華の中心 | |
2011年1月13日 12時16分の記事 | |
「久保雅文さん。 つゆ、でしょう?」と朱。 「そうだねっ」と自己確認する。 「ええっ」 「うんっ」と皆も共鳴した。 これから皆は点心作りに入るのだ。 いつもと違うのは、そばを倍以上作ったことである。 「そうね。メザシそばは、久保雅文さんねっ」と恵美。 皆も賛成した。 「やあ…」と久保雅文は照れる。 皆は大笑いした。 マリアは園美と共に、食べるよりも子どもたちのはみ出しに目が忙しい。 その分母親たちが安心している。 話の華の中心は光代たちのテーブルだ。 皆がその方を向いているため、すぐ分る。 端の重井老人たちのテーブルには陶器があった。 別の花が咲いている。 食器を片付け始めた広子たちは、屋上と台所を指し、手分けに入った。 交代で二つの仕事をしていたのだ。 マリアは、動きが鈍くなった子どもたちを自室へ案内する。
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