| 誤字・脱字・錯誤 修正情報 | |
| [誤字・脱字・錯誤 修正情報] | |
| 2009年2月26日 12時58分の記事 | |
我々の祖父母は「天皇陛下は神様である」と本当に信じていたのか？ というエントリーで以下の部分に編集上の錯誤がありました。 修正させていただきます。
************************************************************ 当サイトからの引用、転載の考え方 ・有料情報サイトですが、引用は可能です。 ・ただし、全体の文章の３分の１内程度を目安として、引用先として「ニュースソース・NewsSource（有料版）」と必ず明記してください。 ・ダウンロードしたＰＤＦファイル、写真等は、透かしが入っている場合があります。これは情報管理上のことです。現物ママの転載を不可とします。ただし、そこから情報を引用しての表記は可とします。その場合も、全体の３分の１内程度を目安として、「ニュースソース・NewsSource（有料版）」と引用先を必ず明記してください。 ・商業利用の場合は必ず、連絡下さい。 メールは、info＊officematsunaga.com （*を@にかえてください） ************************************************************ 小見出しでいうと、 久野修・鶴見俊輔の主張 宮沢俊義の主張 立花隆の主張 梅原猛の主張 の本文部分。 久野修・鶴見俊輔の主張 天皇は教皇のごとく、神の権威のこの世における代行者にとどまるのではなく、まさしく神の子であり、現人神とせられた。天皇は、皇帝＝教皇であるだけでなく、実に民族信仰における神の子イエスの役割をも演じなければならなかった。（中略）一君万民のシステムは、封建的身分制度からの解放を願う国民をうけ入れ、国民の統一と独立と平等を天皇を媒介として、上から保証し、平等となった国民の自由な立身、出世、栄達の道を確保したのである。（久野修・鶴見俊輔『現代日本の思想――その五つの渦』岩波新書、1956年） の赤字部分を修正 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 天皇は教皇のごとく、神の権威のこの世における代行者にとどまるのではなく、まさしく神の子であり、現人神とせられた。天皇は、皇帝＝教皇であるだけでなく、実に民族信仰における神の子イエスの役割をも演じなければならなかった。（中略）一君万民のシステムは、封建的身分制度からの解放を願う国民をうけ入れ、国民の統一と独立と平等を天皇を媒介として、上から保証し、平等となった国民の自由な立身、出世、栄達の道を確保したのである。（久野修・鶴見俊輔『現代日本の思想――その五つの渦』岩波新書、1956年） 宮沢俊義の主張 明治憲法では、天皇主権ないし神勅主権がその根本建前であり、それゆえに、信教の自由に対しても根本的な限界が存在し、それは天皇の祖先が神々であり、その代表者が天照大神であり、天皇自身も神の子孫として――「現人神」として――神格を有することの信仰を否認しないことであった。（宮沢俊義『憲法?――基本的人権』有斐閣、1971年。同『全訂日本国憲法』日本評論社、1978年） の赤字部分を修正 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 明治憲法では、天皇主権ないし神勅主権がその根本建前であり、それゆえに、信教の自由に対しても根本的な限界が存在し、それは天皇の祖先が神々であり、その代表者が天照大神であり、天皇自身も神の子孫として――「現人神」として――神格を有することの信仰を否認しないことであった。（宮沢俊義『憲法?――基本的人権』有斐閣、1971年。同『全訂日本国憲法』日本評論社、1978年） 立花隆の主張 明治時代後半から昭和時代前期までの日本は、「異様な国家」であった。金正日はほとんど神格化されているとはいえ、まだ「将軍さま」「首領さま」であって、神様ではない。誰も彼を神様とは呼ばないし、礼拝もしない。しかしかつての日本では、天皇は現人神とされ、神として礼拝されていたのである。国民は、子どものときから、天皇は神の末裔（まつえい）であると教え込まれ、ことあるごとに儀礼的礼拝が強制されたから、ほとんどの国民はそう信じ込んでいた。〔立花隆「私の東大論」（『文藝春秋』平成11年6月号所収〕 の赤字部分を修正 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 明治時代後半から昭和時代前期までの日本は、「異様な国家」であった。金正日はほとんど神格化されているとはいえ、まだ「将軍さま」「首領さま」であって、神様ではない。誰も彼を神様とは呼ばないし、礼拝もしない。しかしかつての日本では、天皇は現人神とされ、神として礼拝されていたのである。国民は、子どものときから、天皇は神の末裔（まつえい）であると教え込まれ、ことあるごとに儀礼的礼拝が強制されたから、ほとんどの国民はそう信じ込んでいた。〔立花隆「私の東大論」（『文藝春秋』平成11年6月号所収〕 梅原猛の主張 教育勅語の精神は結局、天皇を唯一の神として、その神のために死ぬことを根本道徳とし、一切の道徳をこの根本道徳に従属させる精神であった。これはまさに日本人の精神を長い間培養してきた仏教、儒教、神道及びそれらに養われた伝統、文化の否定以外の何ものでもない（『朝日新聞』平成14年11月17日掲載の梅原猛の記述） の赤字部分を修正 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 教育勅語の精神は結局、天皇を唯一の神として、その神のために死ぬことを根本道徳とし、一切の道徳をこの根本道徳に従属させる精神であった。これはまさに日本人の精神を長い間培養してきた仏教、儒教、神道及びそれらに養われた伝統、文化の否定以外の何ものでもない（『朝日新聞』平成14年11月17日掲載の梅原猛の記述） 以上 | |
| このブログへのチップ 101100pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
| このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
|
◆この記事へのコメント | |
| コメントはありません。 | |
