ローマ法王震災について語る | |
[イタリア文化] | |
2011年4月23日 17時55分の記事 | |
千葉県在住のイタリア人と日本人の間に生まれた少女の質問に、ローマ法王が答えています。
現・ローマ法王はベネディクト16世ですが、法王が昨日(22日)イタリアの国営テレビ(RAI)の番組の中で、千葉在住の女の子の質問に答えています。 この女の子はお父さんがイタリア人でお母さんが日本人のようです。今回の東北関東大震災では、東北地方の被害が主に伝えられていますが、関東も茨城や千葉はかなり深刻な被害がありました。 その千葉に居て今回の大地震を体験した7歳の少女、エレナちゃんは「何故日本の子どもは怖くて悲しい思いをしなければならないの」と、ローマ法王に質問したのだそうです。 そんなに普通に質問できる相手だとは、知りませんでした… 質問は、千葉のマンションのベランダで撮影したという、日本語のビデオレターだったそうです。 外国語でも質問は受け付けてくれるんですね。 そんな神様じゃなきゃ答えられないと思うような質問にも、ローマ法王真面目に答えてくれているんです。 ご自身も自問自答していて答えがなかなか見つからないという前置きがあって、イエスも罪無くして十字架につけられ苦しみを受けられたこと、神はいつもそばにいるということを語られたそうです。 同時に、ローマ法王は日本へのメッセージとして「大切なものを失った心の傷を消すことはできませんが、世界中の人々が被災した日本人のことを思っています。私は、苦しい思いをしている全ての日本の子ども達のために祈ります。」と語りかけています。 私は思うんです。 苦しんでいる人たちが善良で良い人たちだからこそ、私達は苦しんでいる人たちを見て悲しいと思うんですね。 この尊い犠牲を意味ある物にしなければならない、心からそう思います。きっと、この地震で犠牲になった人たちも、目には見えなくても、私達のすぐ近くでハラハラしながらも応援してくれているはずです。 | |
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