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市民メディアみやざきCMM【有料版】
市民記者として活動する中で知り得た情報や取材の備忘録として利用しています。記事の著作権の取り扱いにはご注意ください。
JANJAN編集部により掲載されなかった記事その2
[市民メディア全般]
2009年10月16日 11時34分の記事
「どうせ掲載される予定だったんだから、もったいぶらないで見せろ!」と言う声が聞こえてきそうです。
今回、JANJAN編集部が無断で懇談会資料として使用した記事は、これです。記事の内容はしょうもないのですが。
どうぞ、お読みください。
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【JANJANオムニバス】本気で改革しようという気はあるのか!?
9月28日に行われる予定のJANJANのプチ・リニューアルに関して、JANJANオムニバスでそれを危惧する記事が何本か掲載されている。これまでにも報奨制度の廃止などの改編が行われるたびに、市民記者たちは記事を通じて声を上げてきた。
編集部によると、これまでの「1日1回全面更新」を「随時更新」に変更する。いわば、ストック方式からフロー方式に切り替えるということらしいが、ストック方式だろうが、フロー方式だろうが、そんなことは市民記者には関係ないことである。
果たしてこのプチ・リニューアルで、「これまで以上により早く、また、より多くの方に参加していただけるメディア」を目指すことができるのだろうか。
JANJANの現状を見ていただきたい。
市民記者の多くが危惧していることは、「コメント欄の運用」にあることは明らかなのだが、編集部は一向に改善しようとしない。私は1年と少ししかJANJANに投稿していないが、そんな短い期間でも、コメント欄が炎上することがたびたびあった。
多くのコメントが付いたカメクジラネコ記者の「産経『鯨肉生産は牛肉よりエコ』はデマだった」では、編集部から「大谷さん、サイバー犯罪研究所の力でコメント欄のしつこい読者をどうにかできないでしょうか」と本当なのか冗談なのか区別が付かない連絡をいただいたが、当然、そのままにした。これは編集部の業務である。
今回の別府有光記者の「韓国人にとって『つくる会歴史教科書』とは何なのか」の記事に付いたコメントもひどいものである。600を超えるコメントの中には、私たちが読んで勉強になるようなことも書かれているが、無意味なコメントも存在していた。「そこまでやるか?」と思いながら読んでいたが、もっと驚いたことは、何も問題がないと思われるコメントの大量削除である。
すべては「ご意見板利用規定3に基づき削除しました(編集部)」ということだが、改めてご意見板利用規定を確認した。
--------------------------------------------
1 ご意見板は、記事に対するコメントを投稿したり、情報を交換するために設置しました。それ以外の目的で使用することはご遠慮ください。
2 盗作、名誉毀損、人権侵害、差別的な記述、品格を欠く記述など<市民記者コード>に反する投稿や、商用目的の広告の投稿は、禁止いたします。
3 上記に該当する投稿や編集部がサイトの目的上著しく不利益と判断する投稿は、予告せずに削除する場合があります。原則として投稿の削除に関する問い合わせには応じません。
4 ご意見板に関する一切の権限は日本インターネット新聞社に帰属します。
5 ご意見板への書き込みは、市民記者に限ります。
6 ご意見板上の記述について責任は全面的にこれを書いた者にあり、日本インターネット新聞社は責任を負いません。
7 当社は、各メッセージの内容に対して、賛成・反対、支持・不支持などの態度を表明するものではありません。
8 運営上の問題が発生した場合、一時的にご意見板の利用を停止することがあります。
9 この規定に繰り返し違反した市民記者については、登録を取り消すことがあります。
JanJan 掲示板 利用規定 (制定2004.12.20、改定2005.5.16)
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細かいことを言うようだが、上記の規定に従えば、「ご意見板利用規定2および3に基づき削除しました(編集部)」といったところだろうか。
仕事柄、パソコンの前にかじりついている私は、大量削除される前のコメントに目を通している。上記の利用規定に反するようなことは書かれていなかったと私は判断したのだが、それでもやはり利用規定に抵触していたのだろうか。ここは明確にすべきである。
不明確な部分といえば、他にもある。
記事を提供する側である「アマチュアの市民記者」に関する規約はきちんと整備されているものの、記事を編集する「プロの編集部」側の表記はすこぶるあいまいである。
たとえばJANJAN宣言。
これは市民記者及び編集部の双方で目指していこうとする「市民メディア」について書かれているのだが、市民メディアにおける編集者のあり方にまでは言及していない。しかも、JANJAN宣言の2には「市民のボランティア活動とカンパが編集作業を支えます」と書かれているが、現在、編集部には、市民編集部員ともいえるようなボランティアの市民スタッフが常駐しているのだろうか。
このJANJAN宣言に従えば、編集における市民のボランティア活動をコメント欄の運用に生かすことはできるのではないかと考える。
市民の協力を得ているようなJANJAN宣言の書き方だが、実際には市民と編集部はとてつもなく遠くにいるような気がする。
たとえば市民記者コード。
だれでも市民記者なれるとうたい、7項目が具体的に記されている。市民記者として最低限守らなければならないことが明確になっているので、この市民記者コードに照らし合わせればよいのだが。
しかし、編集部コードはどうなのだろうか。
以下、JANJANのホームページから抜き出してみた。
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市民記者の皆様から送られた記事は、日本インターネット新聞社編集局が、JanJan宣言や市民記者コードに違反していないかを点検し、添削などの編集作業をしたうえ、ニュース価値を判断して、掲載・不掲載を決定します。
編集局はJanJan宣言の目的遂行のため、独自の取材に基づくニュースの発信や情報の整理・紹介、データベースを作成します。
--------------------------------------------------
なんじゃこりゃ?
アマチュアである市民記者に対してはきめ細かに基準が書かれているものの、プロである編集者としての基準は、こんなもので良いのだろうか。
確かに就業規則とかプロとしてのプライドなどから表に出せないものがあるかも知れないが、そもそも他人に厳しく自分たちに甘い基準づくりが、コメント欄の運用をあいまいにしているのではないだろうか。
プチ・リニューアルを何度繰り返そうが、あのようなコメント欄では、新しい読者も新しい市民記者も増えるわけがない。
「そうなんですよ。困っているんですよ」って電話口で平気で答える編集部員の言葉がすべてを物語っている。
私は本気である。果たして編集部は本気で、このJANJANを良くしようと思っているのだろうか。もし編集部からの反論があるのであれば、いち市民記者として反論記事を書いてほしいものである。
JANJANのホームページを隅々まで見たことがあるだろうか。
「JANJANとは、社会に警鐘を鳴らす半鐘の音を表しています」と書かれているが、今、私たち市民記者は、そのJANJAN編集部に対して警鐘をならしているのである。そのことに気づいてほしい。
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