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自転車通学
[思い出]
2006年8月10日 21時35分の記事



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今から?十年も前の話になるが、高校の時自転車通学をしていた。
当時は、異常なくらい朝起きれなくて、母親に叩き起こされ朝食もロクにとらずに遅刻ギリギリの時間に大急ぎで家を出た。大体遅い顔ぶれは決まっていて、アイツとここで会ったから今日はヤバイとか予測できたものだ。

高校の手前に国道1号線が走っていて、ここの交差点をいかにスムーズに通過するかが最大のポイントだった。一度赤信号になると、2分30秒は変わらない。何しろ1分1秒を争っているので、ここでタイムロスするといくら一生懸命走っても完全にアウト(遅刻)だった。

交差点には何日かおきに、キツイ顔をした婦人警官が立っていて、赤になっても無謀に渡ろうとする不届きな輩を、笛を吹いて厳しく阻止していた。婦警がいてなおかつ赤信号にかかりそうなタイミングのときは、手前で即座に迂回して信号のない交差点を無理矢理横断する必要があった。今思うと良く事故に遭わなかったものだと思う。

セミドロップハンドルのスポーツ車(もどき?)だったが、一応5段変速で、結構なスピードで走っていたように思う。しかし、必至に自転車を漕ぐ自分を、普通のミニサイクルに乗って平然と追い抜いていく女子がいた。クラスメイトのT子である。

T子はスポーツ万能で勉強も良くできた。自転車で抜かれるだけならまだしも、体育の時間のマラソンでも後ろから猛スピードで追い抜かれるのが常だった。さすがにこれは屈辱的だったので今になっても忘れない。まあこっちは歩くのと変わらない速さだったから仕方ないけど...。
大学を卒業してしばらくの同窓会で、スチュワーデスになったって聞いたけど、どうしたカナー。もうとっくにオバサンだろうけど。



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坂嫌い、風嫌い、ロングは苦手なわがまま半世紀少年ローディーの奮闘記。
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