「独学こそ最強」 | |
[塾長の考え] | |
2009年3月2日 15時7分の記事 | |
私は学習塾の塾長なので、「成績が上がる学習法」「成績が上がる指導法」には興味がある。ここ十年は同業者の他の学習塾の指導方法の研究をすることよりも、他の業界のすばらしい指導者の指導法を研究することで得られることの方が私には大きい。 なぜかというと私の塾の指導法は他の学習塾の現場では真似できない方法だからだ。だから参考になる同業者がほとんどないのだ。 では、どのような点がオリジナルな指導法かというと、そもそも私の塾では、「独学こそ最強」という信念が根底にある「自立型個別指導」をしている点だ。 通常ではやはり教える先生が優秀であれば生徒も優秀な成績を取りやすいと誰もが考えるに違いない。そしてこれはまさしく「事実」であり、私もこのことを否定することはない。 しかし、自ら進んで勉強し、楽しんで学習する生徒には他からの強制力を伴った指導を受けて点数を取る生徒では到底勝ち目がない。 実は、一昔前と違って独学するのに素晴らしい参考書や問題集はかなりの数が書店に存在しているのだ。こちらで学習した方が中途半端な知識や技術をもつ先生に習うよりもよっぽど生徒はわかるようになると私は確信している。ただし「戦術」の習得という意味でだ。 では、塾の存在意義は何であろうか? 本来それは受験に勝つための「戦略」と「学習法」を塾生に伝授することだと思う。あと一つあるとすれば塾生に「やる気」を出させることくらいだろう。
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