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くる天
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TALES OF  NIGHTINGALE-ブロくる
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TALES OF  NIGHTINGALE
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〜〜真実が浮かび上がるのは、夜。見つめるのは、ナイチンゲールの瞳。〜〜
「TALES OF NIGHTINGALE」にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。当ブログでは、真実を見つめ続けるナイチンゲールの視点を借りて時事政治経済、フィギュアスケートなど関心のありますことについて硬軟問わずネットの森の片隅で語っております。
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2011年6月19日 18時2分
二万四千年の旅
 
(※作注 この記事は原発問題とは何の関係もありませんです。)

その日、CANALはいつになく勇敢だった。彼女はあるひとつの決断をした。

2011ワールド男子を見よう。

原発はようやく浄化装置の試運転に入った(※作注 この金曜夕方現在のお話。その後わずか5時間で浄化システムが停止しようとはこの時は知る由もがなでした。)。菅氏も土壇場のふんばりを見せている。もう二ヶ月近く経つんだし、少しは線量も下がってるはず。人間は忘れる動物だ。ライブ視聴に比べれば多少なりとも心安らかに見られるに違いない。何よりこのところあれ録りこれ録りしたおかげでハードディスクの容量が一時仮置き満水寸前汚染水状態。いつ溢れてもおかしくない。公債特例法ではないが、これ以上の先送りは許されない。待ったなし。

よし、ここはひとつ見てみるか。

彼女は意を決しひとつ大きく息をつくと、これまで幾度となく手にとっては戻ししていたDVDの再生ボタンを押した。

ポチッ。

そこに映し出された映像は彼女を戦慄させるに十分なものだった。

それは、全米ナショナル男子のハイライトだった。
この時の彼女にとってそれは最も見たくない映像と言っても過言ではないシロモノだった。
何でこんなものがここに…!
彼女は一瞬凍りつき、全米向けの放送の混信かと我が目を疑った。が、やはりそれはまぎれもない日本向けフジ地上波のそれだった。一瞬にして脳内地下エリアにガラス固化凍結していたあの悪夢の一部始終が急速解凍で蘇る。彼女は、先程の勇気も決断もへったくれも放り投げ、可能な限りの素早さを以って停止ボタンを押していたのだった(完)。

…。…………………………………………………………………………。

フジィィィィィィィーーーーッ!!!

まだ全然癒えてない傷口に塩を摺りこんでくれて、

ありがとおよぉぉぉぉ!!!!!

何で日本向け放送の冒頭に全米ナショナルがくんのよ!?そりはナショナルで七転八倒した私の存在を知っての狼藉か。
よりにもよってイントロでいきなりその最も思い出したくないイベント20週連続(多分そのくらいかと(笑))堂々輝ける第一位の全米男子ナショナルを持ってくるかぁぁぁぁ!!!!

全く想像もしてなかった。ケンカ売ってんのかと思わずテレビの前でファイティングポーズ。買わないわ、フジのケンカなんて。やってることがデタラメなんですもの(笑)。

それにしてもこれまで、全米をワールド放送の冒頭にかやうに持ってきたことがあったらうか?

ない。

当たり前と言えば当たり前だわ。日本向け放送の冒頭に全米ナショナル男子を持ってくる何の必然性も蓋然性もそこにはないんですもの。
おまけに新しい光(“輝き”、だったかも…。)とかって、ブログにも書いたけどブラッドレイは古参兵だっつーのっ!

そんな混乱のなかでも一瞬ロミオが映ったのを巻き毛検出機能つきアイスコープ(?)は見逃さなかったあたり、病はやはし膏肓。もしあれがかのプロだったりしたらこの時の狂乱物価(?)はテレビに向かって絶叫するくらいじゃ納まらなかったかも(それでも爆睡中の犬は飛び起き部屋駆け回り被害相応)。

というわけで、出鼻を挫かれて、というより出鼻にアッパーカットをくらって一時退却を余儀なくされた私です…トホホ…今のところ見られる目途は全くたたず…原発が収束するのが先か、見られるのが先か…しくしく…しくしく…。六月の心は雨模様。


凍れる花の冷たさに言葉も次げず六月の雨
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2011年6月16日 19時35分
子供手当て法案
 
菅総理 「私の顔を見たくなければ法案通せ。」
その調子でがんばってください。自民が今やっていることに何の大義も、したがって何の整合性も一貫性もありませんわ。彼らの自作自演の茶番に付き合ってる暇なんかありません。
それにしてもだんだん静香ちゃんに似てきたな(笑)。

子供手当てですが、富の再分配の意味からも所得制限はつけてもいいように思います。
皆分配にしてしまうと、かえって不公平が生じる面があるように思うのですが…。
とりあえず時限立法にでもすれば、マニフェストにこだわりのある方々も呑みやすくなるのではないでしょうか。

最後にこの場をお借りして谷垣夫人のご冥福をお祈りします。
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2011年6月15日 19時37分
リトマス試験紙としての政局
 
状況を見ながら柔軟に退陣時期を見極めようという菅総理の判断は妥当だと思います。原発事故対応を含めた震災対応がいつ収束するかなどは誰にも明言できないのですから。

いつ目途がつくかなんか分かるわけがない。

○○までに辞めるべきだ、なんて言っておられる方々は、それを言うのであれば、それまでに原発及び被災者救済がどういう経過を辿るのかきちんと一覧表にして明示すべきです。

それもないのに目途目途とは最初に結論ありきで無理やり経過をねじまげる転倒に他ならないでしょう。


それにしても自民党石原幹事長の、「集団ヒステリー」発言。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00001205-yom-pol)

おそらく貴方の理屈で行けば、今回、国民の意思として脱原発を決断したイタリアのみならず、既にこれを決定しているスイスやドイツあたりも、すべからく「集団ヒステリー国家」になるのでしょうね。友好的な外交にこれほどマイナスになる考え方も他にないんじゃないないでしょうか。
原発大国フランスでさえ、原発を懸念する声は依然として多いと聞く。生身の人間に立ち返れば脱原発はごく当たり前の感覚です。外交以前に、利権に浴しすぎて人間としての感覚が麻痺しているとしか思えません。
自民がこれまでおそらくそうやってこれまで真に原発を危惧する人々のみならず、自らと意を異にする人々を言われなきレッテリングで野に放逐し続けただろうことは想像に難くない。

「この国が国民の声に耳を傾ける力を示した」とは伊野党「価値あるイタリア」党首の言葉ですが、確かに国家が国民の意見に真摯に向かい合い、それを汲むには、相応の力が必要なのです。
我が国は、自民長期独裁下で衰えきったその力を取り戻すところから始めなくてはなりません。

イタリア国民投票については、個人的には、司法が利権の犬にならず、独立性を保ち、なすべき判断を下せたことが最も大きかったと考えていますが、多少時期がずれたとしても同じ結果に転がったでしょう。熱さを忘れるには今回の煮え湯は熱すぎました。イタリアはツイてますね。国民投票直前に事故があったので、ある意味で迷うことなく決断できた。イタリアのみならず、世界中の国に、日本のこの過ちを教訓にしてもらいたいと思います。

それにしても拙ブログ及び掲示板で「集団ヒステリー」という言葉を使ったのが11日。偶然か?(笑)
もしご覧になってのことなら、幹事長、幹事長、

私は、震災対応すら政局に持ち込もうと躍起になってるほかならぬ貴方がたをして「集団ヒステリー」と言ったんですよぉぉぉーーーっ!

誤用は混乱・顰蹙のもとですわ(笑)。
先日も述べたように今回の政局ほど迅速な震災対応の支障になるものは他にないと今でも思っていますが、利権組かそうでないかのリトマス試験紙には使えますね(笑)。
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2011年6月14日 19時11分
首相交替ユートピア症候群
 
ここで首相交替を言う全ての人々に問いたい。

確かにここ何年か、日本は、悪意なき外国紙が思わず首相のイラストを書き間違えるほど(笑)日本の顔である首相だけはコロコロコロコロ良く変わった。
そして、表紙だけが代わったその結果、事態が劇的に好転するようなことがかつてあったか。

ない。

平時においてそれである。いわんやこれほどの非常時をや。

勿論、次の交替が○回目の正直にならないとは言えないが、経験則に鑑みるに、事態が好転せず、またぞろ不満が噴出してすげ替え模索、のルーティーンになるのは目に見えている。

自民幹部「首相の首を取れるなら公債法案成立に応じることも選択肢」

公債法案の可否よりも首相のすげ替えが最優先課題であると公言して憚らない自民。そこに論理的な思考を求めるも空しい。こんなお茶を濁すだけに等しいすげ替えを、あたかも一大事を成し遂げたかのように騒いで事足れりとするのもむべなるかな、である。

スーパーのリニューアルセールならそれで少しは客が呼べるかもしれないが、国政において表紙だけ替えたって何の意味もない。何の理論的な裏付けも明確なビジョンも持たず、事態が好転するわけがない。早晩行き詰まり、そしてまた凝りもせず首相を代える。
そこにあるのは、政治にあるまじき曖昧模糊とした楽観であり、いわば、首相交替ユートピア症候群とでもいうべきものである。
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2011年6月13日 19時51分
日本でも原発存廃を問う国民投票を
 
イタリアで今、原発存廃を問う国民投票が行われていますが、日本では原発の存廃について、選挙を通じて実質的に意思表示ができるのは原発所在地のせいぜい都道府県レベルであるのが実情です。原発のシステムが一旦破綻すればその影響が所在県という狭い地域に限定されないことは福島第一の現状が示すとおりです。また、所在地以外の人々が原発について意思を示す手段すらないような状況は、利権組の跋扈を許しやすい側面もあると考えます。

これだけ重篤な事故をおこしても、問題が取り上げられなくなれば、またぞろ利権組が息を吹き返さない保証はどこにもありません。事実、これだけ取りざたされている最中でさえ、そこに一歩踏み込まんとした現総理に対する、血眼といえるほどの苛烈な退陣要求は、如何にその利権が強固であるかを如実に示す面を持つのではないでしょうか。

逆に言えば、これだけ利権組から敵対視されるということは、少なくとも現総理はそれら利権とは距離があるというこれ以上の証拠はないということなのですが、世論は完全にそこを取り違えていると思います。交替は、より利権寄りの政治を招聘しかねないという意味で、国民の利益に反するものではないでしょうか。

政権が、利権組の報復を恐れてなすべき判断ができない状態を打破しなければ、真に国民のための政治にはなりません。そのためにも、国民一人ひとりが意思表示できる機会を設けるべきだと思います。
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2011年6月12日 16時58分
安藤とキム
 
安藤とキム、ワールドの軍配は安藤に上がりましたが、安藤についてはシーズン当初、白靴安藤に本気を予感した私ですが、見事地に足のついた戦略で頂点に立ちました。今季の勝因はやはりプロが非常に戦略性に富んでいたことと、何よりもメンタルが安定していたことでしょう。浅田と明暗を分けた感じですが、ただ、私的には、彼女には相手のミス待ちじゃなくてFPは是非3−3を入れてGPFのように最後にガッツポーズが出るような演技をしてほしかった!私がモロゾフなら跳ばせてますけど、石橋モロゾフならやっぱりこの選択になるだろうなぁ…まぁ、正しいのは正しいんですけどね…。今度はキムがどんな演技をしようとぶっちぎるような女王演技を期待したいものです。
さて一方のキムですが、こちらもショートの失敗にもかかわらず、フリーで当たり前のように3−3を入れてきて、これをはずすくらいなら現役止めるわよ、くらいの意地とプライドは感じました。何と言っても本人は言わずもがなですが、アンチ部隊の皆様も含め誰もキムが3−3をはずすと発想すらしないところがすごい!(笑)
フリーは本当に特徴のない『アリラン』だったのでそう思うのかも知れませんが、ジャンプの配置なんかでも、どうしてもガーシュインとダブる部分があって、といっても完成度がまるで違うのでこのスコアにはなりましたが、冒頭のコンビ、かなり強引でベストのジャンプにはほど遠いものでした。まぁ、キムでなかったらセカンドの3はとてもつけられなかっただろうと思えるようなジャンプでしたが、ショートで失敗しても逃げることなくフリーでも3−3を入れてきたところはさすがだし、確かキムは元来エッジが苦手だったと記憶しているのですが、失敗したとはいえ、そのエッジのコンビを入れてきたのにはびっくりしました。逃げに入らないその姿勢は評価したいと思います。 敗れたりと言えどあっぱれな横綱相撲でした。
やっぱり私は3−3をはずすキムなんか見たくない。キム自身も3−3をはずすプロなんか組まない、くらいの気概でこれからも勝負してもらえたらいいなぁ…。
これからも、思わず反感を買ってしまうほど(笑)、「美しき傲慢」でいてください。
このコーチはどうなのかなぁ…。一見した限りではなんか主導権はキムにあるような感じですけど…。まぁキムは自律性があるので後からついていくタイプのコーチでも大丈夫だとは思いますが…コーチを代えたメリットが見えてこなかった。
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2011年6月12日 15時43分
クライストチャーチからの報告
 
昨日NHKラジオ(地球ラジオ)で2月に地震のあったクライストチャーチ在住の方の話があったが、その方の話によると、現地では、未だにまだ仮設やキャンピングカーで生活されている方もおられ、完全に街が復興するまでは十数年(数十年だったかも)かかるだろうとのことだった。

決してクライストチャーチの地震を過小視するものではないが、街がまるごと消失するような壊滅的な被害までをも伴う東北大震災は、全体としてみれば倒壊したビルのほうがむしろ少数だった彼の地の地震と比べて、その被害の甚大さはおそらく比較にならない。その地にあってさえ、復興はこの有様だ。
しかし、その地で首相交替論が沸き起こっただとか、政界再編が行われたという話は聞かない。

阪神大震災クラスが数ダースまとめておこったようなこれほどの大災害がどうして三ヶ月で収拾可能と考えるのか、私には理解できない。しかも東北は悪夢のような原発事故のおまけ付きだ。

それだけでも今回の政変劇が如何に実情を無視した異常な暴挙であるか分かろうというものである。早速ポスト菅や退陣のタイミング一色報道をして省みるところのない○国新聞社のようにこれを何の問題意識もなく規定路線として報道するメディアも、そしてそれに追随する世論もまた、同様である。

今この時期にトップのすげ替えを模索するということは、事態が好転する可能性を持つ一方で、当然ながら、今より状況が悪化するリスクをも同時に負うということである。しかしながら、この二週間、根拠なき好転を前提にした話について語られることはあっても、他方リスクについての話を聞いたことがないのはどういうことなのか。原発における「想定外の事態なんて有り得ない」を起点とする事故以前の異常なまでの楽観論とオーバーラップするのは私だけか。

むしろ、ここにきて風雲急の如く目の色を変えてこれほどまでに菅降ろしに躍起になることを見れば、浜岡停止等、主に自民を中心とする原発利権組がその利権取り崩しへの危機感から暴挙に走っているの感があることは否めない。地下原発を嗜好する鳩山氏が一枚噛んでいたこともそう考えれば説明がつく。

要するに今回の政局は、菅総理の対応云々というよりも、東電から連なる自らの原発利権を如何に守るか、あるいは、故なき楽観論に無条件に立脚し、この国難すらも党利党略の糧にしようという意図しか感じられないが、でないのであれば、この時期に降って沸いたように首相交替をいう人々が何を以って三ヶ月で収拾ができたはずだと考えるのか、その根拠を是非とも伺いたい。
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2011年6月11日 14時13分
原発事故対応
 
昨晩のニュースを見る限りでは、野田大臣をはじめ、民主の議員の皆様もだいぶ頭が冷えたようでよかったです。
党利党略や派閥政治という、国民の意思や利益と何の関係もないところでの議論に終始している政治からの脱却が政権交代の一つの大きな目的だったはずです。右舷前方に大穴を開けて傾いてる船の上で船長の資質を取りざたしたり、これを交替することは、今最もやってはいけないことです。謝罪されているので一言だけに留めますが、鳩山氏も首相まで務めた者が公衆の面前で同僚議員をペテン呼ばわりすべきではありません。自民の挑発に乗せられることなく、その調子で粛々と本分を果たしてほしいと思います。

原発事故対応は機転も勿論必要ですが、忍耐の一言に尽きます。一旦事故が起こってしまえば、”軽微な事故”で留めることがほとんど不可能なのが原子力に関わる事故です。起こればまずシビアアクシデントを避けられない運命にあるのが原発事故というものでしょう。
短期収束できるに越したことはありませんが、そんな希望的観測は捨てるべきです。数十年、場合によっては百年単位での対応を覚悟してかかるべきでしょう。たかだか三ヶ月で業を煮やして首相交替なんていう集団ヒステリー起こしてる場合ではありませんわ。

ところで昨晩、NHKニュース7の今週のV見てたら(このごろ多忙で録画視聴…)、

国民新党・亀井静香氏「国を救うという情熱なき大連立は早晩頓挫する」

先日も言及しましたけど、全くの同感ですわ。
大局観てものにまるで欠けてる頭でっかちのインテリ議員の皆様のために、それもっと早く言ってあげて、静香ちゃん。
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2011年6月9日 19時57分
罪深き「厚顔」
 
そもそも原発事故がこれほど深刻化した原因は、現政権の初動を含む事故対応にあるというよりは、一党長期政権をいいことに、たとえそこに理あろうと、原発の安全性に異を唱える者を、ことごとく排斥し、地震列島に原発を立て続け、まともな危機管理もなさずにこのような杜撰な状況で放置し続けた自民党歴代政権に因る部分がはるかに大きい。

そのことを考慮すれば、原発事故の責任は、自民・民主の共同責任どころか、自民の責任に帰する比率がはるかに大きいのであって、率先して東電とともに事故対応に取り組まなければならないのはむしろ自民党である。にもかかわらず元凶とも言える原子力推進は丸ごと棚にあげて、自らは何の咎も無いかのごとく、ほとんど長期自民の尻拭いとも言えるような災禍の対応をやむなくされている現政権・現首相の糾弾に終始するのはどういうことなのか。
まさに厚顔の一言に尽きる。

民主にも無論反省すべき点はあるだろう。しかし、内省があるという一点において、これを全く持たない自民よりはるかにましだと考える。
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2011年6月8日 19時49分
復興の妨げになるもの
 
大連立を模索する人々が何を理由に現総理を不適格としているのか、辞めるべき辞めるべきと大合唱するだけで、客観的な検証に耐えるような理由を述べないままなので、それが如何なる理由によるものであるかも分からないし、従ってその蓋然性についての検証もなされないままだが、そこにどのような理由があったにせよ、今回の政局ほど復興や原発対応の支障になるものが他にないことだけは疑いの余地がない。

今回の政局に関しては、与野党問わず責任があるが、少なくとも現政府は事あるごとに野党の協力を請うていたはずだ。しかるに自民を始めとする野党は、震災対策さえ政治の駆け引きの具にして、政府の足を引っ張る一方で、それゆえ身動きのとれなくなっている政権をあげつらって震災対応がなってないなどと批判するなどはまさに自作自演とでもいうべき茶番だろう。

誰が首相であったとしても今回の震災対応が三ヶ月で収拾出来るとは到底思えない。また誰が首相であろうと、議員各員、やろうと思えば震災復興のためにできることはいくらでもあるはずだ。
首相を引きずり降ろさんとするそのエネルギーを震災復興に全力傾注したらどうなのか。
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