デジタル化は10年20年と先を見て進めるべき | |
2024年9月9日 19時57分の記事 | |
もう40年も前になるが、世界がグローバル化を進めるにあたって、通信の世界でもアナログ信号からデジタル信号への移行が行われた。しかしアナログ業務からデジタル業務へは、簡単にできるものではない、例えば今は当たり前のメールでの業務だが、当初は隣の人にまでメールを送るのかよと、文句を言う人が多かった。 やはりデジタル化になるとコンピュータ処理が多くなるので、業務が早くなるがマシンを設置したからすぐデジタル化になるかと言うと、人間の脳が追い付いていけないのである。特に高齢になればなるほど理解するのに時間がかかるのが現実であった。 政府は、デジタル庁なる部署を作ってはいるが主な仕事は、1.ITシステムの統一、2.マイナンバーカードの普及を促進する、3.行政手続きのオンライン化を可能にする、とある。 まず、ITシステムの統一となっているが、デジタル庁の職員がどんなに考えても出来ないだろう、そもそも現存するシステムは製造メーカや仕様が違うだろうから、簡単にインターフェースを合わせることなど出来ないだろうし、インターフェースを合わせただけでは処理が遅いから改修が必要になるが、全国規模だから運用システムに触ることはできないので、少なくとも試験用のシステムは必要になるから、膨大な業務量になるだろう。 そして次にマイナンバーカードの普及だが、結局1.の現存システムの統一と変わりがないので、急がなくても困る人がいないのである。それより任意カードゆえ、移行にかかる業務量が膨大になり敬遠するだけだろう。 それから、最後の行政手続きのオンライン化であるが、最低条件としてパソコンなどの端末機器と通信回線を用意しなければ何もできない。インターネットをやっている人には、大した問題ではないが、高齢者はパソコンに精通している人はほんの僅かだろうし、わざわざ金をかけてパソコンの勉強もしなければならないから、誰もオンライン化が便利と思う人はいないだろう、ずっと紙で良いと思っているに違いない。 だからデジタル化は、10年単位で先を見ながら進める必要があるから、通信分野と同様に社会のデジタル化も長い目で見るべきだろう。急な思い付きほど誰もついて来ないのは当然のことだ。 さて日に日に総裁選の日が近づいてくるが、誰が総裁になれば内閣支持率が上がるのだろうか、もし上がるとすればどこまで上がるのか、もし支持率が相変わらず低迷するならば、次の首相も引きずり降ろされてしまうのか、候補者を多数乱立させた原因は何なのか、いろいろと裏を探りたくなるが、誰一人日本の未来をどんな風に描こうとしているのか語る候補者がいないのも、お先真っ暗と感じるのは私だけかな。そもそも人気で総裁選を突破したところで、首相になっても実力が無ければ外交や国会答弁など太刀打ちが出来ない、それには国のビジョンを掲げることだと思うが、高度成長時代に国民所得倍増計画が行われたが、真似をしても成功はしない、全く時代背景が違うし技術的な発展が必要な時だったから成長できた。今は飽食すぎる時代だから、国民の意識は千差万別だ、内閣支持率を上げたければ国民の意識を向けさせなければならないが、そんなスーパー首相が誕生することを期待したいが。 さて明日は、富士山の閉山日であるように夏も終わり秋になると思いたいが、気象的にも不可能だろう。秋と言えばサンマの時期だが、先日北海道でサンマの豊漁があったが、確かに北海道には親潮が届いているからサンマの漁獲は多いかもしれない。しかし北海道の南東から南へは親潮の流れが消えている。その代わりに南から黒潮が北海道の南東まで流れ込んでいるため、サンマが日本の近海を南下することは出来ないだろう。サンマだって暖かい海では生きていられないから、気温が下がってきても海水は暖かいので、今秋の漁獲が増えるか心配になる。 今日は、秋雨前線の南下と沖縄に接近する低気圧の影響で、太平洋側では徐々に雨降りの天気となってくる。ただ南からの湿った暖気が流れ込むので、蒸し暑いことに変わりない。 今年の猛暑の中で感じることは、自由人となって通勤が無いことから、毎日の階段の上り下りが無くなったことで、筋力の低下を実感することである。それで週末の土日は、近くで山歩きをしているため、月曜日は脚の調子がベストになるが、一週間を通すと脚の筋力が低下していることは否めない。筋力を高めるには、たんぱく質の摂取とともにカルシウム、ビタミンDで骨を丈夫にすることも必要である、そのうえで筋肉と骨に負荷をかけることが筋力アップにつながる。健康で長生きを目指すなら、日々の簡単な筋力トレーニングは必要だろう。 ところで新米の在庫補充は、上手くいっているのだろうか。埼玉でも各地で、稲を栽培しているが、山歩きの合間に稲の出来を見ると上々であることが分かる。だからと言って早く刈り取れば若すぎて美味しい米にはならない、コメ不足だからと言って収穫の前倒しは価格高騰を招くだけだ。恐らく我が地域では、稲刈りの前倒しなど農家にとって何も良いことがないからやらないだろう。そもそもコメ不足は在庫不足、つまり減反政策のやりすぎだ、価格下落を危惧しての対応だろうが、在庫不足つまり欠品を招くことこそ失格である。日本人がコメを食べなくなったと言うが、個人的には朝食はどんぶり二杯食べないと落ち着かない。将来的に稲作農業従事者は、高齢化により廃業になる人が急増するはずだ、ただでさえ将来的にコメ不足となる危険があるのに危機的感覚が全くないのは、政府職員もただのサラリーマンなのだろう。 さて今月は、我が家では栗の出荷の時期であるが、前年度が終わった時点で栗の生産に関しては税務署に廃業届を出している、つまり農業を廃業したのである。理由は簡単だ、収穫した栗が重くて運べないからだ、変形性膝関節症を発症したのが栗拾いである、いつまでもできる仕事ではないのだ。それから最近は、9月になっても暑いので大変ではあるが、暑すぎて蚊の襲撃が無いことは良いことである、しかし栗拾いは機械化は出来ない、いずれ栗農家は消滅するだろう。ところで1割だけ栗の木を残しているが、その片付けだけでも猛暑の中の作業は地獄である。 天気予報では、今日から明日は雨となっているが、恐らく埼玉は雨が降らないから涼しくはならないだろう。海面水温は、30度近い高温のままなので、上空3000mは10度くらいになっているため、各地でゲリラ豪雨は起きるが数分で移動してしまうので、恵みの雨にはならない。今月は、こんな状態が続くと思うと憂鬱しかない。 ところで、あらためて冷静に与党の総裁選候補者の言い分を聞いていると、減税をすると言った言葉は一つも聞こえない、裏金事件などまだまだ掘り起こして整えなければならないことはたくさんあるが、国民にとって第一優先は物価高対策だが、誰一人言わないのは何故だ。ならば政権交代をして野党に減税をやってもらったほうが、裏金を作るような金を余らすことも無いので、支持率は間違いなく上がるだろう。早く解散総選挙をやってもらうことを国民は期待するだろう。 | |
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