渡教授 「他の選手とぶつかって負傷したため、恐怖心の克服も課題になるが負傷直後に演技したことからも心配する必要はないと思う。」
まぁ、整形のお医者さんなので、心理面は畑違いとは思うけど、これも先日滑るアフォーの回で書いたように、あの時の羽生は「火事場のバカ力」もしくは「手負いのナントカ」という、通常とは程遠い精神状態だったので、あの演技強行を持って問題なしとするのは私は早計だと思う。
むしろあそこまで精神レベルをエマージェンシーに上げてしまうと後でどんな”おつり”が来るか分からない。
一時的とはいえ恐怖心その他を強引に捻じ伏せると、逆に後で何でもない時にフラッシュバックしたり、おかしな形で出ないとも限らない。

羽生に関しては、滑り終わってからキスクラでわあわあ泣いてたそうだし、あの後数日暇さえあれば寝てたそうなので、一応感情の洗い流しと平準化は終わってるのかなという気もするけど、フラッシュバックまで行かなくてもこれまで通りの集中が出来るかどうか、そのあたりも含めて当分は経過観察したほうがいいだろうな。

ま、今回の件に関しては、二人のうちより心配なのは閻のほうだ。
この選手は非常に特殊なメンタリティ、有体な言葉で言えば”非常に辛抱強い、ある意味「ギリギリ」の”部分があって、だからこそあそこまでフィギュアの本質を掴む事ができるとも言えるわけだが、しょっちゅう転がり慣れてるとはいえ、今回のアクシデントが潜在に焼き付け起こさないよう、周囲はしっかりフォローしてあげてほしいと思う。


以上は本人の事情だが、周囲の事情としても、このシリーズ”滑らせるアフォー”の回でも指摘したように、スポンサーの問題もNHKに限ってはないわけだし、視聴率が直接経営に響くわけでもない。
そのための受信料だ。

NHK杯前に確認のためにNHK杯スレもざざっと見たけどチケット売り出しが中国杯以降なら売り上げにも直結しただろうが、ダフ屋の転売を懸念するコメントがいくつもあったくらいだからチケットの販売は既にあらかた終わってたんだろう、仮に販売前であってもそれを以って選手生命に響くような無茶を強行すべきでないのは言うまでもない。

N杯は、よりコマーシャルベースの民放関与の他のGPSと比べると、”諸般の事情”の部分のハードルは遥かに低かったわけだし、残る問題は視聴者のがっかり感くらいだが、そんなものは見る側の都合に過ぎず、リカバリの重要性に鑑みれば取るに足りないものなので、総合的に判断して、やはりリカバリ最優先で出場は回避すべきだったというのが私の意見だ。


孫子が言ったかどうかは知らないが、

ミラクル頼みの薄氷より危なげない手堅い手法。

これが戦略の基礎基本初歩の初歩1丁目1番地であるのは、時代の古今、洋の東西、分野の如何を問わない。

しかし日本人の価値観は違う。この国の国民は、ギリギリフラフラの薄氷危うさ刹那主義を異常なまでに賛美賞賛して止まない。

先の大戦特攻しかり、バンクーバー浅田しかり、ハヤブサしかり、

そして今回の羽生しかり。

何故なら

見ててつまんねー安全策よりハラハラドキドキ感動が何より大好物だから。

しかしこれらは往々にして失敗に終わりやすい。

何故なら

なんの戦略性も持たない奇跡頼みの分だけ理論的な戦略からかけ離れているから。

従って、これら”特攻”は、これを履行する当事者の根性・勇気よりもむしろ、その特攻を当事者に強いる者どもの無能と狡猾を炙り出して止まない。

ハヤブサについてはその分野のフロンティアでもあるし、それで予算がついたんだからここに同列するのは酷な部分もあるとは思うし、少なくとも狡猾は当たらないと思うが、小惑星でのインパクターだかもうまく作動せず、試料が採取できたのはそれこそ偶然幸運の賜物の域を出ないものだったし、ひたすら感動を呼んだ帰還に関しても、当時掲示板にも書いたように、そこまでヤキモキするんならもっと太陽電池を多重化するなり重厚なバックアップを講じるべきだった。
しかしはやぶさで問題にしているのは、そういったプロジェクトに携わった当事者の部分ではなく周囲のリアクションの部分だ。

仮に、あんなフラフラヨロヨロせず危なげなく帰還したら、果たしてあそこまでの”感動の嵐”になっただろうか。

この国の無難より感動を指向するような国民性を考えれば、それは甚だ疑わしい話だ。そちらのほうが本来は遥かに賞賛されるべきであるにもかかわらず、だ。

やはりこの国の世論はある種異常な部分があると断ぜざるを得ない。

この特攻絶賛精神の最大のリスクは、先の大戦中の大本営や現国賊自民政権のように、何よりも特攻精神を最大の美辞麗句で讃えあげてさりげなくそれを他者に強要しようと企むする者に取って、最も有利に働くという点だ。
そしてそれはそのまま絶賛精神持ち主のリスクへと繋がる。

その危険性はいくら認識してもしすぎる事はない。

それでもまだ”感動演出が最大のインセンティブ”自然災害・海外・政局・スポーツ・ワイドショーネタ専門(政治何それおいしい?)名ばかりニュース番組ニュース7よろしく、いやそれでも私は感動を求めてやまないというなら、

「自分でその特攻をやりやがれ。」

私はこの際、声を音量つまみ最大のボリューム全開で叫びたい。


最後にこのシリーズ投稿の最後の一押しになった羽生のコメントについて。
(つづく)













* * * * * * * * * * * * *

フィギュアについては、個々の選手およびフィギュアというスポーツの特性についても取り上げてみたいと思っておりますが、個々の選手についての記事につきましてはなるべく客観的に捉えていきたいと考えておりますので、ファンの方にとりまして必ずしも耳あたりのいい話ばかりにはならないと思いますので、ご贔屓選手については賞賛コメントしか受け付けないという方がおられましたら、その選手についての記事はどうかスルーでお願いいたします。
文中敬称略にて書かせていただきます。

なお、著作権は画像を含め全て”TALES OF NIGHTINGALE”に帰属しております。一部改変を含め無断転載等はお控えください。


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