くる天 |
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プロフィール |
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ゑずこママ さん |
銀座若ママ ゑずこ社長BLOG |
地域:東京都 |
性別:女性 |
ジャンル:仕事 会社運営 |
ブログの説明: ブログの物語達は、現在経営7年になる、ある銀座のオーナー若ママの奮闘記である。掲載は、連載(火金)で「銀座の猫の物語」と、爆笑短編読み切り物語とする。 |
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銀座若ママ ありんすの話 |
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2011年1月19日 2時39分の記事
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ある日ゑずこママは猫を表で見送りをしていた。
ゑずこママ「今日はありがとうでありんす」
見送られ猫「またくるでありんす」
で、猫は帰った。
その時、後ろからある猫が 「おい、そこのありんす、お前のとこはいくらで飲めるでありんすか?」
ゑずこママ「ボトルいれて2両半でありんすよ」
ある猫「もうちとまけてくれよ。2両でどうでありんすか?」
ゑずこママ「いいでありんすよ。初めてなんで前金でありんす」
で、その猫は表でゑずこママに2両渡した。
ゑずこママ「ありがとうでありんす、行こうでありんす」
と、猫を自分の店に案内した。
ゑずこママ「こちらでありんすよ」
と扉をあけた。
店の奥から、
子分達が「いらっしゃいませ」
と、立ち上がり、客を迎えた。
その時、その客が一発目に目にしたのが、カマヤツ。
このカマヤツは、歳は49の黒淵の眼鏡をかけた女。
猫はすごい衝撃を受けたのか凍りついた。
カマヤツ「大丈夫でありんすか?お荷物お預かりするでありんすね」
凍りついた猫をなんとか席に着かせた。
二発目に、今度はカミコという子分がオシボリを持ってきた。
このカミコという女、若くはあるが、デブで顔も決して猫美人ではない。
カミコ「いらっしゃいませ」
と。
猫は大きく息をはいて下を向いてしまった。
この猫のもてなしは、カマヤツとカミコにやらせた。
小判を手にしたゑずこママはその猫のこと知らんぷりで、別の猫をもてなした。
その猫の席からはカマヤツとカミコの声しか聞こえない。
その猫、もちろん笑顔はない。
20分くらいしてから、
その猫「帰るでありんす」
ゑずこママ「そうでありんすか、随分早いでありんすね」
カマヤツとカミコは荷物を出してその猫に持たせた。
ゑずこママ「カマヤツとカミコ、お見送りするでありんすよ」
二人「はい」
猫「いいでありんす!」
と、サッと帰った。
カマヤツとカミコのお陰で20分で2両。
有り難い。
これぞ棚から牡丹餅でありんすぜよ
※一応フィクションとします。づゑ 著
最終編集日時:2011年2月2日 20時33分 |
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