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くる天
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TALES OF  NIGHTINGALE-ブロくる
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TALES OF  NIGHTINGALE
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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2011年7月31日 20時36分
夏は、スイカ。
 
夏真っ盛りの今日この頃。

本来ならば暑さ真っ向勝負の暑々しい日々が続く土用の頃のはずですが今年は台風様のご到来や不安定な大気やらでこれまでのところ暑いなかにもどこか風がそよ吹く、エアコン除湿稼動未だ一日のみ!という暑涼しい(?)日々を過ごしておりますが、皆様地方はいかがでしょうか?(中越豪雨で被害にあわれました方にはお見舞い申し上げます。)

さて、そんなシンプルに暑いだけじゃないプラススチーム効果で不快指数がうなぎ昇る蒸し暑い日本の夏を乗り切る私の必須アイテムと言えば、スイカ(というわけで、掲示板見てしずちゃんネタを期待してお越しくださった方、もしおられましたら、今日はスイカネタですだ、ごめんにゃ。)。

清少納言様によれば夏は夜。だそうですが、なかなか穿ってますね。確かに夏は夜。だなぁ…。で、私的に、プラス夏はスイカ。


夏は、スイカ。

やうやう甘くなりゆく。

土用の頃はさらなり。

氷箱(*)から取り出したるを持て渡るもいとつきづきし。


*氷箱=冷蔵庫(笑)


本当は昨夏スイカに寄せる愛を語ろうと思ってたのですが、昨年八月に『八月の氷片』で持っていかれてるうちにあっという間に夏が終わってしまい、その後間髪を入れず某プロに足元取られたせいでそのままお蔵入りしてました。あらためて私的夏の一押しアイテムは、スイカ。

暑くなればなるほど、作業効率は低下するわ、エネルギー消費量は増えるわ、でロクなことがないように思われがちですが、暑くなれば暑くなるほどおいしくなるのがスイカ。このスイカ様に限っては暑さはおいしさ係数の相加相乗ツールと言えましょう。

冷房嫌いの我が家において本当にスイカ様にはこれまでどれほど助けられたことでしょう。
まず、視覚から涼しさを強調。
赤、と言えば暖色系という言葉が示すように、通常、どちらかと言えば温かさを表す色、と相場が決まってますが、さっくり包丁を入れますと現れますルビーレッドは、情熱の赤という概念に真っ向から立ち向かうがごとくの涼しく瑞々しい赤。これほど涼やかな赤が他にありましょうか。まさにスイカレッド(注:ナントカ戦隊とは関係ございません。)。

次に栄養。
スイカの組成はほとんど水分らしいですが微量ながらもリコピン、カリウム、ビタミン、ミネラル等を含み、疲労回復にも一役。毎日スイカを食べ続けて腎炎を治したツワモノのお話も聞いたことがあります。スイカをいただくと感じる何となく身体を中から洗い流されるような錯覚も一概に気のせいとばかりも言えないのかもしれません。

そして要の味。
一昔前のスイカはヘタをすると瓜の仲間であることをあらためて思い出すくらい甘みの少ない野菜と果物の境界ギリギリのものもありましたが、最近のスイカってもう食べる芸術品と言っていいくらい甘くておいしい。毎夏、商品作物農家様の執念と底力をスイカに見る思いです。おまけに清涼飲料水や氷菓と違い、後口も爽やか。
私の場合、なんというか真水よりも細胞への浸透性があるというか、身体への親和性があって、本当に岩に染み入る清水の如く、身体に染み渡るような気がして、食べてる途中からうっとりしてしまいそうになるのですが、これだけおいしければタネがあっても四角くなくても黄色くなくてもいい!と思ってしまうのは私だけ?
炎天下の昼下がりなどに、冷蔵庫から取り出しましたスイカをいただきますとまさに五臓六腑に染み渡るスイカのおいしさに感嘆しきりです。

スイカの利点はこれだけに止まりません。
加えて安価で庶民的。安価でポピュラーな果物と言えばバナナ様がまず頭に浮かびますが、確かに安いのは安いんですけど燃油サーチャージやフェアトレードのことを考えるとイマイチその安さの犠牲になっているものが頭をよぎり、手放しに喜べない。翻ってスイカ様は文字通り地産地消の筆頭果物。まこと、自然の摂理に沿った日本のモンスーン気候に生きる生き物に神様が賜った傑作果物と言えましょう。

さてここで、いつもこちらにお越しくださってる皆様だけに、特別に!(笑)スイカを10倍おいしく食べる取っておきの方法を伝授いたしましょう。

その取っておきの秘法とは。

ずばり!

「昆虫になりきる。」

でございます。
別に暑さで頭がショートしているわけでもカフカの読みすぎでもありませんわ。カブト虫になったつもりで無心にスイカに食らいつきますと、スイカのおいしさが大脳前頭前野系ワープしてより一層ダイレクトに小脳エリアに伝わるような気がする、というお話。
というか、暑すぎて思考停止状態で無我夢中でスイカ食べてると、時々自分が昆虫になったような錯覚に襲われてしまうのですわ〜。で、そうやって無心でいただくとより一層おいしい…。

是非お試しあれ。



以上、身土不二をまさしく地で行っておりますワタクシとスイカのお話でした。

今年の夏は、清浄な水や空気同様、当たり前にありすぎてありがたみが分からなくなってる物や事の価値を省みる夏であってほしいと思います。


それではこの原稿を書く前に氷箱に入れたスイカ様が程よく冷えた頃だと思われますので、ワタクシ、ただ今から昆虫仮面に変身して一切れ所望してまいりますので今日はこの辺で…。

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2011年7月24日 18時57分
永田町解体論
 
自民内に不信任再提議の動きがあるようですが、不信任あるいは問責に関しては、もしそれが否決された場合は、問責を出した方々が暫時国会出席停止等、そして一度否決されたものを再提議の場合は、バッジを外すくらいの措置を以って臨むべきだと思います。そうでなければ、今回のように政局政争の具になりかねない。その度に政治が混乱し遅滞するにもかかわらず、この非常時にすらそれを省みず政局をやることの愚かさを考えれば、それくらいの覚悟を持ってしかるべきでしょう。

総理の座は重い。
その交代が、政争の具として、軽々に行われるべきではありません。国のトップの首をすげ替えようというのであれば、それを模索する側もその首をかけてしかるべきです。

大震災後三ヵ月にして出された先の不信任動議は震災後の国会における最大の汚点と言っても過言ではありません。本当に復旧復興に没入していればそんな暇と余念があろうはずがない。

不信任を提議された方々は、今選挙なんかやってる暇はないと口を揃えましたが、その通りですわ。そして、その暇がないということは、同様に不信任案なんか出してる暇もありませんでした。首相をすげ替えてる暇も、ということです。

その自己矛盾をまずは説明すべきでしょう。

与党にありながら首相降ろしに加担せんとする与党内野党の方々も同様です。私は聞きたい。

そもそも貴方方は一度でも石にかじりついてでも何としてもこの手で復興を成し遂げるという覚悟を持ったことがあるのか。

もし、その覚悟あらばそんな発想してる暇があろうはずがありませんわ。

やっていることは完璧とは言えなくても少なくとも私は菅氏にはその覚悟を見る時があります。
辞めたほうがどれほど楽でしょう。でも何としても復旧とエネルギーの未来に道筋をつける、というその気持ちだけは伝わってきます。
翻って与党内野党の方々自らのやっていることは、そういった思いの切片もない利敵行為にほかならないことを少しは自覚すべきでしょう。

野田財務「私は菅内閣の一員であり、職責を全力で果たすこと以外何も考えていない」(http://219.122.3.3/iphone/general/news/f-gn-tp3-20110610-788451_iphone.html)
まさしくその通りですわ。辞めるか辞めないか周りが先走ることのほうがおかしい。そんなことにうつつを抜かしてる暇があるならガレキの一つでも片付けるべきです。

与党に限らず、国会議員全員、復旧復興のために何をやってきたのか、一目瞭然できるシステムがあればいいと思います。

一体、これらの方々は、この四ヶ月、それら政局以外に何をなしたのか、箇条書きにしてネットにでも掲示すべきです。

国民も、選挙期間中の名前の連呼の数や握手してもらったかどうかということではなく、一体公示までにその政治家が何をやって来たのかということをしっかり見極めて、投票の判断基準にすることが最も大事だと思います。

震災復興に不可欠な公債特例については、その他の法案と引き換え条件にしていることがそもそもおかしい。足元見ている以外の何物でもありません。特例公債に賛成しない方々は、万一そのことによる復旧遅滞が生じた場合はその全責任を負うべきです。

菅総理は、外野の雑音に惑わされることなく信ずるところを推し進めてほしい。諸案件の重要度の見極め・順列化は不可欠です。牛ちゃんについては、全面出荷停止にして全頭検査にかかる費用を補償にまわすのが最も現実的だと思います。
前述したように総理の座というのは重い。パチンコ屋さんの新台入れ替えじゃあるまいに、総理を入れ替えただけでどうにかなるのなら、とうの昔にどうにかなっていたでしょう。周りがしっかりしてさえいればそれで済むことです。誰がやっても困難を極めるのが今回の震災復旧であり、原発対応です。

少なくとも全ての避難所が解散し、例え誰が首相になっても原発事業が後戻りしてもとの木阿弥にならないような布石を打ってから、あらためて国民投票代わりに原発存廃を問う選挙を行うとういうのが個人的には最も道理にかなった道筋のように思います。時期なんか明言できるわけがありませんわ、特に原発対応がいつ収束するかは誰にも明言できないのですから。別に任期満了まででもかまわないと思います。

貴方が首相まで上り詰めたのは、その”市民感覚”ゆえであると私は思っています。そしてそれは未だ失われていない。であれば、それを以って今後のエネルギー政策、とりわけ原子力エネルギーへの対応を決するにあたっての拠るべき柱とすべきと私は考えます。

所詮一国の首相なんて孤独なものです。

かつて小泉元首相は自民党を向こうに回して大立ち回りを演じましたが、なんでもかんでもアメリカ式にすればいいと考えたその短絡はともかく、その胆力はトップにふさわしいものであったと思います。まぁ、解散総選挙の得票は歌舞伎役者のその大見得に投げられたおひねり以外の何物でもなかったですがね、私に言わせれば。

ま、それはともかく、同じような覚悟があるかどうか。

今回想定する相手は『永田町』です。
菅総理の言動を指して「永田町の常識にはずれたことをして省みない。」と書ける四国新聞社様あたりはその「永田町の常識」に全幅の信頼を寄せているのでしょうが(笑)、変わるべきはこれまでの政治のあり方です。

いずれ誰かがやらないといけないことです。




永田町をぶっ壊してください。

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2011年7月18日 11時50分
なでしこの夏  5,000人様ご来場記念御礼カキコ
 
昨日はカキコに懸命で気がつきませんでしたが、いつの間にかご来訪者様、5,000人突破!

いつも来てくださってる皆様、本当に本当にありがとうございます(最敬礼)。

なんというか、5,000m級の山を走破したような感慨が今私を包んでおります…なんか、感動…。
夜鳴き鳥を始めた当初はこんな熱血ブロガーになろうとは夢にも思わず、本人が一番びっくりしてます、いやはや。
それもこれも一重にこうしてお越しくださる皆様の存在あったらばこそ!とあらためて感謝申し上げる次第です。
これからも微力ながら思うところを書き連ねてみたいと思っておりますので今後とも変わらずご愛顧賜りましたら幸いです。
どうぞこれからもよろしくお願いします(ペコリ)。



さて。

あれこれあれこれ知恵絞ってこれまでエアコン不使用記録を更新していたCANAL家ですが、昨晩はあまりの暑さにとうとう除湿機能、本夏初稼動させていただきました。二時までがんばったんですけど全然寝つけず、これ以上頑張ると明日に響くと判断してスイッチオン!

「ピピッ。」「…ウィィィィ〜ン。」

…す、涼しい〜〜〜〜。

さっきまでムワムワしてた敷布団からすっと熱が引き、なんとなくじとっていたお肌がサラサラ!ああ、蘇生〜。
この時ほど電気のありがたみを感じたことはありませんでした。
それまでアタマ掻きオシリ掻きして何となく落ち着かなかったワンコ部隊も程なく高イビキ。マルガリータでもやっぱり暑かったんだね、ごめんよぉぉ〜、お前達。
で、結局なでしこが気になって朝までまともに寝られず、未明テレビで勝利を確認し朝ごはん食べた後、爆睡してさっき起床しました、おはようございます、皆様。

あらためて、

おめでと!なでしこ!!アメリカもよくやった!

ちなみにこのなでしこ関係で一番印象深かったのが、日本でタコ予言大会を催した水産会社様の某社員様の一言。

水槽に入れたタコが墨を吐いたのを見て、

「これはドロー(泥)かも。」

ものの10分ばかり爆笑させていただきました。

んまいっ!座布団50枚、なでしこ勝利に終わったことだし大盤振る舞いだ!持ってけ、ドロボーッ!



…こんなブログではございますが、今後ともよろしくお願いいたします。
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2011年7月17日 19時24分
庇と連休コンバートを
 
都市部については、空気中もさることながら地表面の熱上昇を如何に抑えるかが、節電しつつ猛暑を乗り切る鍵のように思います。
電線等との絡みもあるでしょうが、できればビル屋上から屋上へ透水性のある遮光シートでも渡して区画ごとにまとめて覆うことができればかなり昼の地表温度上昇を抑えることが期待できるように思います。しかもこの対策は電源不要。昼間の温度が抑えられれば夜間の気温を下げることにもつながります。とにかく一旦熱を持ったアスファルトが蓄熱材となるのを防止することが最も重要でしょう。
どのみちここまで暑いなかで、あちこち気を使いながらでは仕事の能率もあがらないでしょうから、九月のシルバーウィークを土用期間にコンバートするのもひとつの手ではないでしょうか。
小手先ではなく大胆な施策を講じる必要があるように思います。

安定的な電力供給対策で最も急がれるのは電力途絶が許されない病院・半導体関連等への自家発電のバックアップ確立です。次に蓄電技術の開発です。蓄電は自然エネルギーの最大の弱点である不安定性を補完するものです。国策としてでも最優先で自家発電と蓄電はそのシステム確立を急ぐべきだと思います。
ピンポイントで自家発バックアップさえあれば、後は人間の工夫次第でしょう。最初に多少の混乱はあるでしょうが、そのうちやりくりできるようになるのではないでしょうか。
毎日数時間の停電が日常茶飯事になっている国ではもはや誰も停電で騒いだりしないそうですが、日本でもやはりこの”慣れ”が必要でしょう。

暑さと停電は”慣れる”ことができます。そこが放射能と決定的に違うところです。
人間に放射能への”順応性”はありません。

暑さと停電は、”不便”ではあっても、少なくとも放射能のリスクと隣あわせよりは”不幸で破滅的”ではないように思います。
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2011年7月10日 20時38分
『Nostalgic Petrushka』
 
来季二枠ショックに打ちひしがれてる今日この頃ですが、ちょっと気分直しに”私の期待するプロ”シリーズ、キムの『ペトルーシュカ』についてひとくさり。

『薔薇の精』はもう文句なしにかのブルーローズですが、『ペトルーシュカ』はキムに。

ニジンスキーの時代は記録技術がまだ走りの時代でしたので、彼が踊った作品についてはその一部しか見ることができず本当に残念なのですが、振り付けにおいてもその非凡さは遺憾なく発揮されているように思われます。

そのひとつ、『ペトルーシュカ』。

あのストラヴィンスキーの不協和音にのってこの作品にニジンスキーが吹き込んだ思いが時代を超えてリンクのうえに再現できたならどんなに素晴らしいことでしょう。

そして『ジゼル』をああも掘り下げたキムには、きっとその期待に応えてるだけのものがあると私は考えます。

衣装は…ん〜、うちの『置き忘れた時間の部屋』の入り口に吊るしてあるマリオネットの衣装!…っても分からないか(笑)、アイボリーとアンティークグリーンに金のモールド、ちょっと懐古趣味な衣装なんですが。

このマリオちゃんは口元指先は小豆色、なんですが、『ペトルーシュカ』の場合は、目元口元もアンティークグリーンかその同系色、かなぁ…。

余談ですが、メークと言えば、まだルージュは赤系が不文律だったウン年前、お店(田舎じゃなくて大阪のど真ん中)で「青とか緑のルージュってないんですか?」と聞いた私を、宇宙人にでも出くわしたかのような顔して見返した店員さんの目が忘れられない…今や、黒すらアリなのに〜!

ま、それはともかく(笑)、『ペトルー』衣装ですが、片耳だけの同じグリーン系のプリザの薔薇ピアスなんかいいなぁ…。と思いましたが、ここはやっぱりあの細い首にタイトなチョーカーかな。でもプリザは大変デリケートなので難しいかなぁ…演技終わったら萼すら残ってなさそ。かといってクレイ系ってのも今ひとつだしなぁ…むむ…。

髪はペールピンクか、銀のボブで、帽子から覗く感じ(被り物はOKなのか?)。

『ジゼル』と『ペトルーシュカ』は彼女がこれまで提示してきた『ロクサーヌ』や『死の舞踏』同様、フィギュアにおける未知の領域の開拓に繋がる可能性を秘めたものであり、彼女はその類まれな嗅覚で以って『ペトルー』に宿るニジンスキーの魂を嗅ぎ当てるはず。
きっとそれを見る者はその作品の向こうにワッツァの影を見るんじゃないかしら。『ジゼル』の向こうにその魂を見たように。

見事にその試みがなった暁には、彼女は『ペトルーシュカ』に流れるニジンスキーの血を受け継いだ者、となることでしょう。
彼女の作品にまたひとつ、傑作が加わるに違いありません。

ああ、見たいな、キムの『ペトルーシュカ』。



『ノスタルジック・ペトルーシュカ』。

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2011年7月7日 19時4分
七夕
 
今日は七夕。

あいにくワタクシ地方は雨模様で星空は望めませそうにありませんが皆様地方はいかがでしょうか?

今年は日本列島挙げての節電の夏ですが、この際それを逆手にとって1分でも10分でも七夕の夜に途絶不可部分を除いて一斉に電気を止めてみるというのはどうでしょう?一斉ライトアップならぬ一斉ライトダウン(笑)。

地上が暗くなった分、見えてくるものもあるのではないでしょうか。織姫と彦星にちなみ、普段なかなか会えない方々に暗がりのなかで思いを馳せるのもまた七夕に相応しいようにも思います。

今宵ばかりは地上の宝石箱を閉じて忘れていた空の宝石箱に目を向けてみたい。

一年に一度、せめて七夕のその夜に。
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2011年6月28日 19時50分
挙国一致内閣
 
亀井氏、浜田氏の起用は非常にいい判断だと思います。
党内外を問わず有能であればどんどん起用して挙国超党派の体制を整えるべきです。
自民党も既に終わってる看板衆とは別に、なかには話の通じる政治家としての良心を失っていない人間もいるはずです。そちらに話をもっていくべきでしょう。
民主執行部に駆け引きを担える人材が全く見当たらなかったので、静香ちゃんにはそのあたりの入れ知恵を大いに期待したいところです。
自民党の正面玄関から入ることしか考えてない安住氏、岡田氏、玄葉氏あたりは率直に言って無能ですわ。特に岡田氏、依然中国との公式協議の席上で金正日氏が中国に来たかどうか聞いたと聞いた頃からその政治的センスに疑問符がついてましたが、幹事長としての何を言うべきか言わないべきかすら分かってない。はっきり言って政治ってもんが全然分かってないんじゃないかしら。

小沢氏、鳩山氏、今亀井氏がやっていることは本来であれば貴方がたが率先垂範してやらなければならないことでした。なにやってんですか、全く。貴方がたが自分のやるべきことがわかってないから静香ちゃんに骨折りしてもらわなくてはならないんです。渡部氏ももう少しホネのある方かと思ってましたが見損ないましたわ。
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2011年6月26日 19時4分
暑中お見舞い申し上げます。
 
あ…あつい…。

ここにきていきなり暑い。


皆様、暑中お見舞い申し上げます。


って六月にご挨拶していいものかどうかちょっと迷いましたが(笑)、ここ数日の暑さは真夏のそれに引けを取らない本気度がありましたので前倒し。

今年はずっと涼しかったせいか、この三段飛ばし気味の暑さシフトには面食らってる方も多いのではないでしょうか。
福島第一で作業されている皆様のためにももう少し涼しい日々が続いてほしいものですが…。


さて。

今年、原発様がアウトした影響で、日本全国津々浦々、節電のためのクーラー利用自粛に並々ならぬ意気込みを感じます。少しでも電力不足に貢献しよう!というその意気込みは、非常に素晴らしく、頭が下がる思いですが、ここ数年、扇風機とクーラーの除湿で夏を乗り切っております私の経験から僭越ながら一言申し上げますと、ひと夏でこの暑さに体を慣らす、というのはかなりアドベンチャラスな挑戦でありますことを是非頭の片隅にでもちこっと入れておいていただけたら、という感じです、はい。

掲示板にてご存知の方はご承知のように耐寒性のまるでなさとは裏腹に、周りの夏バテをよそに今でこそ暑さに対する耐暑性(と言う耐寒性の反対語がないのは何故?)を謳っております私ですが、生れ落ちたその時から耐熱容器ならぬ耐熱人間(?)だったわけではありません。
確か、7、8年前だったと記憶しておりますが、私の体感で夏の暑さが5段階くらい一気に跳ね上がった年がありまして、さすがにその時はへたばり放題へたばりまくってひと夏使い物になりませんでした。
それまでは真夏の昼間だろうが、カーエアコンを入れずに窓全開で車を運転していたのですが、その年はどうしたことか、窓を開けると外から吹き込むのはドライヤーのような熱風。、扇風機だけで煮炊きをしてご飯を食べれば、あまりの暑さに思わず台所で行き倒れそうになる始末…。なんというか、体表面が暑いのは言わずもがな、呼吸の際に吸い込む空気が暑すぎて熱交換不全をおこしそう…といった感じで、まさに異様なほどの、という形容がぴったりくる、それまで体験したことのない、油断すると命にかかわりそうな容赦のない暑さで、地球温暖化を身を以って体験したのでした。

以来、真夏の日中ドライブは極力避け、食事時と就寝時は除湿を入れるようになり、なんとか極暑時間帯を乗り越えつつ、暑さと同化する術を身につけた私ですが、それでも身体が本当に慣れるのには3、4年かかりました。おそらく今年節電でクーラーを控えようと考えてる方は、程度の多少こそあれ、似たような体験をなさることになるのでは…と危惧しております…。くれぐれも、ご高齢の方やチビちゃんたち、体力のない方は特に!ですが、心頭滅却すれば…とか過激に走らず、徐々に慣らすように心がけることが肝要かと思われます。

先日梅雨の合間を縫って昨日家の東側の窓という窓に簾を設置しました。うちの台所は家の最東端(?)にありまして、夏場起床して台所に行きますと気の早すぎる太陽様がくわぁぁーーーーっ!とまさにキバ向いてる感じで照りつけ、ヘタれな私なんぞはもうその白熱ステージ状態の台所を見るだけで一気に一日分のやる気を失くし、再び寝室にUターンしそうになることしばしばでしたが、これであの白熱ライトアップ状態の世界が少しは緩和してくれるといいなぁ…。

期待してるよ!簾様っ!!!

それ以外の部分は多分ほとんど震災前から適応済みかなぁ…。蚊帳でしょ、打ち水でしょ、マルガリータの犬でしょ(?)、たて簾に扇風機でしょ、テレビほとんど見ないし。 私も日本人のはしくれ、ここは節電に協力せねば!と意気込んではみたものの、あんまり変わらない生活かも…。

蚊帳は、特に愛犬家の皆様におかれましては、いざという時は雷に弱い愛犬の避難場所としてもお使いいただけますのでおすすめです。ただし、引き破りには要注意、ですが。や、今飼ってるのは二頭とも雷OKなんですが、先代は花火雷雀おどし、とにかく音がすれば冬はコタツ、夏は蚊帳に自主避難するビビリ犬でしたので。

だいたいモンスーン気候の高温多湿の日本で真夏にガンガンエアコン効かせてスーツ着込んで涼しい顔っていうこれまでが異常でした。
少しでも自然に逆らわない生活をすれば、それがすなわち省エネに繋がると思います。

今年の夏は、汗かいて節電ですね。
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2011年6月23日 20時46分
多、必ずしも真ならず。
 
孤立無援、四面楚歌…。
このところの菅氏のありようを指してメディアが好んで使う言葉だ。村八分的つるし上げ精神は原発ムラのみならずここ永田町及びそれに付随するメディアでも健在である。

ここで最も大事なことは例え1対100であろうが1対1,000だろうが、多数が必ずしも真ではないという単純な事実である。それは例え1対100,000,000,000であろうと同じことだ。大多数に異を唱えるたった一人が正しいということだって有り得る。
むしろ、利権という巨大な権力がこれまで原発反対を唱える方々を、例えば「集団ヒステリー」的何らの妥当性もない言葉で貶め徹底的に排斥してきたように、正鵠を突いているからこそ排除される、ということがこの国では実際あり得る。

直近の例であれば、仙谷氏の解任はその典型だろう。彼は有能でその敵対勢力に取って目障りだからこそ引きずり降ろされた。
同じことが、現政局で言えるか否かは別にしても、震災後の菅政権の対応にどれほどの試行錯誤があろうと、システムの硬直性に帰する部分をすらまるで抜きにして、全てを菅氏ただ一人の対応に帰結させるという暴挙には遠く及ばない。

IAEAも指摘しているように、今回の震災の初動において最も障害となったのは日本の硬直的な中央官僚システムそれ自体だった。
今回の政局において、菅氏以外の人々が、どれほど束になって菅降ろしを叫ぼうと、そこに独自のビジョンも方針も示されない以上、利己的な党利党略や表紙のリニューアルによって如何に政治が刷新されたかのように見せるか、といった皮相で狡からい意識以外の何をも見出すことはできない。

被災者支援を人質にとるような自民党は既に言語道断の域だが、与党内にこれに呼応し、自民の丁稚奉公のような真似をしている人間がいるのはどういうことなのか。
総理への批判はすなわち政府与党にあるすべての者への批判だ。それを、総理一人に集約単純化させて、部外者然と野党共々降ろしにかかるのは本末転倒も甚だしい。
メディアにしても、例えば四国新聞は連日ネガティブキャンペーンばりの菅バッシングに余念がないが、その思考の単純化・偏向は、一つの病理と言っても過言ではない。

福島の原発事故は、事象としての原発事故の甚大さと同時に、それと同等なほどに根深くこの国に巣食うこの思考上の最も深刻な問題点をも露呈させることになった。

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2011年6月19日 18時2分
二万四千年の旅
 
(※作注 この記事は原発問題とは何の関係もありませんです。)

その日、CANALはいつになく勇敢だった。彼女はあるひとつの決断をした。

2011ワールド男子を見よう。

原発はようやく浄化装置の試運転に入った(※作注 この金曜夕方現在のお話。その後わずか5時間で浄化システムが停止しようとはこの時は知る由もがなでした。)。菅氏も土壇場のふんばりを見せている。もう二ヶ月近く経つんだし、少しは線量も下がってるはず。人間は忘れる動物だ。ライブ視聴に比べれば多少なりとも心安らかに見られるに違いない。何よりこのところあれ録りこれ録りしたおかげでハードディスクの容量が一時仮置き満水寸前汚染水状態。いつ溢れてもおかしくない。公債特例法ではないが、これ以上の先送りは許されない。待ったなし。

よし、ここはひとつ見てみるか。

彼女は意を決しひとつ大きく息をつくと、これまで幾度となく手にとっては戻ししていたDVDの再生ボタンを押した。

ポチッ。

そこに映し出された映像は彼女を戦慄させるに十分なものだった。

それは、全米ナショナル男子のハイライトだった。
この時の彼女にとってそれは最も見たくない映像と言っても過言ではないシロモノだった。
何でこんなものがここに…!
彼女は一瞬凍りつき、全米向けの放送の混信かと我が目を疑った。が、やはりそれはまぎれもない日本向けフジ地上波のそれだった。一瞬にして脳内地下エリアにガラス固化凍結していたあの悪夢の一部始終が急速解凍で蘇る。彼女は、先程の勇気も決断もへったくれも放り投げ、可能な限りの素早さを以って停止ボタンを押していたのだった(完)。

…。…………………………………………………………………………。

フジィィィィィィィーーーーッ!!!

まだ全然癒えてない傷口に塩を摺りこんでくれて、

ありがとおよぉぉぉぉ!!!!!

何で日本向け放送の冒頭に全米ナショナルがくんのよ!?そりはナショナルで七転八倒した私の存在を知っての狼藉か。
よりにもよってイントロでいきなりその最も思い出したくないイベント20週連続(多分そのくらいかと(笑))堂々輝ける第一位の全米男子ナショナルを持ってくるかぁぁぁぁ!!!!

全く想像もしてなかった。ケンカ売ってんのかと思わずテレビの前でファイティングポーズ。買わないわ、フジのケンカなんて。やってることがデタラメなんですもの(笑)。

それにしてもこれまで、全米をワールド放送の冒頭にかやうに持ってきたことがあったらうか?

ない。

当たり前と言えば当たり前だわ。日本向け放送の冒頭に全米ナショナル男子を持ってくる何の必然性も蓋然性もそこにはないんですもの。
おまけに新しい光(“輝き”、だったかも…。)とかって、ブログにも書いたけどブラッドレイは古参兵だっつーのっ!

そんな混乱のなかでも一瞬ロミオが映ったのを巻き毛検出機能つきアイスコープ(?)は見逃さなかったあたり、病はやはし膏肓。もしあれがかのプロだったりしたらこの時の狂乱物価(?)はテレビに向かって絶叫するくらいじゃ納まらなかったかも(それでも爆睡中の犬は飛び起き部屋駆け回り被害相応)。

というわけで、出鼻を挫かれて、というより出鼻にアッパーカットをくらって一時退却を余儀なくされた私です…トホホ…今のところ見られる目途は全くたたず…原発が収束するのが先か、見られるのが先か…しくしく…しくしく…。六月の心は雨模様。


凍れる花の冷たさに言葉も次げず六月の雨
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