阿為神社の祭礼 | |
[日常ネタ] | |
2012年5月5日 9時3分の記事 | |
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阿為神社は拙宅から安威川を挟んで西側の天神山の南側に建っています。 普段は訪れる人も少ないですが、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)が 大化の改新のための密談を繰り返したと言われる、歴史的にも興味深い神社です。 毎年5月4日には春の祭礼が執り行われ、お神輿とそれをエスコートする 重さ1屯と言われる、ふとん神輿が沿道を練り歩きます。 画像は先導役の猿田彦(さるたひこ)。 観衆は天狗さんと呼んでますが、天狗の元になった神様です。 見るからにお面と装束なのに、幼児からは酷く恐れられ、頭を撫でられ 号泣絶叫する姿が道中、幾度と見られました。 日本人の遺伝子の中に、このような異形の神を恐れる遺伝子が 受け継がれてるんだろうな。^^
行程は、朝、ふとん神輿が神社に神様が乗せられたお神輿を迎えに行きます。 お神輿、ふとん神輿ともに台車に載せられ村の中を歩き、1.5km離れた 所にある御旅所(おたびしょ)を目指します。 ここは、お神輿に乗った神様が、しばらく仮にとどまる場所です。 御旅所を出たら、再び本宮を目指します。 本宮に近づくと、お神輿は一旦、バックして台車を残し、そこからは 若衆が肩に担いで進みます。 お神輿はかなり重いので、そこから2回の休憩が入ります。 休憩の際には祝詞があげられ、お供えが並びます。 再び持ち上げ、進みます。 先導役も声を枯らして指示を飛ばします。 鳥居をくぐると、ふとん神輿も台車から離れ担がれます。 重い神輿が高々と持ち上がり、観衆から歓声と拍手が起こります。 境内で最後のひと暴れ。このあと、お神輿からご神体が本宮に移され 祭りも終了です。 幼子の目に、パパたちの勇姿が焼き付いたことでしょう。 小雨で行程が遅れましたが、無事に終わって何よりです。 人手不足で担ぎ手も稚児も足らなくなりつつあるそうですが、地域の祭りは なんとか存続させてもらえたらなと思います。 | |
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