くる天 |
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CANAL さん |
TALES OF NIGHTINGALE |
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ブログの説明: 〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。 |
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『噺』の「深層」と『笑点』の「真相」 |
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2017年6月24日 20時2分の記事
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先週書こうと思って時間切れで書けなかったネタ、
こないだネットニュース一覧見てたら、
『復帰の歌丸、日本のお笑い界に物申す 裸芸に「面白いと思われちゃ困る」』(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000306-oric-ent)
前にも書いたように、そのとぼけた風貌とのナイスギャップな回転の速さと言い、絶妙の間(ま)といい、受け答えの切れ味といい、歌丸さんこそ当代きっての噺家だと思ってる私なので、歌丸さんニュースはいつも逐一チェック、 最近入退院のニュースばかりで心配してたけど、今回のは久々の歌丸節炸裂、
歌丸さん 「これも、言っちゃ失礼ですけど裸でお盆持って出てきて何が芸なんですか。私は違うと思うな」
さすがは歌丸師匠、分かってらっさる、
そう、裸芸なんか芸とは呼べないシロモノ、単にモラルコードに触れるタブーを敢て犯して、言わばその非常識さで耳目を集めてるだけの埒外キワモノに過ぎない、そこには深さも捻りもない、そんな事やってる時点でそれ以外に何の芸も持ち合わせてません、と激白しているようなもの、 あんなものを面白いと思う人の気が知れないが、そんなものが長続きするはずもなく、一発芸で終わる運命なのはほとんど物事の必然、 よく言われるけど、笑われるのと笑わせるのは全くその技の練度が違う、笑われるのは誰にでも出来るけど笑わせる事は誰にでもできるものではない、その点からも裸芸等がつまんねーものなのは一目瞭然、
と常々思ってる私的にまさに我が意を得たり、 ま、四国3D新聞やNHK(@御用)ら、裸芸やパンイチ芸を恰も斬新至極な新境地であるかの如くやんや持て囃してるようなノータリンバカメディアには何の関係もない話なんですけどね(クスッ)、
歌丸さん 「そこには、体一つで高座に上がり続ける落語家としてのプライドがあった。「日本語っていうのは日本の文化。その文化を1番、使っているのが、我々、噺家だと思いますよ。それも笑いに持っていっている」」
ここもまさに同意、 この部分は、(靴と音楽、それに衣装を除けば)道具や特殊な装置を用いず、身体一つで氷上に独自の世界を体現してみせる部分に、私的に最も魅力を感じるフィギュアと通じる部分もあるんだけど、そのフィギュアと同じく話芸もまた、大がかりな仕掛けや道具に一切頼る事なく、のみならず、基本的に身体の動きすらオプションの位置に据え置いたまま、ひたすらしゃべりだけで魅せる、という点で、まさに究極の芸、至芸だと思う、
歌丸さん 「日本語っていうのは日本の文化。その文化を1番、使っているのが、我々、噺家だと思いますよ。それも笑いに持っていっている」
本当にそうだと思う、話芸の持つあのおかしみは、日本語の持つポテンシャルに通底、のみならず私的には、その日本語を含む日本文化全体を共有してこそ、真の意味で伝わって来るものだと思うんだけど、そういう意味では、
「落語を誰に聞いてほしいかと問われると歌丸の目が変わった。「日本全体、あるいは海外からの人にも聞いてもらいたい」。」(同)
ここの、「あるいは海外からの人にも」という部分については、例えば、私が英語の詩とか読む時に、”字面は理解出来てはいても、おそらくネイテブの人と同程度にはこの詩の良さを真には味わえてはないんだろな”、と思う事がままあるので、歌丸さんと意見を異にする部分ではあるものの、どちらにしても話芸が、日本土着文化に深く根を下ろし醸成された、ひとつの醍醐味である事については全く異論はない、 多分その部分については概ね歌丸さんと理解を共有出来てるのかなと思うと嬉しい、 この文中ではプライド、という言葉を使ってたけど、
フィギュアにおける優れた表現も歌丸さんのような卓越した話芸もともに、ゆうに美学の境地、
だと個人的には思う、そういうものに触れる事は、表現オタに取ってはこの上ない喜びだ、
話のついでに『笑点』について一言書いておけば、円楽さんがお隠れになって歌丸さんが司会に回る、って聞いた時、
なんてもったいない事するんだ、
って思ったけど、実際面白さ半減だった、何故ならば、
司会というのは言うなりゃトス上げるセッターに過ぎない、 回答者こそがアタッカーであり、司会者の使命は、如何にそのアタッカーに良いトスを上げて持ち味を十分引き出すか、でしかなく、そんなサブポジションに笑点きってのエースアタッカーたる歌丸さんを据えるなんぞはまーさーに愚の骨頂、
そゆわけで、歌丸さんが司会始めた時、私に知る限り、(『笑点』のプロデューサーやその出演メンバー含め)誰一人としてこの突っ込み入れなかった時点で、
みんな、わかっちゃいねえな、
だったんですけどね(笑)、
そう、『笑点』の旬は、実は、
歌丸さんが積み上げられた座布団の上で平社員ならぬ平回答者やってた頃、
だったんですね、
前にここで、以前は『笑点』よく見てたけど、途中であんまり見なくなった、って書いた事あったけど、勿論忙しさが倍加したのがその最大の理由だけど、それ以外にこの歌丸さんの配置ミス、NGコンバートが多分にあったのはやっぱり否定出来ない、
ま、今はでんでん見てないのでどの程度面白いのか知らないけど、スターティングオーダーだった歌丸さんが体力的な問題で降板するまでやり続けてた、という事それ自体が、その洒脱を超える手練れ不在の何よりの証だろう、本当に面白いし、上手い、
というわけでその頃見てらした方は儲けものでござんした、それ以降に噂につられて見始めた方、こちらは残念賞、ま、何ですか、昨今はDVDなんていう便利な文明の利器がありますよってに、そっちで見られるならやっぱり歌丸さんが平回答者やってた頃をお勧めしときやしょう、
私的な歌丸さんの魅力としてはもうひとつあるんだけど、いい加減長くなってしまったのでそちらは後日に譲るとして、頭のキレは全然落ちてないし、本人もしゃべりやりたくてたまらないだろうけど、まずは体力、なのはどの芸でも同じ、話芸云々以前にとりあえずしっかり栄養取って、養生してほしいもんでございますね、
その斜め上行く回答にひとしきり笑った後、その巧さに思わずうなってしまう、
そういう噺家は私的には歌丸さんだけだもんな、
さ、ついつい話に熱が入ってしまいましたが、このあたりで、本日のお話、お開きにしとうございますが、ナゼか語りが自ず、高座口調になってしまったのは、ネタの性質上、ま、仕方あるまい、もとい、仕方ありますまいね(笑)、チャンチャン(笑)、
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