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共同体なき社会の自己存在確認1
2017年10月12日 20時44分の記事
 
まずは、語るべき世界のそのトリガー(起点)となる事件の紹介から。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%83%81%E4%B8%AD%E5%82%B7%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

事件それ自体を起点として、社会を語る。

という視座に、幾ばくかの過ちがあるだろうと思っている。

如何なる事件も、その下地には、無限に生成され続ける社会事象が存在する。

例えば、独身者が地方へ転勤し、知人友人なき、見知らぬ土地のアパートで、帰宅後、一人さみしく酒を飲む。

社会の中で生成される人間模様は、無限に存在するが、その大部分は、事件にはならない。

語られることも理解されることもなく、ただただ、そこに存在し、繰り返される。

数年前に、夫に先立たれ、一人暮らしとなり、リビングで一人さみしく、毎日、テレビを見ている年老いた女性もまた同様だ。

仮に彼女に、認知症の初期症状があろうと。


『見えない孤独』

この社会は、見えない孤独を生み続けている。
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