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TALES OF  NIGHTINGALE
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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2011年2月11日 12時5分
相撲の終焉
 
相撲というとまず思い起こされるのは、幼少の頃、日中農作業でほとんど家を空けている忙しない祖父母が、夕刻、相撲放送が始まる頃になると申し合わせたようにテレビの前に鎮座し、時に声を挙げ、手を打って取り組みに興じていた、その光景である。その祖父母から「八百長」と言う言葉を聴いたことは一度もない。

件の八百長騒動の後、ネットで目にした石原都知事のコメントは、要約すれば下記のようなものであった。すなわち、

八百長なんて折り込み済み。厳密なスポーツとは区別してこれを執り行うべし、と。

つまり、八百長なんか言わば暗黙の了解なんだからそのつもりで見てしかるべきと言う主張だ。似たような論調を石原氏以外にもいくつか散見した。
では何故それをこれまでおおっぴらに前提しなかったのか。何故、恰も真剣勝負のそれのように、どのメディアも、またこれに関わるどの人物も取り上げ続けたのか。
日本相撲協会はその”誹謗中傷”を拭うべく、裁判までおこしてたのではなかったのか。そのくらい協会にとっては譲れない一線であったということだ。そして、これまでの相撲報道はすべからく真剣勝負を前提としてのものであった。
石原氏の言うように、もともと相撲なんてそんなもの、と最初に高らかに宣言していればこんな混乱は起ころうはずがない。

何故彼ら、「それ」を識る者は誰も言及しなかったのか。

最初からそれとして出発していたのであれば、スポーツのテーブルにのって勝負にこだわる必要はもとよりない。そうなれば、当然そのための報道も不要だ。勝負は最初から「決まって」いるのだから。それをスポーツという真剣勝負の土台に載せて、行ったがゆえのこれは混乱である。
そこには決して積極的な意味ではなかったにせよ、わざわざ寝た子を起こす必要はないという、相撲道の精神や報道の精神、あるいは神事を司るにあたって保持すべきであろう厳かな意識とはかけ離れた隠蔽及び欺瞞の意識があったことは確実である。それなくしてこれほどまでに八百長が「脈々と」行われてきたはずがない。
念のため付記すれば、日本相撲協会はごく一部の限られた問題、として処理を図っているようにも見受けられるが、無関係といわれる親方衆そのほかの関係者の、知らなかった、という言葉は免責を意味しない。なぜなら、本当に何も知らず、気づかなかったのであれば、そんな八百長すら見抜けないような、その程度の眼力・見識しかなかった、ということなのだから。それで親方、あるいは指導的立場にある者としての資質があるといえるのか。

同時にこれは、歌舞伎同様本来は大衆芸能として普段の生活に土着していた文化を古典芸能という格式に祭り上げたがゆえの悲劇でもある。一体古くから続く文化が他より長く時間を持っているというだけで高々と掲げられるべきものなのかどうか常々疑問に思っているが、今回の騒動は、逆に伝統があるから、というだけでそのお題目を守らんがために様々な矛盾を抑圧し、ますます中身を腐らせる、というその負の側面を露呈した部分はあるように思う。相撲が品格・伝統という包装にこだわるあまり、言わば形骸化し、中がどんなに腐ろうと体面さえ保てれば、という”暗黙の了解”の誤謬に向かったのはほとんど自明だ。
伝統文化だから、という免罪符によって、本質的な問題をどこまでも棚上げし続けた、”伝統の盲点”を突かれたという部分はあるように思う。
朝青龍の放逐にしても、仮に朝青龍に処分されなければならない資質的な問題があったにせよ、品格という”刀”を振り回して、嫁いびりのような真似をして彼を暴発させ、それを口実に追い出したとしか見えなかったが、何故、弟弟子と取り組み後に気さくに歓談することが横綱の品格を汚すことになるのか、今でも分からない。むしろ、相撲協会がこんな力士の心までをもがんじがらめに縛り付けるような真似をせずに、むしろそのガス抜きのために、率先してサッカー大会を催すくらいの度量があれば、朝青龍が、その息苦しさのあまり、仮病を使ってまでモンゴルに帰る必要もなかっただろう。

これら、相撲協会の罪は当然重いが、その罪は白日に晒されることによって、あるいは目に見える処分がどうなるにせよ、実質的な命脈を絶たれることによって社会的に断罪された側面はある。他方、八百長を肌で薄々勘付きながら、これを黙殺し、いわばメディアとして何よりも優先すべき真実を糊塗し、秩序ある放送、という予定調和のもとにこれを真剣勝負として流し続けてきたNHKを始めとするメディアの”罪"はどうなのか。 その罪は、相撲協会が断罪されることによっていささかも減じるものではない。メディアへの信頼いう意味において、この問題はその喉元に刃を突きつけるものでもある。
今まで大相撲が始まれば、連日夕方何時間にも渡って公共放送の電波を用い延々と放送し続けたあれらは、そしてそれに連なる、もっともらしい解説、とことん勝敗にこだわった報道は一体何だったのか。そして今、放送側の当事者らはそれらをどのように受け止めているのか。加えるならば、朝青龍をヒールに仕立て上げた一連の報道をこの相撲協会の体たらくと照らし合わせてどのように思っているのか。
一体これまでの相撲放送において彼らの果たした役割とは、何だったのか。
政治家を糾弾するに、事あるごとに、国民に納得のいく説明を、と声高叫ぶメディアであればこそ、率先垂範してしかるべき説明があってもおかしくない話ではあるが、未だそんな話は聞かない。

玉木正之氏によれば、相撲には神事・興行・スポーツの三つの要素を持つとある(2011年2月7日某地方紙朝刊記事)。今回の八百長によって相撲のスポーツとしての相撲は崩壊した。”望まれない勝利”はありえないのだから。そんなものはスポーツとは呼べない。のみならず、それは同時に神事としての崩落でもあろう。なぜならスポーツ精神に背いたのみならず、これを真剣勝負とみなして応援した民心をも同時に謀る、神聖なるべき神事とはおよそ対岸に自らを置いたのだから。
膿を出せ、出直せという論調を連日目にするが、一体、どんな「膿を出」し、どのように「出直」せば、この先、人々が八百長という言葉が頭を掠めることなく相撲を見ることができるというのだろう。
これは、言わば大相撲が相撲道からも神事に関わる領域からも引導を渡されてるという事態に他ならないというのに。
その二つの意味で、日本相撲協会はターニングポイントではなく、終焉を迎えたといっていい。
後は、芝居としての興行の道が残されるのみであるが、確かに水戸黄門がどれほどパターン化された筋書きを踏襲しようと飽きることなく繰り返し放送され、また、フィギュアの「浅田ブランド」のように、実なきイメージ戦略が十分商売として成り立つこの国のことである、如何にそれが心技体の「相撲道」と乖離しているとはいえ、その道は確かに残されている。

途中、”今回の八百長によってスポーツとしての相撲は終わった。”と書いた。石原氏の言うように、もしかしたら、そんなものは最初からなかったのかもしれない。しかし、「折込済み」で「嘘だといってよ、ジョー」と言うファンが見当たらないにせよ、うちの祖父母のように、その前提をあえて持たず、解説を鵜呑みにして一喜一憂したファンも少なからずいたはずだ。最初からシナリオのある物を見せられていた、となれば、やはりそこに、それらの人々の心に背いた部分は否めないように思う。
そして最も同情すべきは、八百長の誘惑にも、そしてそれを拒否したがゆえに加えられたかわいがりという”合法的リンチ”にも、あるいはまた、折り込み済みという視線にも耐え、まさしく全身全霊を以って命を削るようにして本来あるべき心技体の相撲道を極めんとした、数少ないが確実に存在した、力士達だろう。
”腐ったリンゴ”とそれを漫然と放置し続けた”識者””関係者”らによって、彼らのためにこそあるべきであった土俵を奪われ、道連れにされた気持ちはいかばかりか、察するにあまりある。

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2011年2月6日 14時55分
地上のラフマニノフ 虚空のアマデウス 〜グリーンズボロの衝撃〜
 
昨秋初めて第二番を見た時からの一つの疑問、一体。一体、誰がこのいかめしい第二番をこんな、デカダンの花園にしか咲かない花の蜜をかき集めたみたいな甘ったるい第二番にしたのか。
タラソワの手法じゃないし、ミヤケンでもない。まさかモロゾフ?でもなさそうだし…。

第二番演技後(”リッポン演技後”、と書け!自分(笑))、あれこれ想像を巡らす私の前に現れた人物は、私を後ろの壁まで吹っ飛ばすに十分なインパクトを持っていたが、それはこの日受けた最大の衝撃の余興に過ぎなかった。

この日最後の演技者は、ショート第一位、ライアン・ブラッドレイ。そのショートで4−3を成功させての一位、というから一体どんな新進気鋭の若手が?どんな破竹の新人が?と待つ私の前に現れたのは、古参兵。
そして奏でるは、モーツァルト--------ピンキッシュパープルのモーツァルト。

確かに観客の声援に応えながら、一瞬俯き加減の道化が見せた素顔は、胸を突くものがあった。
リンクに降りるその一歩から、彼はその素顔を隠して完璧にあの”道化た天才”だった。

確かにこの大一番でこのプロをやらかしたブラッドレイの”覚悟”は、ある意味、賞賛に値する。
一歩間違えれば、”諸刃”だということは誰より本人が一番自覚していたはずだ。

少し視点をずらせば、このプロならではの”意味”も見える。
すなわち、主体は選手であっても、主導権をジャッジという神に一手に握られ、そのお眼鏡に叶うようにと演技させてもらえるのはわずか数分間。ルール改正に翻弄され、でなくても、後ろからどんどん出てくる新しい才能の脅威におののきながら、それこそ頭のてっ辺から爪先まで技術的且つ芸術的な完成を強いられ、にもかかわらず、一晩どころか、ほんの数分で調子が一変する。 そこには、スポーツとはいうものの、こんな神経をすり減らすような戦いの場に身を置き続け、辛酸を嘗め尽くしたベテランならではの、もはや好戦的ともいえる強烈なアイロニーがあった。
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2011年1月29日 20時40分
冷蔵庫、壊れる。
 
購入以来、一度の遅刻・欠勤もなく(?)勤めてくれていた勤続ウン十年のうちのベテラン冷蔵庫さんが突然冷えなくなり、もしかして、こりは究極寒がりの私に気を利かせた冷蔵庫さんの、ここで避寒を、のシャレかしら?などと思いつつも、外が冷えるのは困るが、冷えるべき冷蔵庫さんが冷えないのはもっと困る…。うちはエコポイント関係なく、”使える間は使う”もったいないマータイ様ご鞭撻主義なので、時々こういう事態に陥ります。
メーカー様にお電話しようかとも思ったものの、おそらくは部品の保持期間も過ぎてるだろうと判断して、速攻(でもなかったなぁ…あれこれ用事が立て込んでたから…でも我が家的にはかなりの速攻)で家人と連れ立ち最近オープンした最寄り電器店様へ。
まずは置き場所のサイズを元に機種を限定。そして、あれこれ吟味すること20分あまり、○芝様製某機種にほとんど選定し、ネット販価とやや遠距離某他電器店様販価を調べると、それらに比べ3万円くらい高い…。ここで頼めば、おそらく先代冷蔵庫さんの撤去から設置まで言わなくてもやってもらえるでしょうけど、3万円は大きい。ぬ〜、迷うことしばし。通常ならここで一旦退却して一晩じっくり考えるのですが、この寒さですら刻一刻と傷みつつある冷蔵庫の食料状態を考えればそんな猶予はもはや、ない。
店員さん向き直りお値段交渉をするとあっさり最安価格に。
そんなにあっさり決めてええんかい!と思わずこっちが心配してしまいそうになる即決即断でしたが、とにかく深く御礼申し上げて、あっという間に商談成立。でございました〜。

というわけで、新代冷蔵庫お迎えが、これまたなかなかに大変な戦記物語(?)でしたが、そのお話はまた後日にでも。

いきなり何の予兆もなく冷蔵庫が壊れて本当に慌ててしまいましたが、夏だったらもっと大変な状況になっていただろうし、寒さ一番のこの時期に壊れてくださったのはある意味、冷蔵庫様の最後のご奉公であったかも。ありがとう、冷蔵庫さん(ペコリン)。
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2011年1月16日 18時50分
2010年全日本女子フィギュア雑感
 
こんばんはー。
いつも 「TALES OF  NIGHTGALE 」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。ワタクシ地方は昨日からキョーレツな(笑)寒さに襲われておりまして皆様地方はいかがでしょうか?今が寒さの底とはいえ、冷蔵庫のなかのほうがぬくいんじゃないかというこの寒さ、今日のワンコ散歩はうっかり立ち止まるとそのまま氷像になるんじゃないかと思うような寒さでしたが、皆様もどうか暖かくしてお過ごしくださいませ。

さて本日の出し物(?)は、「2010年全日本女子フィギュア雑感」でございます。いつも掲示板のほうに書かせていただいているのですが、選手が多くてかなり長くなってしまったことと、年もあらたまったことですし、昨年はせっかく足繁くお越しくださってるにもかかわらず更新が少なくて申し訳なく思っておりましたので、今年はちこっとブログのほうへ重心移動したいと思いまして、今回実験的にこちらのほうに掲載させていただきました。

まーそれにしても日本は本当に層が厚いですね…見よ!この才能の数々!外国なら今すぐ代表になれそうな選手がゴロゴロ…。世界レベルの大会で日本人選手がコンスタントに上位に入るのも頷けますわ…。
今回視聴は、ちょっと片手間仕事しながらだったので選手の名前と演技がいまいち合致していなくて、その点お含みおきの上お読みくださいませ。





石川…初見。曲の雰囲気を作るのが本当に上手な選手ですね。味のある演技で、特にSPは安藤のクレオパトラ以上ですわ…。FPとSP、逆でも良かったかな…。

鈴木…高橋同様、コンペであることを忘れてしまうのが鈴木の演技の真骨頂だと思ってる(高橋SPのあの会場の雰囲気を見よ!(笑))ので、今回の演技はちょっと残念でした。いえ別に代表に選ばれなかったとかそんなことではなく、SPのフィニッシュの伸ばした腕を胸元に引き寄せるポーズ、このSPのキモだと思うのに、私なんかあれとスピンの振り付けが見たくてこのSP見てるようなものなのに、ジャンプの失敗が頭にあったかおざなりになってて私的にはGOE-500(笑)。ま、欲が出たことはいいことですけどね…くやしかったのなら3−3の習得だ。長久保コーチだけに期待したい。

もうひとりの鈴木(鈴木って選手が二人いるのね…知らなかった。)…初見。身体を大きく使って演技が出来ていたように思います。衣装はなんか包装紙のよう…。振り付けも似たような振りを何度も反復しているように見えました。

大庭…初見。まだまだ子供のフィギュアながら軽やかなジャンプ、見ていてもまるで失敗するような気がしない。顔の位置がいいですね。メンタル的に非常にコンペ向きの選手だと思います。女子フィギュアの内村(笑)。

友滝…初見。それなりにこなしてましたが、まだまだこれからですね…。 淡々としすぎというかもう少し演技に色付けができるといいと思います。

村上…最初のコンビ、着氷暴れましたが抑えました。このプレッシャーの中で萎縮せずに相変わらずの演技が出来たことは素晴らしいと思います。ワールドもこの勢いで!

浅田…回転の速さは失われていないものの、高さがないためクリーンな3Aになりませんでしたね…。ランの部分で確かに佐藤コーチ直伝(?)の重心上下動の少ない滑りが見られましたが、個人的な好みからいうと、あのコマコマしたクロッシングよりも修正前のダイナミックなストロークが好きだったので、なんかちょっと残念なような…ま、体力的なロスが大きいのかもしれないけどそれだけに見ごたえあったので…。第一、どうしても重心移動のロスを意識するあまり、おそるおそる滑っているような印象がいまだ拭えない…なんかそっちでいらん頭のエネルギー(笑)をロスしてるような気すらして…。
まぁ、ワールドのかかるここ一番で、意地でも揃えて来る、この“土壇場力”(Copyright (C) ashley0122joe(笑))はさすがだと思いますわ…。ところで「次は3兎」だそうで、兎年に引っ掛けたシャレならともかく、これが佐藤“名”コーチと相談したうえでの意向なら本当にたいした名伯楽もあったもんだと思いますが…。
演技については浅田の静的プロは依然完全NGなので省略するとして、年明けのどこぞのショーで着ていた黒の衣装、正面から見たら、白い襟がついててなんか『ピアノ レッスン』みたいでしたが…。あのジミーな映画をプロにできるのかしら…?ってまた妄想がムクムクと頭、もたげそうになりましたが…(笑)、もし本当に『ピアノー』やるなら頭はやはり編み上げで。とっても雰囲気でると思いますわー。ああでもあれも多分静的プロ…トホ…。
とにかくこのお衣装、横から見るとまるでオディールのお衣装にしたいほど素敵!と思ったらタラソワデザインだったーっ!お洋服のデザインまでするとは知りませんでした…む〜多才!やっぱり『鐘』の赤黒衣装もタラソワだったんじゃ?ってそっちで大暴走して新年早々、現況とは全く関係ないところでウルウルしてしまった私です…ウルウル…。『タラソワの赤と黒』が真実を掠めていたのなら泣ける…(もう泣いてる(笑))。
ところで着物ブランドを立ち上げるとか…浅田ブランドなのね、と思ったらたくさんのお着物のなかから浅田がチョイスしただけ、ってそれって浅田ブランドと言えるのか…??「自身が監修を手がける初のオリジナルブランド」だそうですけど、オリジナルっていえるのかどうか。どう贔屓目に見てもプロデュースじゃなくてセレクトのような…?単に浅田の人気と知名度に乗っかった便乗商法、という気がしなくもない…もっと手っ取り早く言えば「名義貸し」(笑)。
そう言えば新聞記事で、東京に練習に通ってて「ひとりカウンターで寿司をつまむことも」ってあったんですけど、ファミレスや吉野家じゃないところが、いよっ!ブルジョワ!(笑)せめて回転寿司にしてほしい…でないと世の勤労サラリーマンの立場が…と思ってしまったのは私だけ?(笑)

庄司…初見。今大会中、もっともタレントを感じた選手でした。この選手については有料で書きたいことがあるので割愛させていただきます。素晴らしいですわ…この選手は…。ソチのタイトルの最右翼じゃないかしら?ふふ…以上ashley0122joeの予言コーナーでしたー。当たるかな?(笑)もしビンゴだったら副賞(?)としてミヤケンにウィアーの振り付けするよう説得してください(笑)、日本スケート連盟様。悪くても村主クラス、うまくいけば…?ま、日本なだけに、彼女のタイトルへの挑戦を阻むもののは、村上でもなくエッジの使い分けでもなく(エッジは今回よそ事しててちょっと確認できなかった…)、その日本スケ連だったりしないように祈りたいと思います(笑)。

村主…かっとびスケーティングは相変わらず。まぁ、これだけ滑れるのに止める理由がないわいな。SPの演技後の拍手、温かかったー、お客さん、エライ!(笑)FPも曲の勢いに負けてませんでした。後は後半、どうしても足が動かなくなるのでそのあたりかな。村主は本当に甘えがない。それがスケーティングにも出ている。後に続く後輩たちのためにも可能性を切り開いてほしいものです。

安藤…バクハツしてましたね(笑)。足を踏み鳴らしてのガッツポーズ、男前だった!(笑)全日本直前予想で“ぶっちぎりの”と書きましたが、浅田復調もあって“ぶっ”くらいかな…?(笑)シーズン当初、彼女の白靴に本気を予感した私ですが、ここまで爆発するとは…やっぱり白靴安藤は期待できる!(笑)
この着氷の脚の強さは欧米の女子の垂涎の的でしょうね。バンクーバー前に優勝の最右翼は安藤、とこちらで書いたのもこの安藤を想定してのことでしたが…。今オリンピックやれば台乗れますわ、おそらく。浅田の影に怯えて自分を見失っていた安藤はもうどこにもいない。
ショートのあの3−3ははずすべき、と書いてきましたが、これくらい気持ちのピントのあってる安藤なら入れてみても面白いかも。今なら多分、3−3でも4でも持って来い!状態(笑)…モロゾフの決断や如何に。
安藤はもっと早く海外に拠点を移すべきでしたね…まぁ逆に言えばそれくらい日本は選手の足を引っ張る要素が多い、って事でもありますが。

塩谷(屋?)アナ…趣味に走りまくったナレーションが、私的に「来てます来てます」状態(笑)。「情熱(だったか)のビッグバン」…ん〜♪いー表現だ!GOE+5!(笑)ワールドも期待してます!
国分…どうしてフジテレビはスポーツ中継にこうもジャニーズを絡めたがるのかわからにゃい…「○○が見れましたー。」いい年してラ抜き言葉はやめれ。
八木沼…浅田が復調してたためか(笑)、現実に即した解説になっていたと思います。

メディア…私の取っている某地方紙は、女子SP翌日、佐藤コーチのことを“名伯楽”と臆面もなく二度も!(笑)呼ばわってましたが(まぁ、そのうちの一回は小塚のコーチとしての評価でしたが…小塚の場合は佐藤効果というより浅田効果じゃなかろか(笑)。+表現留学効果。)、例えばこれが、わずか半年の間でルッツと3−3を揃えて来たというならまだしも、長期スパンで客観的に見れば、この半年、このコーチがやったことは、ジャンプの調子を一旦どん底まで落とし、それを再度元のレベルに引き上げただけ。最大の課題ルッツは旧態依然のまま…。それだけで「名伯楽」と呼べるのならほとんどのコーチが名伯楽じゃないかしら?(笑) ほかのコーチがそこまでの”大改造”をやるかどうかは別にしてね。(ちなみにこの某紙は私の知る限りモロゾフのことを名伯楽と呼んだことは一度もない。どころかまとにも取り上げたこともないんじゃなかろか。)如何に目先の事実しか見えてないかの証明じゃないかしら?○国新聞様(笑)。
特捜が入ったというだけで、小沢氏をあたかも政界の全てを牛耳る黒幕であるかのごとくの、あるいは、村木女史をまるで政界黒幕の子飼いの官僚であるかのごとくの記事を書き連ねるだけのことはありますわ。村木女史は、国賠提訴に踏み切ったそうですけど、ついでにこんな皮相極まりないマスコミも絡げて告発してもらえたら日本の報道の有り様も随分変わるんじゃないかしら…?でもそんなことをすれば日本からマスコミが消えるかな?(笑)
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2011年1月10日 10時50分
オペラ座のチャン
 
あっ!




という間に(笑)寝正月が終わり、お正月後の残務処理(?)にアプアプしているashley0122joeです、こんにちはー。ほんと一瞬だった…お正月…。最大の年中行事にしてめでたさ全開のお正月休みがこんなに短くていいものか。休日スライド制なんか検討する前に、休日の本家本元とも言えるお正月休暇をもっと延長し、ここはお正月なだけに、むにょ〜んと餅のように引き伸ばし、せめて二週間…できれば一ヶ月…そのくらい休みがあれば、みんなテキトーに分散しますって。鋭意ご検討くださいませ、総務省(多分)様…。

さて、皆様はどのようなお正月を過ごされたでしょうか?私は公約どおり(?)、おコタと一体化のお正月を追及してみました。特に元日はキビシー寒さで初詣に出かける気持ちも早々に失せ(笑)、一応一連の迎春行事を済ませた後は、ひたすらコタツに密着しておりましたが、やっぱりおコタはええ!まことに頭寒足熱の模範生にしてランニングコストもそれなりに低い、エコロジーの優等生と言えましょう。難はやはり一旦おコタにとっつかまってしまうと容易には抜け出せないこと…ああ、おコタを背負って歩きたい…(笑)。そんなおコタオタの私も、二日は持てる全エネルギーを振り絞って初詣に出かけました。
思い起こせば昨年のお正月、私は初詣で神様にお願いしました。

今年も充実した一年になりますように。パンパン!

思いが通じたか、はたまた神様のご霊験のおかげか、おかげ様で非常に充実した一年となったのは厚く厚く御礼申し上げたかったのですが、あまりの充実さ加減にもう息つくヒマもなかった!(特に後半戦)って感じでしたので、今年はその点を踏まえ、

今年は充実しつつもゆとりある一年でありますように。

とお願いを微修正し、改訂版祈願(笑)をした私です。シャアの搭乗機がザク?改なら、こちらは、初詣改(笑)。ご利益ありますやうに。パンパン!

さて。そんなのんべんだらりな新年を過ごしつつも、新年早々色々考えてみました。
今日はそんな考え事のひとつ。
今季のチャンのフリーは『オペラ座の怪人』。滑りはいつもの如く洗練されているし、衣装もなかなか。それなのにいまひとつしっくり来ないのは何故か。

答え。

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2011年1月1日 13時50分
謹 賀 新 年
 
新年明けましておめでとうございます。

新しい年が始まりました。ワタクシ地方は、朝から雪花のちらつくお正月となりましたが、皆様地方はいかがでしょうか?
一通りの新年行事を済ませた後、コタツと一体化の時間(笑)を心ゆくまで楽しんでいる私です…ああ、やっぱりおコタはええ!(笑)

旧年中は拙ブログにたくさんの皆様にお越しいただきありがとうございました。
その数の多さに、一瞬脱兎してしまった私ですが(笑)、なんとか今年はもう少し前向きにピョンピョンして記事を増やしていきたいと思っていますので本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、新年にあたり、今年こそは!と新しい目標を掲げてがんばっておられる方も多いことと存じます。皆様の、新年の抱負はどのようなものでしたでしょうか?
私の場合、あまり立派な大言壮語を述べても、言っただけ!になることをこれまでの経験上学んでおりますので(笑)、今年の抱負としましては。

今年も食後のほうじ茶がおいしい一年でありますように。

となりました。なんとかマイペースに過ごせたら、と思っております。


そして、地上に暮らす全ての生き物が、生きてて良かったと思える一年でありますように。
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2010年12月31日 18時30分
ゆく年 くる年
 
今年も残すところあとわずか…。

今年も色々な出来事がありましたが、拙ブログの開設は、そのなかでもひときわ心に残る出来事のひとつとなりました。超アナログヘタレ人間の私がバンクーバーのあの熱気に煽られて勢いで拙ブログを開設したものの、リアルが激忙をきわめ、なかなか更新ができず、でもいつも心のどこかにこのブログと、そして来てくださる皆様のことがありました。

わざわざ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
たくさんの方に来ていただきましたことを心より御礼申し上げます。

皆様にとって今年一年はどんな年でしたでしょうか?
来る2011年が皆様にとりまして実り多き年となりますようにお祈り申し上げます。

どうかよいお年を。


                     CANAL 拝

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2010年12月25日 14時50分
メリークリスマス!
 
メリークリスマス!

いつも拙ブログにお立ち寄りくださいましてありがとうございます。
今日はクリスマス、皆様、楽しいクリスマスのひとときをお過ごしのことと思います。
今年はまた激寒のクリスマスとなりましたねぇ…。近年の巣ごもりブームのずっと前から巣ごもりクリスマスをやっておりました我が家ですが(笑)、食べて歌って飲んで(といっても約一名を除きソフトドリンク…(笑))暴れて(踊って、ともいう(笑))今年もささやかなクリスマスを楽しんでおります。ご近所に電飾ハウスをやってるお家があって昨晩も拝見がてらちろっと、ほんとにちろっと(笑)、散歩をしましたが、寒いのなんの!見てるほうが電池切れ起こしそうでしたわ!(笑)でも本当に煌びやかで夜の暗さにイルミネーションが鮮やかに浮かび上がっておりました。

さてさて、先日ともむら様へのお礼のレスを!と思ってほんとーにひさかたぶりに(…汗。)こちらに来ましたら、なんとカウンターが知らず知らずのうちに千件突破!
ともむら様へのレスにも書かせていただきましたが、なんかパソ前でふっと千人の人に囲まれてる錯覚に陥ってアワアワアワアワして、レスするだけして脱兎のごとく逃げ出したブログ主です…ああ、恥ずかしい…ほんとブログ主の風上にも置けない…。でも本当にべっくりした…。
本来であれば、1,000人目記念のお祝いをしないといけないのに、なんのおもてなしも出来ずにすみません…。本当に来てくださったお一人お一人にお礼を言いたい気持ちです。
なかなか更新ができておりませんが、これからもネットの大海原の片隅でボチボチッと更新していきたいと思っておりますので今後とも拙ブログをよろしくお願いいたします。
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2010年12月19日 21時0分
イノちゃん遭遇記    〜 夜鳴き鳥の千夜一夜 ? 〜
 
某月某日某所をお散歩してたら、右手前方約70メートルくらいの茂みから何かがサラッと登場。
大きさ、大型の犬くらいか…迷子犬でもない限り、そんな大型の犬がこの辺りをウロウロしているわけもなく。よくよく見ればイノちゃん(年齢性別不詳)ではありませんか!

そう猪さん。

ある日(ある日。(←ハモリ(笑))。
森の中(森の中。)。
イノちゃんに(イノちゃんに。)。
出会った(出会った。)。
花咲くもーりーのーなーかー。
イノちゃんに出会った。


あまりにさりげなく登場したもんですから、私も驚くタイミングを失ってしまって、一瞬、やぁやぁお久しぶり!とか言ってしまいそうになりつつ(笑)、次の瞬間、

はっ!

と我に返って、もう一度そちらに目を凝らすとやっぱりイノちゃん。
私、生まれも育ちも75%田舎育ちの田舎者ですが、野生のイノちゃんは初めてのご対面。
そういえば最近何度か新聞で猪出没が記事になってたっけ…。
でもなってたからって咄嗟に何ができる、というわけでもなく、とりあえず、そこで初めてビックリしまして思わずイノちゃんを凝視!猪ちゃんも遅まきながら驚いたか、ポポポポーッって感じで300メートルくらい一気に後退。
一旦姿が見えなくなったので、あ〜良かった、とひとまず胸をなでおろしつつ、とりあえず犬が心配なので、引き返し始めたわけですが…ふっと後ろを振り返ると、なんとイノちゃんがついてきてるではありませんか!

猪の首、の名のとおりずんぐり体型ながらフットワークの軽いこと!
音もなく、二三歩歩けばあっという間にズームアップ!その距離目測で約50メートルほど。
さすがにこの時になって初めて背中がひんやりしました。
そう言えば、新聞で猪出た出た!は見たことあるけど、出くわした時にどうしろという記事は見たことないぞ!とかヘンなことに毒づきつつ、取りあえず、威嚇のつもりで少しでも身体を大きく見せるつもりで手を広げ、背中を見せるとついてくるので(汗)、イノちゃん方向を向いたままソロソロソロソロ後ずさり…。イノちゃん、右へ左へ軽いフットワークでつかず離れずの距離でこっちの様子を伺ってる模様…。誰か通りかからないかと思ってもこんな時に限って人影なし!(実はほんの500メートルくらいのところを人が歩いてたんですが、その時はそんなこと知る由もありませんでした…。)

とにかくなるべく刺激しないように、かといって、可及的速やかにズルズル後ずさりを続ける人間とまだ気づいてないワンコ二頭。今思えば犬が気づかなくて正解でしたー。うち一頭は弱い犬ほど良く吼えるの典型犬で、ちょっと見慣れないものがあるととりあえず吠える犬。ヘタに気づいて吠えまくられて、イノちゃんを戦闘モードにしてたら…と思うとゾーッとしますわ…。もう一頭は小型なので、イノちゃんに持ってかれないかそれが心配で(以前、この犬がヨチヨチ歩いてるとカラスの集団がついてきたことがあってあの時もちょっとヒッチコック思い出して怖かった…)この頃には、いざとなったらイノちゃんと闘うつもりで腹据わってましたが、後で牙に突かれて負傷のニュースなど聞くと、やっぱりあらためて汗流しました…はひ。

でも五分も膠着状態やってるといい加減緊張感も中だるみ、家人に携帯しつつ(家人もあわてまくり(笑))、どうせなら写真を撮ろうと試みるも、やはり気が動転してるのか、うまくピントをあわすこともできず、(それと画面を一番暗いモードにしたままだったので画像がよく見えなかったこともある)いややっぱりここは動画だ、と思いながら切り替えても結局後で確認したら写ってたのはやたら上下動の激しい(笑)森の木立の遊歩道、だけでございました…。

なんとか、整地されている並木道まででてイノちゃんの姿は見えなくなりました。一応警察に電話しつつ、出会った老夫婦に、「今猪いましたから行かないほうがいいですよ!」と警告しましたが、そのご夫婦、「あら、そう、今日は天気いーから、ほほほ。」ってそのまま、歩いていかれました。警察の人に「止めたんですけど歩いていかれました。」と焦りながら伝えると、パトカー出動と相成りました…。翌日、その遊歩道の入り口にデカデカと

「イノシシ侵入につき立ち入り禁止」

の手書き立て看板が立っておりました。
んがっ、通りすがりのおっさん、「おう、猪出たんかー」と喜々として遊歩道へ歩いていかれました…みんな、余裕ありすぎ(笑)。



因みに後日読んだイノシシ対処法はやはり刺激を与えないように背中を見せずに後退…だそうです。やっぱりあのイノちゃんに限らず、イノシシさんたちは、背中見せるとついてくる習性なのかしら…。
私の見た感じではそんなにアブない状態のイノちゃんではありませんでした、ナウシカの王蟲の目の色レベルで言えば、黄緑色くらいかな…どっちかというと好奇心いっぱいって感じで人間には恐怖心も闘争心もないように見えました。

物言えぬ動物たち…スーパーで食べ物を買えるわけでもなく、もちろん役所に動物様用相談窓口もなく…。ケガをしたらいけませんので、そんなことは到底ご法度ですけど、できることなら、リコリス茶でも飲みながら、こんなところに出てくるまでいきさつをお聞きしたかった私です(良い子は真似しちゃダメよ!!)。

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2010年10月2日 17時50分
イカロスの誤算 1  〜3Aシリーズ ?〜
 
           (掲示板公開分再掲(一部補足改訂))
フィギュアスケートのジャンプの最高峰のひとつ、トリプルアクセル(以下3A)。そしてフィギュア女子には、これを最大の武器とする、浅田と伊藤というふたりの選手がいる。
同じ武器としながらその特徴は大きく異なる面を持つ。その比較対照は各々の特性を炙り出すために非常に有効な手法であり、ここでは伊藤と浅田というふたりの3Aをの対比で話を進めてみたいと思います。まずはブレーカー大丈夫か?--よし。こまめに一時保存--よし(笑)。

何から書こうかと思ったのですが、何故私が伊藤の3Aがむしろ女子の取るべき3Aでないと思うに至ったかについてひとくさり…(というには長い…みくさり、ぐらいか…(笑))。

浅田の3Aは、入りのその構え具合でおおよそではありますが、降りられるか降りられないか、ある程度予測がつくのですが、伊藤のそれは、踏み切って回って、着氷して、それでもまだ降りられたかどうか判断がつかない。ブレードが理想的に氷をとらえ一瞬立ったように見えた時ですら、結局衝撃をうまく処理しきれずに、したたかに転倒してしまう…そんなシーンを何度となく目にしました。つまり、伊藤の場合は、ランディングが流れて姿勢が安定するまで成功したかどうか分からない、極めて予見の難しいものだったということです。
何故これほどまでに最後の最後まで成否の判断がつかないのか。
上記「ブレードが理想的に氷をとらえ一瞬立ったように見えた時ですら」と書いたように、その原因は、身体が着氷に反応して正確なランディングの姿勢が取れているかどうか、というジャンプの着氷スキルの問題であるというよりもむしろ、伊藤の身体そのものが着氷の衝撃に持ちこたうるかどうかの問題ではないのか、という疑念に突き当たったわけです。つまり、伊藤の身体という、一個体が持つ、純粋に物理的な意味での衝撃に対する耐性、という部分に大きく依存しているのではないか、ということです。そして、ここで重要なことは、その耐性は、ジャンプスキルのように本人の意思によってコントロールが可能なものではなく、むしろ制御不可能の領域の問題であるということです。

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