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| 売り一巡 下値メドは7500円 「本日のマーケット」 |
| 2009年2月16日 8時59分の記事 |
13日の米国株式市場はNYダウが前日比82.35ドル安の7850.41ドル。 08年11月20日以来約3カ月ぶりの安値。 ナスダック総合指数は同7.35ポイント安の1534.36ポイント。 出来高概算はニューヨーク市場が12億4122万株、ナスダックが20億649万株。 米政府による新金融安定化策で金融機関の不良債権処理などが引き続き懸念事項として意識され、金融株を中心に売られた。 当初は住宅市場支援への期待が高まったものの、長くは続かなかった。米ホワイトハウスが同対策に対する過度の期待をけん制したほか、銀行が抱える不良債権処理をめぐる懸念が尾を引いている。 週明け１６日はプレジテンツデーの祝日で休場、3連休となる。 ＪＰモルガン <JPM.N> が３．３％安とダウを圧迫。フィラデルフィアＫＢＷ銀行株指数<.BKX> は５．３％下落し、週足では１４％安。 英銀ロイズ・バンキング・グループが同日、前月買収が完了したＨＢＯＳの２００８年損失が約８５億ポンド（１２２億８０００万ドル）になったと発表したことも、銀行セクターに対する懸念を高めた。 小売株が軟調。同日発表されたロイター／ミシガン大学の調査した２月の米消費者調査・速報値が５６．２と１月から悪化し３カ月ぶりの低水準。ウォルマート・ストアーズ <WMT.N> が３．３％安。ホーム・デポ <HD.N> も３．５％下落。 Ｓ＆Ｐ小売株指数 <.RLX> は２．１％下げ。 週末13日の日経平均株価は前日比74円高の7,779円。 TOPIXは同4ポイント高の764ポイント。 騰落銘柄数は値上がり1,031銘柄、値下がり545銘柄、変わらず130銘柄。 東証一部の売買代金は1兆3560億円。 昼の立ち会い外バスケット取引での買い決め優勢や、1ドル＝91円台と円安水準に振れたことから、買い戻しが加速し一時182円高の7,887円まで上昇した。 しかし、高値圏でもみ合いが続き、引けにかけては手じまい売りなどに押され伸び悩んだ。 7,800円を維持できれば底堅さをアピールできたが、維持できなかった。 年率換算で2ケタマイナス成長が予想される08年10〜12月期GDP（国内総生産）などが重しとなった。 ゴム製品、パルプ・紙、鉱業などが上昇。 保険業、海運業、その他金融業などは下落。 横浜ゴム＜5101＞などタイヤ株に買いが継続。国際帝石＜1605＞など資源開発株に物色。アステラス薬＜4503＞など医薬品株も高い。 09年3月期連結業績予想を下方修正したT&DHD＜8795＞がストップ安、保険株が業種別値下がり率トップ。大和証G＜8601＞など証券株や、武富士＜8564＞などノンバンク株もさえない。 |
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