2008年10月16日 15時48分 |
パーキンソン病の鍼灸マッサージ |
パーキンソン病は、脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、スムーズに動けなくなる病気です。これは、1918年、ジェームズ・パーキンソン医師が初めて報告したため、それにちなんでつけられた名前です。 日本の患者数は人口10万人につき80〜100人くらいで、決して珍しい病気ではありません。発病するのは50〜60歳代が多いのですが、20歳代〜80歳近くまで幅広い年齢で発症します。男女差はありません。 厚生省の「特定疾患」に指定されており、ヤールの重症度分類III(3)度以上になると治療費の補助も受けられます。無用な不安を抱かず、積極的な生活を送りましょう。 (1)症状 手足のふるえ(振戦)、特に安静時の手足のふるえ 筋肉のこわばり(筋固縮) 動きが鈍い(無動) 姿勢を保つことの障害(姿勢反射障害) (2)経過 症状が次第に進行します。 症状が片方の手足から始まり、反対側へと広がります。 L―ドーパという薬がよく効きます。 (3)他の病気の除外 他の病気や薬でパーキンソン病に似た症状が起こる事があるので(パーキンソン症候群 )、頭部のCT・MRI検査や血液検査などを行い、パーキンソン病以外の原因を除外します。 ヤールの重症度分類 I (1)度 症状が片方の手足のみ II (2)度 症状が両方の手足にみられる III (3)度 姿勢反射や歩行の障害(小刻みな歩行、ゆっくりとした動作)が加わる IV (4)度 起立、歩行は可能だが非常に不安定、介助が必要となる V (5)度 車椅子使用か、ほとんど寝たきり |
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