くる天 |
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佐藤浩士 さん |
はるだいぱぱ@愚者の旅.com |
地域:兵庫県 |
性別:男性 |
ジャンル:暮らし ライフスタイル |
ブログの説明: マルセイユタロットの世界観の探求などを中心に日々の出来事や思ったことを綴った日記です. |
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今週のメッセージ 8/26〜9/1 |
[ |ー今週のメッセージ] |
2013年8月26日 1時58分の記事
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さて、今週のメッセージです。
今回は、和尚禅タロットとマルセイユタロットを併用しました.
*マルセイユタロットは、実際のリーディングではカモワンタロットを使用しています.
いつも言うことですが、以下の説明はあくまでも参考にするにとどめておいてください. 私の主観的な解釈なので、実際にはこれをご覧になった時の印象やイメージなど、カードから直接受け取られ事柄の方が優先されます.
また、メッセージについての私の考えも参照していただけるとありがたく思います.
まず、今週のメインテーマです.
【10Change 変化】
そして、それの補足的なカードとしてひいたのが【雲10再誕生】 *和尚禅タロットの”雲”のスート(組)は、他の一般的なタロットの”剣(風)”を表します.
この2枚から、まず一番最初に気づくのは”10”という数字が強調されていることです.
10というのは、一つの完成や到達を表し、それは、1〜9までの象徴的な体験が具体的な場の中に持ち込まれることを意味します. それは、10という数字が輪で表現されていることからも分かるように、囲いを作り内と外を隔てることで選択し、一つの集まりとして統合することの意味合いも持ちます. また、○○の輪(例えば友達の輪)のような表現にもあるように、それは○○とそれ以外というような境界を持ち込むと言ってもいいと思います. つまりは、その輪のなかにおいては、観念的ではなく現実的な、抽象的ではなく具体的なーつまり実際的な活動ということでは衣食住にかかわる生活を意味するー事柄が達成もしくは完成されることとなります。
そのことを踏まえた上で考えると、「10変化」が意味するところは、一つには実生活に係わるような変化を体験するとか、そのプロセスの中にあることを示唆しているように感じられます. つまりは、大きな変化、人によっては人生の岐路に関わるような変化です.
また、もう一つには、この変化は周期性のあるものだということ。 周期性のある変化というのは、朝昼晩とか春夏秋冬、生老病死といった自然のサイクルをあらわし、それは、人間の意図や意志を越えたところのものであることーつまりは、人間にコントロール出来ない”運命”ーを指しています.
そして、次に補助カードとして「雲10再誕生」がひかれたわけですが、このように”10”が強調されているということは、上で述べてきたような変化に対して意識的であるということ、少なくとも心のどこかで、こうした変化を感じ受け入れているといった印象を私は受けました. つまりは、突然の出来事でもなければ、降って湧いたような変化でもないということです.
そこで、「10雲再誕生」の解釈なのですが、この絵には3つの生物が描かれていて、その有様が変化・上昇しているしていることをあらわしています.
らくだ・・眠たげで充足しきった様子 ↓ ライオン・・咆哮している様子 ↓ 人間・・楽しげに(フルート)を吹く子供
これらの3態の変化は、自らの環境に対する心の変化を示しているように感じられます.
つまり、環境に満足し隷属しているラクダのような状態から、その環境に異を唱え自己主張をするライオンの咆哮として表現されるような生命力(自己の本質)の発現を経て、今までの環境から自由になることーつまり、子供のような純粋性・無垢を心から楽しんで表現するーという変化を象徴的に表現しているように思われます.
つまりは、「10変化」には、こうした心の変化が伴うことを表していると同時に、自分の生活の場である環境に対するスタンスの変化があるようです. もっといえば、自由、自立、独立といった表現をあててもいいかもしれません.
そして、次にマルセイユタロットで見てみました.
基本となる3枚のカードは
「2斎王」「12吊るし(逆)」「愚者(逆)」です。
「2斎王」から隣の「4皇帝」へと視線をたどっていくと、「16神の家(逆)」でストップするのですが、これは先週のメッセージのメインテーマとの繋がりを示していると思われます. 奇しくも、デッキは異なりますが今週のメインテーマである「10変化」は、先週のメッセージの最終の解決カードである「10運命の輪」でもあり、これらのことから一連の流れを感じることもできますね。
すべてを、事細かに解釈するとなると長くなりますのでポイントだけに絞ることとします.
まず、「2斎王」ですが、先ほども述べたようにその視線の先の終点には先週のメインテーマである「16神の家(逆)」があります。 これは、先週に起こったであろうインパクトのある出来事、例えばそれを崩壊と捉えるならば、高い目標や理想の挫折や断念といったことかもしれませんし、あるいは、自分が依って立つところの精神的・実際的基盤の喪失や崩壊といったダメージを指しているのかもしれません. そうした出来事を「2斎王」は、冷静沈着に静観しています。 インパクトのある出来事にもかかわらず、落ち着いていられるのは、「4皇帝」が表現するような現実的な視点、実際的な行動というものがすでに視野に入っているからだろうと想像されます.
つまり、この「2斎王」が意味しているのは、先ほども述べたように今起こっている変化のプロセスに対してかなり意識的であることと、もう一つにはその変化を受け入れている(斎王は女性の精神性である受容性などをあらわします)ことです。
また、それらのことは「16神の家(逆)」の上にある解決カードから視線を追った先の「8正義」にも現れているようです.
現状を厳しく見据え、理性的な判断をすること 感情(勘定)に流されない バランスを重視する
などの点です.
また、「8正義」は状況(環境)に振り回されない力をもつこと、そして、その力の源泉は具体的な目標のようなフォーカスされた精神性(より洗練された高い理想)から来ていることをも表わしています. 蛇足で付け加えるならば、8という数字は蓄積されてきた知識や経験の転化・転換をあらわし、これは上の「10変化」や「10再誕生」で述べてきたことにも通じるのです.
次に「12吊るし(逆)」「愚者(逆)」へと続くわけですが、これらのカードは、今起きつつある変化のプロセスがそう容易に進展していかないことを示しています.
つまり、何らかの課題が課せられていると見てもいいでしょう.
まず、「12吊るし」と解決カードの「15悪魔」のペアからは、今ある環境に蹂躙されるのではなくて、逆に環境に働きかけ、自らのものとするような自立とか自主性、自由といったテーマが投げかけられているように感じます. これは「10再誕生」で見てきたテーマに重なりますね. つまりこうした態度、行動が「12吊るし」が本来表現する”視点転換”、”別の視点”をもたらすことに繋がります.
また、「15悪魔」は同時に、今ある環境に(ダメだと知りつつも)充足している(絵では悪魔にゆるく縄で繋がれていることとして表現)ことを表していますので、そのことへのはっきりとした自覚が、視点の転換や新しい発想をもたらすことを伝えています.
もう一つ加えるならば、「5法王」と「15悪魔」に共通する”5”という数字は、内から外へ向けて自己主張することを示唆しますので、個性を表現するということが強調されているようです.
しかしながら、これらのことを「12吊るし(逆)」のように苦しみながらやるのではなく「15悪魔」のように楽しんでやること。 それは、ちょうど「10再誕生」の子供のように純粋に心から楽しむことではないかと思います.
次に「愚者(逆)と「18月」のペアですが、本来、愚者は、何ものにも囚われない自由を具現化した存在で、とても強力なエネルギーと推進力を持ち合わせているのですが、このカードがリバースになっている原因としては、今までの流れから考えると、何かしら囚われてしまうことがあることを示唆しているように感じます.
その囚われとは、「10再誕生」や「12吊るし」と「15悪魔」で見てきたように、今までの環境からの自由や独立といったことがテーマになっていることから推測すると、今までの生活環境への執着や未練、あるいは新しい環境への恐れといったことでしょうか.
その解決としての「18月」は、先のハッキリ見えない手探りの状態の中でも、分からないなら分からないなりに自己の主張を続けていくこと. このカードはヴィジョンや夢といった心の内のことを表すカードですので、目に見えない心の試行錯誤(自己対話)を地道に続けていくことが、ヴィジョンを明確にしていくことに繋がります. つまり、ここは焦らずじっくり構えて、体験を深め積み重ねていくことが必要で、ここで生じる心の葛藤が、やがては意外な展開を生み出すことも暗示しています.
上の画像は、「18月」の表す心の葛藤の具体的な内容を表わしています.
一つは「15悪魔」。 これは今まで述べてきたとおり、新しい環境作りのことを示しています. しかも、その環境とは従属する環境ではなくて、自らが積極的に作りコントロールしていく場です. よって、自己主張というのが葛藤の片側だと見立てます.
もう一つは、「14節制」です。 これは、慎重に事を運ぶことの含意もありますので「18月」も併せて考えると、あまり焦って極端なやり方・進め方をしないこと、まさに節度ある態度が望まれることだと一つには解釈できます. また、この絵柄の天使は相異なる二つの壷の水を混ぜ合わせることで”命の水”を造っているとも言われていて、その命の水を持って救済することから”救済の天使”とも呼ばれています.
では、何と何を混ぜ合わせる(統合する)のかというのが次の画像です.
*画像を右に90度回して見てください.
左手の壷に「杖の8」 右手の壷に「杯の3」
杖は火であり、杯は水ですから、まさに火(意欲、ビジョン)と水(感情)という相克なるもの同士を混ぜ合わせることがこの状況の打開に繋がることを意味しています.
まず、「杖の8」は、いろいろな象意があるのですが、展開されたカードの中に「8正義」があるので、そこと同期して見るならば、具体的な目標でありより高い精神性(理想)を表していると思います.
また、「杯の3」は、協調とか協力関係を表すことがありますので、「杖の8」と併せて考えますと、目標を達成するのに一人で先走ることなく自分の気持ちや周囲の感情を考慮しながら慎重にやること。 それと、目標達成について他の人と交流し意見を交わすことが、独りよがりになることを避けることになるともとれますね。
つまりは以上のようなことが救済につながる”命の水”となる。 ということだと思います.
おおよそ以上で概観できたと思いますが、最後に一つだけ. 展開されたマルセイユタロットの上段のカードには、「18月」を除いたすべてに翼に見立てられる絵柄があるように感じます.
翼は上昇気流に乗るためのもの
つまりは、今置かれている状況には追い風が吹いているというのを読み取ってみてもいいのかもしれません.
それは、「10変化」が示すものでもあるのですから。
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