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| 政治的リスクを含んで、もみ合い 「本日のマーケット」 |
| 2008年12月11日 9時0分の記事 |
10日の米国株式市場は、反発した。 NYダウが前日比70.09ドル高の8761.42ドル。 ナスダック総合指数が同18.14ポイント高の1565.48ポイント。 出来高概算はニューヨーク市場が13億527万株、ナスダックが19億9335万株。 米政府と民主党首脳がビッグスリー(米自動車大手3社)に対する救済法案で合意に達したと伝わり、法案の早期可決への期待感から買いが先行。 NY原油先物価格が上昇したことを受けて、石油株が堅調に推移。 ただ、一部の米上院議員が法案に対し反対に回るとの発言が伝わると、NYダウは一時マイナスに転じた。 米自動車メーカー救済法案の合意が近いとの楽観的な見方で、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ） <GM.N> とフォード・モーター <F.N> の株価は一時押し上げられたが、救済策が依然として政治的障害に直面する可能性あることから懸念が広がり、ＧＭは２．１％安。フォードは０．６％高。 昨日（10日）の日経平均株価は前日比264円高の8,660円。 TOPIXは同16ポイント高の834ポイント。 東証一部の売買代金は1兆6,320億円。 騰落銘柄数は値上がり1,082銘柄、値下がり523銘柄、変わらず108銘柄。 前引け後にビッグスリー（米自動車大手3社）の救済法案が原則合意と伝わり、GLOBEX（シカゴ先物取引システム）で米株価指数先物や、アジア株が急上昇。これにあわせて、買い戻しがはじまった。 さらに公的資金の流入観測もあった。 そのため、フシ目とされる8,500円を上抜き、一時309円高の8,704円まで値を上げる。先物主導で上値追いとなった。ビッグスリーの件では、週末に報じられた内容と大きな違いはない。当コラムでは楽観的にはみていない。 米金融安定化法案がいったんは否決されたという前例もあることも念頭に＝政治的リスク。 |
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