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市民メディアみやざきCMM【有料版】
市民記者として活動する中で知り得た情報や取材の備忘録として利用しています。記事の著作権の取り扱いにはご注意ください。
JANJAN編集部により掲載されなかった記事その3
[市民メディア全般]
2009年10月16日 21時27分の記事
JANJAN編集部が自ら今回の経過説明をしないため、一旦、記事の投稿終了を宣言したのですが、10月6日に入稿しました。
オムニバス記事の原稿にも関わらず、未だに掲載されていません。たぶん、掲載されないでしょう。
ということで、ここに載せておきたいと思います。
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【JANJANオムニバス】市民記者からの原稿は大切な商品である
JANJANニュースにはもう書かないといいながら、このざまである。
これまでコメント欄で、編集部の対応を追及してきたことには、大きな理由がある。すべては、JANJANのこれからのことを考えての発言だったのだが、それを明らかにしなければ、私はいつまでも「編集部を追求した加害者扱い」のままである。
JANJAN編集部は、市民記者からの投稿があってこそ、市民メディアとして成立していると言うことを果たして理解しているのだろうか。
これまでの編集部の対応のまずさをここであからさまにすることによって、今、編集部にとって何が大切なのかを分かってほしい。
全国各地の市民記者からの原稿は、編集部にとって大切な商品なのである。
9月23日ころ、プチ・リニューアルや今後のJANJANのことに関する原稿「本当に改革する気はあるのか」を書いた。9月26日の「市民記者懇談会」に間に合うように、入稿した。オムニバス記事用の原稿だったため、問題がなければいつも通りに掲載されるだろうと思っていた。
しかし、26日を過ぎても掲載される気配はなかった。原稿内容に問題があったのか、掲載時期を過ぎてしまっては何の意味もないので、原稿の削除依頼を編集部に依頼した。
ここまでなら良くある話だが、9月28日に掲載された「
土曜日の『JanJan市民記者懇談会』に参加してきました
」のコメント欄で、思わぬことが発覚した。
「市民記者懇談会」に参加した20数名の市民記者に配布された懇談資料の一部として、私の未掲載記事である「本当に改革する気はあるのか」も配布されていたのである。
このJANJANニュースの「
Q&A
」には、記事がサイトに掲載された場合、その著作権はサイトの編集部と筆者の双方が持つことになっているが、記事が未掲載の場合は原稿及び写真などは筆者に著作権があることがサイトに明記されている。これは明らかにルール違反である。
懇談会に参加できなかった私には事情がつかめなかったので、9月28日に編集部へ連絡したが、担当デスクが不在とのことであった。出社次第連絡すると言うことだったが、電話が入ったのは10月1日だった。
担当デスクによると、原稿は掲載する方向で編集を進めていたが、原稿の一部に不明確な部分があり、筆者である私に確認してから掲載する予定にしていたとのことであった。原稿内容に問題があるので意図して掲載しなかったことではないことは、分かった。
どうして事前に原稿の不明確な部分に関する問合せがなかったのか、ということを質したが、単なる連絡ミスとのこと。それで済ませられるのだろうか。
担当デスクとしては、私への事前の確認も済み、記事も公開されたものと思い込んだのだろうか。結果的には、著作権者の私に無断で原稿段階のものが印刷され、懇談会の資料として配布されたのである。
担当デスクは非を認め、再度、記事を掲載することを提案してきたが、それだけで済まされる問題ではない。これはJANJANニュースが決めた著作権の取り決めを破る行為で、これは明らかな著作権違反ではないかとの私の問いかけにも、担当デスクは否定しなかった。
インターネット上でニュースを提供する報道機関としてではなく、一企業としてのコンプライアンスが問われるのである。編集部員が少なく、仕事が大変だからという理由は、理由にならない。
私の手元には肝心な懇談会資料がなかったので、10月1日の電話で編集部に対して、市民記者懇談会の当日に使用した私の記事に関する資料をメールで送ってほしいことと、会社として今回の件をどうするのかについて考えてほしいことを伝えた。
懇談会資料の送付については9月28日の電話でも依頼していたが、一向に対応してもらえなかった。編集部に非があることを認め、「もうしけない」という気持ちがあればすぐにでも対応するのが筋だと思うが、週明けの10月5日になっても編集部からのメールは届かなかった。
夕方5時過ぎに編集部へ連絡を入れたところ、担当デスクから「すでに送りました」とのことだった。しかし、メールは届いていない。確認してもらうと、まだメールを送っていないことが分かった。しかも、会社として今回の件をどうするのかという回答ももらえなかった。またまた編集部に対して、失望感が増す結果となってしまった。
今回の件は、すべて編集部の業務上のミスとして発生したことである。企業における危機管理はどうなっているのか?ということなのだ。
インターネット上でニュース記事を取り扱う報道機関が、自らニュースを提供してどうするのだろうか。
担当デスクは「私を許さないのか」と私にきいてきたが、これはデスク個人の問題ではなく、編集部、日本インターネット新聞株式会社の問題なのである。勘違いされては困る。会社として今回の件への対応については、未だに竹内謙社長からの回答をいただいていない。
10月5日の電話で、今回のいきさつを担当デスクのほうで原稿にまとめ、未掲載原稿の末尾に【編集部注】としてつけることを私から提案したが、そこまでしなくとも、竹内社長から今回の件に関する経過説明と謝罪の言葉をいただければ済むはずであった。
この電話の後、やっとPDF化された資料添付のメールが届いた。催促しないと何もできない状況では、いくら編集部に対して「誠意を持って対応してほしい」といっても無駄であろう。すべて「忙しいから・・・」で済まされるのが目に見えている。
たしかに、コメント欄で編集部批判を繰り返してきた私にも問題はあった。そのことについては申し訳なく思っている。
しかし、それに輪をかけるようなコメントには、腹立たしさを感じた。これらの市民記者は、会社人として組織の中で仕事をした経験があるのだろうか、と思った。おまけに、過去のことまでもほじくり返す市民記者も出る始末で、無責任極まりない。
私と編集部とのやりとりを面白半分で見ているギャラリーもいるようだが、興味半分で捉えることだけはやめてほしい。
未掲載原稿にも書いたが、私は本気でJANJANの将来のことを案じていた。案じていたからこそ、あのような原稿を書いたのである。どうしてその思いが編集部には伝わらないのだろうか。
全国各地から、ボランティアで原稿を送ってくれる市民記者あってのJANJANニュースである。いわば、市民記者からの原稿は一つの作品であり、商品でもある。その商品を粗末に扱った結果、このようなことが起きるのである。
まだ少しの猶予は残されているので、今後の編集部の対応を見守っていきたい。
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