魔都市トリノ? | |
[トリノ] | |
2009年7月9日 23時27分の記事 | |
これは受け狙いではなく、真面目に、真剣に、一生懸命に書いた イタリア語作文集です。 が、暫くはイタリア語をお休みしてトリノ情報をどうぞ。
3.悲劇のサッカーチーム・トリノ トリノの不気味な伝説に、ある事件が拍車を掛けた。 トリノのサッカーチームと言えば、今でこそミラン・インテル と並んで北の3強と言われるJuventusであるが、戦中戦後はトリノ こそが最もスクデットに近いチームだった。 イタリア代表の殆どがトリノチームの出身というほどで、 Grande Toroと呼ばれていた。チームカラーはグラナータ(深紅)で、 シンボルは雄牛。これは今も変わらない(残念ながら現在トリノは セリエBに落ちてしまった)。 この素晴らしく強いチームが1949年5月4日ポルトガルとの 親善試合を終えて帰国の途中、悪天候の為スペルガ聖堂の建つ丘 に激突してしまい、選手、監督、コーチ、マネージャー、チーム ドクター全員が死亡するという痛ましい事故があった。 現在スペルガの丘の事故現場には、グランデトーロの慰霊碑(写真) が建っていて、今も花が絶えない。戦後のイタリアにとって さらなる打撃で有ったことは言うまでもない。 さらに60年代には、ロックミュージシャンのようなルックスと 比類まれなテクニックで、イタリア代表にも選ばれていた “イタリア版ジョージ・ベスト”とも言えるトリノの右ウイング、 ジジ・メローニが車にはねられて死亡するという事件もあった。 メローニの事故は、運転手の過失ではなく、突然道路に飛び出した メローニの不注意だったが、この時メローニをはねた車を運転して いたのが、子供のころからトリノのファンだった現トリノの会長 アッティッリョ・ロメロだったとはなんという皮肉な巡り合わせ だろう。 | |
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