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日本人は賢さを伴った勇気を持って行動しよう!
 
2011年12月19日 21時28分の記事

内橋 克人氏の「100年後へのメッセージ」

以下の言葉は、内橋克人氏が2011年12月18日(日) NHK.BSプレミアム 「100年インタビュー」で現代の日本人に切々と訴えかけた100年後へのメッセージです。


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○「日本人は一人一人が考え、しかっりと自分の足で立つことが出来なければ100年後も変わらない」

○「戦前、戦後、お上に寄って立つ考えは変わっていない」

○「人間が紙くずのように捨てられる今の社会を変えなければいけない」

○「市場原理至上主義経済から人間が主語である経済社会に変えなければいけない」

○「日本人には賢さを伴った勇気が必要」


番組のエンディングでは、お一人で視聴者に切々と語り掛けました。その途中、今の社会への強い怒りと悲しみが渦巻き、声を詰まらせた時間が長くありましたが、それを振り解き、心のそこから訴えていました。


内橋克人氏が出版されている著書は100近くになるのではと思います。
ウィキペディアで紹介されている中から抜粋した本のタイトルを見るだけで、日本や世界の現実への警鐘や将来のあり方などが示唆されているのが良くわかります。

『原発への警鐘(講談社文庫)』は1986年
『「会社本位主義」をどう超える新しい企業社会のパラダイム』は1992年
『隗より始めよ(カッパ・ホームス) 日本企業の生存条件』 は1992年
『破綻か再生か日本経済への緊急提言』は1994年
『共生の大地(岩波新書) 新しい経済がはじまる』は1995年
『経済学は誰のためにあるのか市場原理至上主義批判』は1997年
『規制緩和という悪夢』は2001年
『「人間復興」の経済を目指して』は2002年
『「共生経済」が始まる(NHK人間講座) 競争原理を超えて』は2005年
『共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道』は2009年

このように、いち早く新しい時代への提言を書かれています。
10数年前、私がある会の幹事をしていた時に、内橋氏に講演の依頼をしたことがあります。その講演の依頼を電話とFAXで気軽に応じていただき、講演当日に「演題」の確認の打ち合わせをした時も気さくに話していただき、NHKのインタビューで話されている時と同じように自然体であり、誠実なお人柄を感じました。

そして、「100年後のメッセージ」として「賢さを伴った勇気が必要」の意味は非常に深い意味を持っていると思いました。
これは、日本の現状、

戦後66年過ぎても未だに多くの米軍基地で占領されている現状。

世界一地震の多いこの国に54基の危険な原発が全国にあり世界一弱い国防の現状。

世界支配層とそれに乗っ取られたアメリカ政府に蹂躙される現状。

アメリカや諸外国の不当なことに抗する事無く従属する日本の権力者達の現状。

その権力者を批判せず、国民を欺き、国民を危険なほうへ誘導するマスコミの現状。

そして、これらに疑問を持たず洗脳されてしまった国民が大多数を占めている現状。

・・・この挽回不能だとも思える数々の現状を認識し、深い洞察力を持って冷静に判断する「賢さ」を言われているものと思います。
その上で、日本の新しい将来を目指し、将来の日本人のために「勇気を持って」行動するべき時がきています。と言われているように感じました。そうしなければ「100年後も変わらない、あるいは日本が無くなっているかもしれない」とも言われているようです。
日本人は、今、まさに「賢さを伴った勇気」を持って行動すべき時なのではないでしょうか。

内橋克人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%A9%8B%E5%85%8B%E4%BA%BA

内橋 克人(うちはし かつと、1932年7月2日 - )は、経済評論家。
経歴 [編集]
兵庫県神戸市生まれ。兵庫県立星陵高等学校、神戸商科大学(現兵庫県立大学)商経学部卒業。神戸新聞記者を経て、1967年よりフリーとなる。
日本の高度経済成長を支えた現場の技術者たちを活写した『匠の時代』で脚光を浴び、一方で『「技術一流国」ニッポンの神話』において技術立国で向かうところ敵なしと言われていた日本経済が大量生産・大量消費を前提とした量産効果に依存しているという弱点を抱えていることを指摘、主流の技術評論家や経済評論家の楽観論を批判した。また、バブル崩壊後もよく唱えられている「改革」が剥き出しの市場原理主義に則っていて社会的費用を弱者に転嫁しかねないと指摘、アメリカ流の聖域なき構造改革に厳しく警鐘を鳴らし、その対抗思潮をいち早く展開した。
読売テレビ制作の「ウェークアップ!」のレギュラーコメンターもしていた。
2006年、第16回イーハトーブ賞受賞。

著書 一部抜粋

『共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道』内橋克人 朝日新聞出版 2009/3 ISBN 978-4022505408

『〈節度の経済学〉の時代(朝日文庫) 階層化社会に抗して』内橋克人 朝日新聞 2006/05 ISBN 9784022643667

『「共生経済」が始まる(NHK人間講座」 競争原理を超えて』内橋克人 日本放送出版協会 2005/02 ISBN 9784141891178

『「人間復興」の経済を目指して(朝日文庫)』城山三郎/内橋克人 朝日新聞(城山三郎と対談) 2004/10 ISBN 9784022643353

『〈節度の経済学〉の時代市場競争至上主義を超えて』内橋克人 朝日新聞 2003/12 ISBN 9784022578822

『「人間復興」の経済を目指して』城山三郎/内橋克人 朝日新聞 2002/05 ISBN 9784022577443

『規制緩和という悪夢(文春文庫)』内橋克人/グループ2001 文藝春秋 2002/01 ISBN 9784167656232

『破綻か再生か(講談社文庫) 日本経済への緊急提言』内橋克人 講談社 2001/11 ISBN 9784062733045

『経済学は誰のためにあるのか市場原理至上主義批判』内橋克人 岩波書店 1997/07 ISBN 9784000006484

『規制緩和という悪夢』内橋克人/グループ2001 文藝春秋 1995/05 ISBN 9784163502700

『共生の大地(岩波新書) 新しい経済がはじまる』内橋克人 岩波書店 1995/03 ISBN 9784004303817

『破綻か再生か日本経済への緊急提言』内橋克人 文藝春秋 1994/02 ISBN 9784163488301

『隗より始めよ(カッパ・ホームス) 日本企業の生存条件』内橋克人 光文社 1993/11 ISBN 9784334052102

『「会社本位主義」をどう超える新しい企業社会のパラダイム』内橋克人 東洋経済新報社 1992/06 ISBN 9784492220993

『原発への警鐘(講談社文庫)』内橋克人 講談社 1986/09 ISBN 9784061838260

『新・匠の時代(インターフェロンから核融合まで) 2』内橋克人 サンケイ 1982/02

『新・匠の時代(「生命の海」を拓く) 1』内橋克人 サンケイ 1980/09
転載終了

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1. ichiro.jr 2011年12月20日 13時45分 [返信する]
読みたい記事が沢山あるのですがフレームから右寄り外に飛び出して表示される為に読めないのです。残念です。

 

2. ホーチミン 2011年12月20日 21時40分 [返信する]
いつもありがとうございます。
勉強になります。

 


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