ドルの行方4 | |
2011年7月28日 22時59分の記事 | |
米MMFの大半がデフォルトに備え流動性確保、一部はポジション変更せず 3:17pm [ボストン 27日 ロイター] 米国の大手マネー・マーケット・ファンド(MMF)は、米国の格下げに備えるとともに、民主党と共和党の債務交渉が来週までに合意に至らず、投資家が資金引き揚げに動いた場合に備え、現金と流動性の高い証券の保有を増やしている。
米国の金融市場は腰が半分引けた状態で万が一の危機に備えようとしています。 それも当然で、本来ならオバマ大統領と議会は数々の困難を乗り越え債務上限問題をクリアしているハズであり、2〜3年後であれば解りませんが、現在の財務状況からすると容易に超えられるハードルであるとほとんどの関係者が認識していたからです。それが、5月16日以降の自転車操業状態から、テクニカル期限の7月22日を過ぎてからは綱渡り状態になってしまいました。この状態は当局はじめ市場関係者の誰もが望むものではありません。やはり、オバマ大統領や議会の代表を超える力が働いているものと覚悟した方が良いようです。 さて、昨日お話しましたデフォルト後の債務が60%程度残るが、そんなに残すはずが無い、せいぜい10%〜15%程度ぐらいだろう。そのためにFRBとUSA政府はどうするか、ということですが、以下のようなことが考えられます。 ・5年間の超緊縮予算を組んだ上で特別税の徴収を行う。 ・FEAMを発動し強権専制体制にし、超緊縮予算を組んだ上で特別税の徴収を行う。 ・911のようなテロや外部ショックを利用して戦時好況を演出し、特別戦時国債を発行しインフレへ誘導、インフレ率3年間で400%〜1000%程度。 ・FRBおよび諸外国に損失分を上回る担保(土地や水利権等のあらゆる権利)を提供し、それを証券化(インフレスライド式)し、その証券を借り、USA政府発行の新たなドル(ブルーチップ)を発行する。ただし、この場合はUSA単独のインフレ誘導は難しくなる。 どうでしょう、皆さんが、オバマ大統領や議会を操るフィクサーだとしたらどうしますか? | |
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