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| 休日を挟み動意に乏しい 一部機関投資家筋が金融や内需関連物色か 「本日のマーケット」 |
| 2008年12月22日 8時58分の記事 |
19日の米国株式市場はNYダウが前日比25.88ドル安の8579.11ドル。 ナスダック総合指数が同11.95ポイント高の1564.32ポイントと反発。 出来高概算はニューヨーク市場が24億2035万株。 ナスダックが27億3890万株。 米政府による174億ドル(約1兆5500億円)のビッグスリー(米自動車大手3社)救済策が発表され、NYダウは一時約180ドル上昇する。ただ、買い一巡後は、米格付け会社のS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が米銀行大手のシティグループなどの格付けを引き下げたことから、金融株が売られた。 ハイテク株の多いナスダック総合指数は、前日の取引終了後に発表した決算で売上高が市場予想を上回ったため、リサーチ・イン・モーションが買われ反発。 自動車メーカー向けの救済策の、支援策の条件として、リストラと債務再編を求めることが明らかになったが、市場の反応は乏しい。無秩序な破たんでなければ、破たんであってもしかたないと見る。 先週末（19日）の日経平均株価は前日比78円安の8,588円。 TOPIXは同4ポイント安の834ポイント。 東証一部の売買代金は1兆5,707億円。 騰落銘柄数は値上がり425銘柄、値下がり1,181銘柄、変わらず104銘柄。 日銀は金融政策決定会合で、政策金利を0.3％から0.1％に引き下げ、CP買い入れ、長期国債の買い取り規模拡大を発表。買い戻しが優勢となって上げに転じた。 買い戻し一巡後は対ドルで円高に振れたことなどで軟調な展開。 業績懸念の強い自動車株がさえなかったほか、原油価格の下落で石油株や鉱業株が売られた。薄商いに買いは続かず、再びマイナス圏に沈む。 金融政策決定会合はほぼ予想どおり、しかし、市場はある程度は織り込んでおり、出尽くし感の売りが優勢となった。テクカル的にいえば、一目均衡表の『雲』が上値抵抗帯として意識され、年内に上値は試しにくい。 政策金利は米国がゼロ─０．２５％、日本が０．１％となり、日米金利差は縮まったが、円高基調を反転させるようなインパクトはない。日銀の０．１％への利下げは市場の予想通り。日銀がゼロ金利を選択すれば効果はあったが、０．２％の利下げ幅は織り込み済みで、利下げなしを懸念していた短期筋のショートカバーを誘っただけとなった。 悪化している企業金融の円滑化を図るため、時限的にＣＰ（コマーシャルペーパー）の買い入れを実施することも合わせて発表されたが、ＣＰを発行できない中小企業などの資金繰りは楽にならない。また効果を発揮するまでタイムラグがあるため、経済に与える影響は限定的とみる。 トヨタ自動車 <7203.T> が、２００９年３月期の業績予想を下方修正する方向で調整していることが１９日分かったが、株価はもみあい。 その他個別では、ホンダ <7267.T> が小幅続落。一方、ソニー <6758.T> やキヤノン<7751.T> は小幅高だった。みずほフィナンシャルグループ <8411.T> 、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ <8306.T> などメガバンク株や不動産株の一角は金利低下を好感してしっかり。 ↓ ↓ ↓ ↓ 本日のマーケット ↓ ↓ ↓ ↓ |
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