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| 反落 利食い売り優勢 ソニー注目 「本日のマーケット」 |
| 2008年12月10日 8時56分の記事 |
9日の米国株式市場は、反落。 NYダウが前日比242.85ドル安の8691.33ドル。 ナスダック総合指数が同24.40ポイント安の1547.34ポイント。 出来高概算はニューヨーク市場が14億4016万株、ナスダックが22億9030万株。 前日の取引終了後に、国際貨物大手のフェデックスや米半導体大手のテキサス・インスツルメンツが業績見通しを下方修正したことを嫌気して、売りが先行。 前日まで大幅続伸した後だけに、利益確定売りに押される。また、米国債に対する異例な需要は市場の根強い警戒感を浮き彫りに。債券市場も簡単でいいので、チェックしておきたい。米財務省が９日実施した３００億ドルの４週間物米財務省短期証券（Ｔビル）入札は、最高落札金利が初めてゼロとなった。デフレーションへの懸念などを背景に安全資産への需要が示された恰好。 半導体大手テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ） <TXN.N> は、第４・四半期の売上高予想を引き下げたものの、４．９％高。プロクター＆ギャンブル <PG.N> は４．３％下落し、ダウの下げを主導。ＵＢＳが目標株価を引き下げたことが嫌気される。３Ｍ <MMM.N> は２．１％安。２営業日続落。同社が２００８年の業績見通しを引き下げ、１８００人の人員削減を発表したことを受け、シティグループとクレディ・スイスは、３Ｍの目標株価を引き下げた。ソニー <6758.T> の米市場上場株 <SNE.N> は２．３％上昇。同社は金融危機の最中でアジア企業としては最大規模となる１万６０００人の人員削減を発表した。 昨日（9日）の日経平均株価は前日比66円高の8,395円。TOPIXは同5ポイント高の817ポイント。東証一部の売買代金は1兆5,058億円。騰落銘柄数は値上がり823銘柄、値下がり763銘柄、変わらず125銘柄。 日経平均が続伸。米国株高を受けて一時は上値トライの展開となった。しかし、昨日指摘した通りに、テクニカルな節目にあたる８５００円水準では戻り売りに跳ね返された。後場には、アジア株が軟調に推移したほか、円が下げ渋ったことで日経平均は下げに転じる場面もあった。下値では値ごろ感からの買いはいる。 ７─９月期ＧＤＰ２次速報などが示した足元の実態悪は下値を売り込む材料にはならなかった。しかし、テクニカルポイントを攻める勢いをそいだとみることもできる。 25日移動平均線の下では買いも入ったが、上回ったところでの買いが続かない。もみ合いが続く。ただし、「下値に対する安心感が浮上して、個人投資家などの新規の資金流入も期待できる」（証券会社）という期待の見方も。東証一部の売買代金は1兆5,058億円。昨日も指摘したが、市場が活況とされる2兆円にほど遠い。年末相場に入り、ここしばらくは、売買代金の推移も見ておきたい。 |
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