くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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ジャンル:ニュース 世界情勢 |
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JR九州がフリーゲージトレイン試験を開始 新たなる高速鉄道への道を拓け |
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2014年4月21日 5時11分の記事
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4月19日に鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR九州が熊本総合車両所にて15年前より開発されているフリーゲージトレインの試験車両を報道陣に公開した。 フリーゲージトレインは、九州新幹線の長崎ルート新鳥栖−武雄温泉間で在来線の路線が使われる予定で技術的な確立は必須となっており、20日未明より走行試験が開始された。 試験が順調に進めば、JR九州は2016年度中に営業車両の設計に着手する方針としている。
日本の鉄道の大きな問題点の一つは、明治時代に狭軌の1067mm幅のレールを採用した点にある。このレール幅は別名「植民地規格」とも呼ばれており、新幹線がいわゆる標準軌の1435mm幅を採用するまで日本の旧国鉄時代より現在でも、鉄道関係者の悩みの種となっている。
フランス等は標準軌を採用しているため、高速鉄道のTGVでも一般の列車が走る路線でも速度を落として走行は可能だが、日本では狭軌の1067mm幅が障害となってこのような芸当は出来ず、東海道山陽新幹線に代表される高架橋ルートの新設か、山形新幹線や秋田新幹線のように、従来のレール幅を1435mm幅に交換や併設をすることでしのいできた。 フリーゲージトレインは、路線やトンネルなどの使用状況が許す限り、レール幅を専用の施設があれば調整変更して運用が可能になる画期的な車両だ。これにより、例えば新幹線の未開通区間や埼京線、東海道線のような新幹線と併走するような路線にも、狭軌規格に合った新幹線車両を走行させることが可能となる。
フリーゲージトレインとは別に、JR北海道では、鉄道活性化対策としてバスと列車との相の子とも言える「デュアル・モード・ビークル」の実用試験を何度も実施し、静岡県や徳島県などでも導入を検討している。これも新たなる鉄道の活性化に繋がるものだ。
フリーゲージトレインの技術が確立してリニアモーターカーと共に国際的に認知されたら、将来、広軌1520mm規格のシベリア鉄道にも宗谷海峡や間宮海峡をトンネルで繋げることで走行することも可能になり、国際鉄道や国際貨物の新たなるルート開拓にも役立つだろう。 一日も早い実用化に期待したい。
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