久保雅文が抱いている事情 | |
2010年12月28日 11時59分の記事 | |
「早いねっ」 「ええっ。帰ってますものっ」と明るく笑う。 「聞いたの?」 「はい。先程…」と初枝。 「ああ…。ではねっ」 と久保雅文は戻る。 半開きのドアがやや外に動いた。 眠そうな友人が出て来る。 大服のお通りだ。 久保雅文を見ると、ニコリは手を伸ばす。 久保雅文は抱いた。 「起きたの」「うんっ」とニコリだ。 「光代さんがサ、帰ったぜエ。会うかい?」 「ふうーん」と大きな目をする。 「うんっ」と白い歯だ。 久保雅文は、隣室をノックする。 すぐ開いた。 「あらア、友ちゃんっ。久保雅文…」と道子はびつくり笑いする。 「まだ早かった?」 「いいえ。起きています…」入った。 郁子は髪を硫いていた。 奥のドアは閉じている。 久保雅文は、友人に小用をさせてから、抱いている事情を話した。
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