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2017年10月12日 20時44分
共同体なき社会の自己存在確認1
 
まずは、語るべき世界のそのトリガー(起点)となる事件の紹介から。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%83%81%E4%B8%AD%E5%82%B7%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

事件それ自体を起点として、社会を語る。

という視座に、幾ばくかの過ちがあるだろうと思っている。

如何なる事件も、その下地には、無限に生成され続ける社会事象が存在する。

例えば、独身者が地方へ転勤し、知人友人なき、見知らぬ土地のアパートで、帰宅後、一人さみしく酒を飲む。

社会の中で生成される人間模様は、無限に存在するが、その大部分は、事件にはならない。

語られることも理解されることもなく、ただただ、そこに存在し、繰り返される。

数年前に、夫に先立たれ、一人暮らしとなり、リビングで一人さみしく、毎日、テレビを見ている年老いた女性もまた同様だ。

仮に彼女に、認知症の初期症状があろうと。


『見えない孤独』

この社会は、見えない孤独を生み続けている。
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2017年10月9日 22時9分
大衆を大衆たらしめている精神構造の歴史的形成について
 
口を開けば、デフォルメを通り越し、角の生えた怪獣のように、悪しきものとして偶像化された、忌避存在【気に入らねえアイツ】についての嫌悪【内輪でのみ共有される情報】を語り出すものたち。

その反面彼らは、アイドルやタレント、有名スポーツ選手、ポップミュージックの歌手など、同時代的ポップアイコンを、賞賛すべき輝かしい偶像として、崇拝する。

大衆精神の基本構造は、

この、言葉として発信される言語情報化された多元的世界認識の共鳴によってこそ為され、

その、仲間足る「内側の存在」と仲間足り得ない排除すべき「忌避存在」の共通認識の一致にこそ、見て取れる。

それは、音声(鳴き声)によってコミュニケーションを図る哺乳類の群れ全般に見られる「共通コミュニケーション(生存連携)音声パターン(波形)」である。

好ましい外部存在(愛でるもの、信仰するもの、信頼足るもの)、の共通認識、

そして、破壊、忌避すべき外部存在(憎悪すべきもの、邪悪なるもの)の共通認識。

何に好ましい感情を抱き、何を憎悪するか、それは、個人の脳内で形成される「世界地図であり、現実世界の真実の姿がどうあれど、各々が認識している「各々の精神構造【精神世界】」である。

集団(群れ)によって生活する哺乳動物の多くが、そのような世界構造の一致によって、群れ、その非一致によって離れ、攻撃し、別なる集団(グループ)を形成する。

その形相は、地球環境を顕微鏡で覗き込むような巨視的視点で見た場合、粘菌(変形菌)の動き、変化と同質なる変形運動に見えるはずである。

生物全般に、生息域とその生息域に分布する固有種が存在するように、人間もまた、その環境生成の法則の中に含まれている。

その法則は、地球環境の各々の特徴(寒暖的特徴=四季、土壌、水源、その場所が生成する動植物類)によって、その環境に適した種だけが生き残り、人間もまた同様に、個々のDNA的特徴に沿うように、アメーバ的に分布変化していく。
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2017年10月2日 23時28分
電通過労自殺について私見
 
風化させられる前に、書いておこうと思う。

電通の過労自殺事件。

今でこそ、ブラック企業の代名詞のような存在となってしまったが、私が、美術大学在学中、デザイン科の学生たちにとって、電通とは、広告最大手の超有名企業であり、就職活動における最大の対価(地位と収入)を得られる一つの目標のようなものであった。

言わば、文系学部の女子学生が、テレビ局の就職試験に合格するようなものだろう。

報道される限り、過労自殺した女性社員の勤務実態は、確かに酷いものだった。連続53時間勤務を疑わせる入退館記録や、睡眠時間2時間など。

ただし、一つ重要な「観点」を見落としている。

過労自殺した、「可哀そうな」若き女性社員という「色付けされたストーリー」からは、決して見えてこない真実。

このようなプロットの事件が起きた場合、必ず、「とりあえず被害者同調、加害者(この場合は企業)批判を繰り返すマスメディア」が、決して報道できない物事の別の側面。

ネット上で散見される、過労自殺した女性社員に対する否定的な意見の一つとして、こういうものがある。

「自殺するくらいなら、会社を辞めればいいじゃないか。」

この事件について、彼女の実像を知らないまま、彼女の苦しみを想像すると、まるで、学校で連日、いじめにあっているにもかかわらず、学校に通い続ける女子生徒のような健気さと純真さを想像してしまうが、実態は違うようだ。

以下のリンクに、自殺した女性社員本人のツイートとされる画像を掲載した。100%本人のものと断定できるわけではないが、どうにも、本人自身の姿と思しきプロフィール画像、過労を告白する内容など、ネット上では本人によるものとされている。現在は、非公開。

http://livedoor.4.blogimg.jp/news4wide/imgs/6/d/6de67a5d.jpg

http://livedoor.4.blogimg.jp/news4wide/imgs/e/0/e0387aa0.jpg
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2016年3月9日 7時31分
os
 
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