「失敗の効用」 | |
[塾長の考え] | |
2009年3月5日 15時34分の記事 | |
塾で指導していて常に意識していることの一つに「失敗を生かす」ということがある。人間は誰でも失敗をするという経験をするが、それを自信喪失の原因にしてしまう人がいる一方で失敗をデータや経験として残して次回の結果に結び付けていける人がいる。この差はとてつもなく大きい。 小学生時代の私は逆境に弱い人間だった。所属していたソフトボールのチームではキャプテンであったにもかかわらず気弱でリーダーシップも大して発揮できずに試合ではよく三振をしていたものだった。四番バッターでありピッチャーでもあった私は練習ではよくホームラン級の当たりを連発するので四番バッターを任せられていたのだが、これが試合になると緊張してさっぱり打てなくなるのだ。それが今やあらゆる場面で特別に緊張することもなく平気で力を発揮できるようになった。これはなぜなのか? 私の塾の生徒でも「本番になると実力が発揮できなくて失敗するのではないだろうか?」と必要以上に不安になる者がいる。このような生徒が出てくるたびに私はかつての自分の話をするのだ。 それで、肝心の私がどのように失敗を恐れなくなったのかということだが、私は失敗に対して「これは天からの試練であり、教えだ」と心底から思えるようになってから失敗を恐れなくなった。野球のイチローや将棋の羽生名人も失敗や敗戦から学び日々レベルアップしてトップにいる。これが失敗の効用なのだ。
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