韓国の朴前大統領に懲役25年、一審より重い控訴審判決

2018年8月27日 11時50分の記事

【PR】電話相談システム開発ならイーステム 　韓国・ソウル高等法院（高裁）は24日、職権乱用や収賄などの罪に問われた朴槿恵（パク・クネ、Park Geun-Hye）前大統領（66）の控訴審で、一審より重い懲役25年、罰金200億ウォン（約20億円）の実刑判決を下した。一審は懲役24年、罰金180億ウォン（約18億円）だった。 　朴被告は親友の崔順実（チェ・スンシル、Choi Soon-Sil）被告と共に、便宜供与と引き換えに大企業から賄賂を受け取ったとされている。4月の一審判決では、財閥から多額の賄賂を受け取ったり要求したりしたほか、国の機密文書を漏えいし、朴政権に批判的な芸術家らのブラックリストを作り、職権乱用に反抗する政府職員を罷免したなどとして有罪判決を受けていた。 　高等法院の判決は、朴被告が崔被告と共謀して「金銭や事業面での便宜を要求」し、崔被告の知人を雇用するよう複数の企業に強要したと認定。「複数の民間企業役員に圧力をかけて辞任させるなど、国民から付与された大統領の権限を乱用し、企業活動の自由を深刻に侵害した」と判断し、一審より重い判決を下した。 　朴被告は、司法手続きが政治的動機に基づいていると批判して出廷拒否を続けており、この日の判決公判も欠席した。

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