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ゴールドの価格から見る通貨の価値
 
2011年12月9日 22時52分の記事

ゴールドは2000年まで十数年間下がり続けました。ですから、当時、それを取り扱うプロも今後値上がりすることなどほとんど見込めないと思っていました。ゴールドの十数年間の市場動向を毎日見てきた彼らにとってそのように思うことは無理からぬことでした。
しかし、このゴールドの市場動向を世界支配層がコントロールしている。ゴールドの価格を低く抑えた状態を維持するようコントロールしている。という世界支配層がコントロールしているとの視点で見ると違った価格動向が見えてきます。


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2000年、2001年当時、各国の中央銀行はゴールドを頻繁に市場に放出していました。これは世界支配層に放出するよう命令されていたと捉えたほうが正解だと思います。
このように強制的に市場へ放出して低い価格維持をしていたということは2000年の時に通常の市場の状態では価格上昇圧力がかかっていたということになります。
当時のゴールドの市場価格は1オンス約250ドルで採掘精錬コストに見合わない状態でしたが、大手鉱山会社は赤字の鉱山会社を積極的に買収していました。
ニューモントマイニング社(世界第2位の金鉱山会社)の副社長は1オンス500ドル以上にならないと経営上面白くないと言っていました。
これらのことから
金鉱山会社の寡占化が進む。
各国中央銀行の金保有量が低下する
金の価格は将来1オンス500ドル以上になる
市場心理を冷えさせ一般には金は上がらないものと思わせている
そのスキをついて誰かが金を買い占めている
その買い占めた金で将来何かに利用しようとしている
と、これらのことが見えてきます。
そして、10年後の現在、金は1オンス1700ドル前後、一時は1900ドルを超え2000ドルに迫りました。円では1g4500円前後になっています。
2001年から10年間でドルベースで7〜8倍、円ベースで4〜5倍に値上がりしました。
ところで、金の価値は時代が変わっても不変であると古来から言われています。
その価値の不変なものがこの10年間で数倍になっている。
ちょっとおかしいですね。・・・
不変なものが数倍?、不変?、金は不変?・・・となれば通貨の価値が下がったのか?ということが疑われます。
そうです。10年前に比べ、ドルは1/7〜8に、円は1/4〜5の価値になったと言うことです。
金を物の価値のバロメータとして、通貨もその物の一部として捉えると10年前の数分の1になったということです。
元々、通貨の値打は絶対的なものでなく、物に対して相対的であり、他の通貨に対しても相対的な価値でしかないわけです。ですから、インフレでは物価が上がったといいますが、通貨の価値が下がったともいえるわけです。デフレではその逆です。
このように本来、通貨は絶対的な価値でなく物に対してあくまで相対的な価値であることがわかります。
ですから、時代が変わっても不変な価値である金をベースにすると、10年前に比べドルは1/7〜8になり、円は1/4〜5になったということです。
現在、額面の1ドルは12セント〜14セントの価値であり、額面の100円は20円〜25円の価値になったということです。ですから国債、預金、その他債権で額面で表示されているものは全て既に数分の1の価値になっています。
ただ、今はそのことに気が付いている人がほとんどいないので額面どおり通用すると信じて利用しているに過ぎません。
このドル、円の極端な価値の低下は、この10年間のテロ、戦争、サブプライムローン問題、リーマンショック、EU金融危機などで世界支配層の詐欺的手法によりその価値が盗まれた結果なのです。
そして、彼らが計画している世界の金融資産収奪の最終ターゲットは円、日本国債とドル、米国債なのです。ですから、この最終収奪が終わるまでは、あくまで額面1ドルは1ドルの価値があり、額面100円は100円の価値があるように見せているわけです。世界の市民を騙しているのです。
世界の人々を騙し、既に無くなっている預金がちゃんと存在しているように装うために、FRBは16兆ドルを欧米の金融機関等に隠し融資をしているのです。
そして、その状態を糊塗し、EU金融危機を煽り、米ドルや米国債へ資金が逃避してくるのを待ち受けているのです。その逃避資金が最高に積み上がったタイミングを見計らって、EU危機によるEU銀行の倒産やEU国債の損失の煽りを受けたとの口実により、アメリカの金融機関を倒産させ、ドルの価値を1/10に落とし、米国債をデフォルトさせると思われます。
昨日にお伝えしたように、FRBはリーマンショック以来昨年までに16兆ドルを金融機関等に隠し融資をしていた事が今年の夏にGAO(アメリカ会計検査院)のFRBの査察で判明したとのことです。FRBが公表している市場供給資金は約3兆ドルですのでこの16兆ドルと合わせると19兆ドル3/19=1/6.3となります。
このことはアメリカのマスコミも報じてないようですがネットで「16兆ドル」で検索すれば関連記事が出てきます。
日本の円は日銀の株価でおおよそ推測できます。日銀の株価はピークの1/20になっています。日本の株の平均はピークのおおよそ1/4ですので、日銀の株価は平均のさらに1/5ということです。日銀の市場供給資金は約120兆円(EU危機により最近約20兆円増やした)ですが、日銀もやはり隠し融資金推定約400兆円をアメリカに供給しているものと思われます。
この推定400兆円は非合法の要求によるものであるため正規のバランスシートには計上されていません。このことから日銀は日本国のため日本国民のための機関では無いと言う事がわかります。
このように既に数分の1になっているドルと円ですが世界金融経済大恐慌時にはさらに1/2、1/3になることが予想されます。
通貨で持つとすればスイスフランかカナダドルが比較的安全だと思います。とにかくドル、円の債権は処分して現物の物や生産に繋がる不動産、金などに置き換えたほうが安全だと思います。

ホーチンミン在住の28歳の方からコミントを頂き、昨日の記事でそれとなくアドバイス?になったかどうかわかりませんが、そのコメントを紹介します。

1. ホーチミン在住者 28歳 2011年12月6日 22時56分 [返信する]
自分の事業とは別で
経済が好きで趣味でFX・CDF取引を行なっております。
ブログ本日発見させて頂き、過去の記事も読ませて頂きました。
「世界乗っ取りの三種の魔器」の記事はとても勉強になりました。
しばらくはユーロをショートしてその後はシンガポールでシンガポールドル建てで商品先物(農作物)への投資を考えてますが、金融商品ですのでやはり先物もダメでしょうか?
ご多忙かと思いますが、ご教授頂ければ幸いであります。
 
2. 勝寛舟 2011年12月7日 23時11分 [返信する]
ホーチンミン在住者さんへ
近日中に金融経済大恐慌の防衛策の一部として投稿します。ちょっとお待ち下さい。

3. ホーチミン在住 2011年12月7日 23時20分 [返信する]
その日が来てしまわないうちに対策法を掲載頂けると大変助かります。

ヨーロッパの銀行が倒産すれば日本の銀行システムもシャットダウンして機能しなくなりそうですね。 今、日本の楽天銀行にもお金預けているので心配です。

4. ホーチミン在住者  2011年12月9日 10時15分 [返信する]
有益な情報ありがとうございます。
ユーロが更に危機になり円が高くなるまでは
5−6倍のレバレッジでユーロ売りをかけて
その後はすぐにユーロ危機で一時的に下がるであろう金の現物を購入したいと思っております。


という次第です。
日本の若者も海外で色々と活躍して、また冒険心も持ってチャレンジしているのだなあと感じます。
この4〜5年は激動の時代であり過渡期でもあると思います。ですから、金融資産も出来るだけ防衛していただいて次の時代に生かしていただきたいと思います。
そのためには投資のプロのアドバイスを受けられたほうがよりチャンスが増すとおもいます。


「最新の資産防衛術は聖書にかくされていた」 松島 修;著 扶桑社 2011/10/1初版

この松島 修さんは10年前に金が上ると確信されていた方で、「金の大底で金鉱山株買い」;
金の買い場として美味しいときだと判断した理由は簡単です。
年初からテロや戦争の可能性が懸念されていたこと
産金価格を割るような水準に落ちていたこと
皆が見放していたこと
金鉱山会社が金を空売りしていたこと(いつか買い戻す)
から、わかりやすい反転ポイントでした。
と書かれています。
私が金が上ると確信を持ったのは、ユーロがうまくいかないだろう、各国の中央銀行が放出しあえて低価格を維持している、世界支配層が買い占めているなどの理由からでしたから、同じように上ると思っていても視点は違いますが、やはり、松島さんはプロの投資家の視点での判断だと思いました。また、「311」が起こる40日前にユーザーに警告のメールを送ったそうです。そして、これから起こる激動のピークは2014年の中期と予想しています。この時期も私が予想している時期と重なります。また、無料メルマガで情報を送っていただいていたのでその文面から誠実さも伝わってきます。非常にユニークな方でもあるようなので、その辺の投資アドバイザーとは違って別格にランクが高い方と思います。

イーグルビュー(無料メルマガ)
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激動の時代を勝ち残る知恵は
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ということで、私も「ホーチーミン在住」さんに負けないようにちょっと投資もしてみようと思い、昨晩一般会員として登録しました。
以上、参考まで

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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. ホーチミン在住者 2011年12月10日 10時17分 [返信する]
勝寛舟さん

掲載頂きありがとうございます。
若干のレバレッジをかけてユーロを売ろうと思ったのですが、統計上市場の中でユーロ売りを行なっている方が多かったので(その方々のお金を巻き上げるべく?)一時的にユーロ高になるのではないかと予想し、様子見を行なっております。
松島さまの情報ありがとうございます。
色々と調べましたが、価値がありそうでしたので
早速アマゾンにて本を購入しまして、今から新イーグルフライ有料会員へも登録しようと思います。

この方の事は知りませんでしたので
感謝致しましす。

 


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