定期購読（有料）に設定された記事です。
１度申し込むと、申し込んだ日から１ヶ月間は購読ができます。
１度申し込むと、申し込んだ日から１ヶ月間は購読ができます。
| 反落、８０００円大台の攻防 「本日のマーケット」 |
| 2009年1月15日 9時2分の記事 |
14日の米国株式市場は、NYダウが前日比248.42ドル安の8200.14ドルと6日連続で続落。 ナスダック総合指数が56.82ポイント安の1489.64ポイントと反落。 出来高概算はニューヨーク市場が14億1766万株、ナスダックが19億4760万株。 12月の米小売売上高が前月比2.7％減と市場予想の1.2％減から悪化したことで売りが先行、NYダウは一時300ドル以上下げる場面があった。 大幅下落し、６週間ぶり安値水準。 世界的な銀行の損失拡大を懸念する見方が広がった。 朝方発表された米小売売上高は景気後退の深まりを示す内容。 Ｓ＆Ｐ５００とナスダックはそれぞれ３％超下落、ダウは３０銘柄すべてがマイナス。 シティグループ <C.N> は２３％超急落。収益性やビジネスモデルをめぐる懸念が強まった。今週の決算発表では巨額の損失を計上するだろう。 モルガン・スタンレーのアナリストが英ＨＳＢＣ <HSBA.L> <HBC.N> について、配当の半減と最大３００億ドルの資本増強を迫られる可能性が高いとの見方を示した。金融セクターを圧迫。 ドイツ銀行 <DB.N> は、２００８年１０―１２月期決算で４８億ユーロ前後の損失を計上するとの見通しを示した。 米商務省が発表した１２月の小売売上高は前月比２．７％減。景気低迷が深まる中、年末商戦における消費の落ち込みが示された。 Ｓ＆Ｐ金融指数 <.GSPF> は５．７％安。シティは２３．２％急落。１５日に決算発表を前倒しするとしたＪＰモルガン・チェース <JPM.N> は１．７％安。 Ｓ＆Ｐ小売指数 <.RLX> は３．６％安。米原油在庫の増加などを背景に米原油先物 が値下がりしたことを受けてエネルギー株も売られた。エクソンモービル <XOM.N> は３．６％、シェブロン <CVX.N> は３％、それぞれ下落。 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）がこの日発表した地区連銀経済報告（ベージュブック）は０８年末から０９年初めにかけて米経済が引き続き弱まったことを示す内容、地合いを一段と悪化させた。 また、カナダ通信機器大手のノーテルネットワークスが、米連邦破産法の適用申請を発表したことも株価の重しとなった。 昨日（14日）の日経平均株価は前日比24円高の8,438円。 TOPIXは同5ポイント高の819ポイント。 騰落銘柄数は値上がり998銘柄、値下がり586銘柄、変わらず130銘柄。 東証一部の売買代金1兆2420億円と薄商い。 東京株式市場で日経平均は小反発。円高進行が一服したことでハイテクや自動車など主力輸出株に買い戻しが入った。先物には上値で売りが出るものの現物への買いは根強い。 前場にオイルマネーの買いが観測された。また長期資金の買いも観測された。長期運用では買い場とみる運用担当者も。 決算発表などを控え全体的には様子見気分が強く商いも薄い。 円高進行は８９円台で小休止。短期筋が為替と連動するオペレーションを続けている模様。午後に８９円台後半まで若干ながら円安方向に振れると輸出株への買いが強まった。 先物への売りが断続的に出ていたが、ハイテク、銀行などに現物の大口買いが入る。堅調な動きとなっている。決算発表とともに、１５日のＥＣＢ（欧州中銀）理事会を控え様子見気分。 個別ではハイテク株がしっかり。 東芝 <6502.T> は１４日、富士通 <6702.T> のハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）事業を買収する方向で交渉中であると発表。両株ともに反発。ソニー <6758.T> やキヤノン <7751.T> 、シャープ <6753.T> など他のハイテク株も高い。 日産自動車 <7201.T> がしっかり。円高一服で買い戻しが入った。米政府から４０億ドルのつなぎ融資を受けたクライスラーは、主要資産の売却についてルノー ・日産自動車連合およびカナダの部品メーカー「マグナ」と交渉中。ただ、米クライスラーの資産売却に関しては、低採算の資産を買っても負担になるだけ。経営改革でその資産を立ち直らせることができるかどうかがポイント。市場環境が悪化している現状では難しいのではないか。景気悪化が進むなか再編を選択する企業も増えてくるが、市場の評価は業界の状況などにより異なる。このあたりの判断は、投資家の経営判断にゆだねられる。 鉱業、電気機器、海運業などが上昇。 不動産業、その他製品、小売業などは下落。 東芝＜6502＞による富士通＜6702＞のHDD事業買収報道で両銘柄が物色された、ハイテク株に買いが続いた。トヨタ＜7203＞など自動車株も堅調。ゴールドマン・サックス証券が目標株価を引き上げた堀場製＜6856＞などが高い。 明和地所＜8869＞など不動産株に売りが継続し、クリード＜8888＞(整理)は連日のストップ安ウリ気配。丸井G＜8252＞など小売株が軟調。また、09年5月期連結業績予想を下方修正した東洋炭素＜5310＞も売られた。 |
 |
 [1000ptでこのブログを定期購読する(確認画面へ)] |
|
| [カテゴリ：本日のマーケット] |
| このブログへのチップ 101100pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] |
| このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] |
|
| |
