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| もみ合い。ユーロ／円を警戒！「本日のマーケット」 |
| 2009年2月3日 8時51分の記事 |
2日の米国株式市場は高安まちまち。 NYダウが前週末比64.03ドル安の7936.83ドルと3日続落。 08年11月下旬以来の安値に沈んだ一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は同18.01ポイント高の1494.43ポイントと3日ぶりに反発。 出来高概算はニューヨーク市場が13億2685万株 ナスダックが20億2495万株だった。 オバマ政権の金融機関支援策をめぐる先行き不透明感を背景に金融株が売られた。百貨店メーシーズ <M.N> のさえない業績見通しを受け、リセッション（景気後退）が深刻化することへの懸念も高まった。 ハイテク株は景気刺激策の恩恵を受けるとの期待から上昇、ナスダックを押し上げた。 金融機関支援策について、どのような解決策が打ち出され、どのぐらい時間がかかるのか、コストがいくらかかるのか不透明。 マイクロソフトは４．３％高。インテルは５．７％高。アップル <AAPL.O> は１．５％上昇。一方、大手製造業の株価は下落。３Ｍ <MMM.N> は６％近く急落。航空機大手ボーイング<BA.N> は約４％安。 金融株では、バンク・オブ・アメリカ <BAC.N> が約９％下落。ＪＰモルガン・チェース<JPM.N> は１．３％安。百貨店のメーシーズは４％下落。７０００人の人員削減と減配を発表したことが嫌気さ れた。工業用自動制御システムを手掛けるロックウェル・オートメーション <ROK.N> は１１．０６％安。２００９年の利益見通しを引き下げたことが嫌気された。 決算が予想を下回ったがん具大手のマテル <MAT.N> も１６．１％急落。 昨日（2日）の日経平均株価は前週末比120円安の7,873円。 TOPIXは同16ポイント安の777ポイント。 騰落銘柄数は値上がり497銘柄、値下がり1,101銘柄、変わらず115銘柄。 東証１部売買代金は１兆２５５８億円と薄商い。 東京株式市場では日経平均は続落。米国内総生産（ＧＤＰ）が大きく落ち込み、「バッドバンク」構想を含めた米新金融安定化策の成立は依然不透明。ハイテクなど大幅下方修正が相次いでおり今 期だけでなく来期以降への業績不安も重くのしかかってきた。 海外勢などの売りのボリュームはそれほど大きくないが買い手不在。軟調な展開が続いた。 香港ハンセン指数の急落や、対ユーロでの円上昇を背景に下値模索の展開となった。7,800円近辺では先物にまとまった買いが入るなど相場を支え下げ渋ったが、戻りは限定された。 業績予想の大幅下方修正が相次ぐ。３０日に２００９年３月期の当期損益が創業以来最悪の水準となる７０００億円の赤字になる見込みと発表した日立製作所 <6501.T> は前週末比１７％の大幅下落となった。同じく業績予想を下方修正した富士通 <6702.T> やＮＥＣ <6701.T> も下落した。 ある程度の業績悪化は織り込み済みといったムードは後退。今期だけでなく来期以降の業績見通しにも不安が出てきた。 ２００８年第４・四半期の米ＧＤＰの減少率３．８％は１９８２年第１・四半期（マイナス６．４％）以降、約２７年間で最大となった。エコノミスト予想の５．４％減よりはマイナス幅が小さかったが、アナリストの間では、在庫が増加したため成長が予想ほど落ち込まなかった可能性があるとの指摘が出ている。逆に、１─３月期の減速懸念は強まっている。 パルプ・紙、その他製品、証券業などが下落。 海運業、石油・石炭製品、鉱業などは上昇。 中央三井＜8309＞など銀行株に売りが継続。証券株や保険株も下押した。 日立＜6501＞、NEC＜6701＞などハイテク株も売られた。 会社更生手続き開始が決定したクリード＜8888＞(整理)が値下がり率トップ。 商船三井＜9104＞など海運株は高値圏を維持。 石油資源＜1662＞など資源開発株や、石油株にも買いが続いた。 T&Gニーズ＜4331＞がストップ高。 |
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