くる天 |
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プロフィール |
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ゑずこママ さん |
銀座若ママ ゑずこ社長BLOG |
地域:東京都 |
性別:女性 |
ジャンル:仕事 会社運営 |
ブログの説明: ブログの物語達は、現在経営7年になる、ある銀座のオーナー若ママの奮闘記である。掲載は、連載(火金)で「銀座の猫の物語」と、爆笑短編読み切り物語とする。 |
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銀座若ママ 新年初営業の日の話 |
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2011年1月6日 20時9分の記事
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今年のゑずこママの店の御用初めは、1月4日である。
なので昨日から営業が始まった。
ゑずこママ「いらっしゃいませ!」
ヨ猫と、六猫、鈴猫、猫山、高猫、そして青木昆布が来店した。
この猫達も4日が御用初めだったようだ。
青木昆布「高猫、ほらママに出して」
高猫「はい。ママ、これ差し入れです」
と、でかい袋に入ったお菓子を出した。
ゑずこママ「ありがとう!」
きっとこのお菓子は、猫達が御用初めの乾杯で、会社の会議室に並んだものである。
どんなものであれ、こういう心配りが嬉しいものである。
猫山「ママ、はい日本酒のお土産です」
ゑずこママ「わあ、猫ノ蔵だ!ありがとう!」
ヨ猫「ちょっと買い物に行ってくるよ」
と、外に消えた。
青木昆布「キャッ、歌うぞ!」
と、サルも木から降りて大はしゃぎである。
鈴猫「今日はママだけ?女の子は?」
ゑずこママ「女の子達は明日から出るよ。御用初めは私だけの時が多いよ」
猫達「そうですか…」
と、皆、背中を丸めがっかりする。
しばらくして、ヨ猫が寿司を買って戻ってきた。
ヨ猫「みんなで食べませう」
ゑずこママ「わあ、えらいな!」
と、みんなで寿司を食べながらワインと日本酒を飲み、騒いだ。
時刻は9時刻半となった。
昆布「疲れたから、帰りたい。。帰ってもいい?」
と、少し木に登り、
ゑずこママ「はあ?ダメだ。居なさい」
昆布「…お願い。。今日だけ帰して…」
ゑずこママは無視である。
すると、昆布はゑずこママの目を盗んだつもりで、バレバレながらそ〜っと木に登り、消えた。
それからしばらく時間が経ち、他に猫が来る気配がない。
ゑずこママ「じゃあ、今日はこの辺で店を終わりにして、みんなで中華屋に行きませう!」
と、店をしめて昆布を抜かした猫達と中華屋へ向かった。
中華屋到着。
ここで頼むものはいつも決まっている。
まず、紹興酒の熱燗ボトルである。
つまみは春巻2人前と餃子2人前、そしてクラゲを2人前である。
ここで、滑らない話をしながら飲み食いをする。
1時間くらいして、 猫山「終電なんで帰ります」
と、ヨ猫とゑずこママを除く猫達が先に帰った。
それから10分くらいして、ヨ猫も終電だと、ゑずこママとヨ猫も帰る事になる。
ゑずこママは12時刻半頃、山本ん家に到着。
山本とはゑずこママの犬である。
それから1時間くらいゑずこママはテレビを見ながらボ〜と過ごす。
時刻は2時刻近くとなり、さて寝るかと、してた時、電話が鳴った。
差出人は青木昆布である。
ゑずこママ「はい、しもしも?なんだおまえ」
昆布「今まれ、しるんばしで飲んでた」
ラリってよくわからないが、おそらく新橋で飲んでたと言ってる。
ゑずこママ「あほかおまえ、で、なんだよ」
昆布「今まれ飲るんでたため帰られまれん。よろしければお店に泊るめてくらさい」
またよくわからんが、帰れんもんで店に泊めてくれ、と言っている。
ゑずこママ「んなこと言ったって、私もう山本ん家だもん。あんた、いつもの松犬タクシー呼んで帰るか、空き缶ひろいながら帰るしかないね…」
昆布「…そうれすか、らかりました…」
と、昆布はラリラリ言って電話を切った。
ゑずこママ、ハッとして、昆布に電話を折り返して、 「あ、しもしも?今日、飲み代みんなから取り忘れた、あんた、明日徴収しとけ」
昆布「……らい」 と、了解して電話を切った。
昆布よ、いい時の電話であった。
珍しく間がいい。
今年も、立て替え取締役と徴収奉行は青木昆布ぜよ。 ※一応フィクションとします。づゑ 著
最終編集日時:2011年2月2日 20時36分 |
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