|
くる天 |
|
|
プロフィール |
|
〜司〜 さん |
ちまちま絵日記 |
地域:愛知県 |
性別:女性 |
ジャンル:お絵描き 4コマ漫画 |
ブログの説明: マイピク募集中です。
http://www.pixiv.net/memb er.php?id=1844731
薄桜鬼フレンド募集中です、お気軽に絡んでもらえると嬉しいです |
|
アクセス数 |
総アクセス数: |
17305 |
今日のアクセス: |
5 |
昨日のアクセス: |
1 |
|
RSS |
|
|
|
|
平助×千鶴←沖田 |
[小説] |
2010年4月22日 20時29分の記事
|
|
|
下校時間。
教室には千鶴が1人掃除を行っていた。
「あとはゴミ出しをしたらおしまい…と」
ふうと一息つくと窓の外に視線を送る
「いい夕焼けだな…」
外には下校する生徒達の姿が、中には手を繋いでラブラブ状態で帰るカップルも
がらがら
教室の扉が開く音がする
「あれ、千鶴ちゃん、まだ帰ってなかったんだ?」
「沖田先輩!」
音の主は沖田総司、千鶴より一つ学年が上の先輩だ
「あの、私今日は掃除当番なんです、けど後はゴミ出しをして終わりますから…」
「ふうん、そうなんだ、そういえば今日は平助はいないの?」
沖田は教室を見回せばふとそんな言葉を口にする
千鶴の傍にはいつも幼馴染の姿が居るので疑問に思ったのかもしれない
千鶴は少し苦笑いを浮かべる
「平助君、今日は風邪でお休みなんです、だから後でお見舞いに行こうと思ってるんです」
「そうなんだ、えらいね、それじゃあ僕が君のカバンを見ててあげるから早く行ってきなよ」
「ありがとうございます!」
沖田はなにやらおもしろいことを思い浮かんだような顔でにやりと笑う
千鶴はそんな沖田の心に気付くことなくばたばたとゴミ袋を手に教室を後にする
沖田は千鶴が教室からいなくなったことを確認するとごそごそと他人のカバンにも関わらず千鶴のカバンの中に手を入れある物を探す
「みーつけた」
にっこり笑み浮かべると沖田の手には千鶴の携帯が
「正直いつも一緒にいる君達に僕がヤキモチ焼かないわけがないよね、今日はちょっとしたそのお礼でもしようかな」
かたかたと器用に携帯のメールを打ち始める
同時刻、平助は風邪のせいで部屋のベッドで寝込んでいるのであった
「げほげほ、あーあー、今日は学校帰りに千鶴とゲーセン行く約束だったのになー千鶴の奴きっとがっかりしてるだろうな」
ぶつぶつとマスクをつけながらそんなことを1人呟く平助
はらり〜はらり〜♪
不意に携帯の着信メロディーが流れる
「ん、メールか?」
平助は近くにおいてある携帯を手にメールのチェックをする
「お、千鶴からか、そういえばもう学校は終わってる時間か、そうだよな、今日は俺がいなくてきっと千鶴のやつ寂しかったよな」
To: heisukechidulove@co.jp
From: chiduru@co.jp
Subject平助君風邪大丈夫?(T-T)
平助君ちゃんとお家で寝てる?
「はは、相変わらず千鶴のやつ心配性だよな〜返事打つか…ん?」
じつは私!妊娠しちゃったの!子供を!その…土方先生に無理やり襲われて…
「なんだってええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
ごとん
思わずベッドから起き上がり携帯を床に落とす
ぱくぱくと口を開け呆然とする
さらさら〜〜と砂のように自身が消えていくのを感じる
けど黒魔術という儀式を行えば妊娠がなかったことになるの それは自分にとって大切な人に丘の河原で半裸で女子生徒のスカートを巻くしあげると成功するってお千ちゃんから聞いて…
「はっ!!こんなことしている場合じゃない!千鶴のピンチだ!俺がなんとかするしかないだろ!」
平助は慌てて家から出る。
「千鶴ちゃんおかえり」
ゴミを捨て終えた千鶴が教室に戻る
「そういえばさっき僕の携帯に平助君からメールきてたよ、なんでも平助君今風邪がひどくなっているから千鶴ちゃんにうつすといけないから もし見舞いにくる気ならやめておいてくれってさ、幼馴染思いだよね、彼」
クスクスと笑いながら言う沖田
後日
河原で半裸の男が女子生徒のスカートを巻くし上げるという変態的事件が起こったとか起こらなかったとか…
|
|
|
|
|