くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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ベトナム漁船が西沙諸島沖で中国漁船に衝突され沈没 中国の蛮行を許すな |
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2014年5月28日 5時14分の記事
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ベトナム・メディアなどによると、南シナ海の西沙諸島沖で5月26日夕方、ベトナムの漁船1隻が中国の漁船40隻に囲まれ、そのうちの1隻に体当たりされ、沈没した。乗っていた漁民10人は別のベトナム船に救助され無事だった模様だ。 現場は、中国が設置した石油掘削設備の南南西約31kmの沖合で、既に3週間以上にもわたってベトナムと中国の海上当局同士のにらみ合いや衝突の現場となっている。 尚、この事件は中国本土では情報統制されている模様で、石油掘削設備を保有する中国海洋石油総公司傘下の油田開発会社「中海油田服務」は27日、掘削を「第二段階」に移行することをHPで公表した。
この事件について、菅官房長官は、「事実であれば、人命に関わりかねない極めて危険な行為だ」と懸念と批判を示した。また、小野寺防衛大臣は「漁船同士がこのような衝突事案を起こすというのは、普通あまり考えられないことだと思います。」と意図的な接近や衝突があったとの認識を示した。
更に、5月24日に東シナ海上空で発生した中国軍の戦闘機Su-27×2機による異常な接近を受けるという事案について、27日、小野寺防衛大臣は、「全く何の問題もない行動に関して、中国側が一方的に危険な近接行為を行ったということ、これは外交的に高いレベルでも外務省を通じて抗議をさせていただいております。」としており、文字通り、空の上でも「鞘当て」が「火花を散らす」段階に進んだようだ。 ついに、中国は越えてはならない一線を越えてしまったと言わざるを得ない。
現在、日本では集団的自衛権行使の容認にむけた「具体的な事例」を政府が外国からの武力攻撃に至らないグレーゾーン事態や国連平和維持活動(PKO)を含む国際協力、集団的自衛権の3分野に関する15の個別事例を提示、与党を中心に検討や議論が進んでいる。
また、防衛省・自衛隊では5月21日に発表したところでは、ベトナム、カンボジア及びフィリピンにおいて実施される「パシフィック・パートナーシップ2014」に参加し、輸送機1機、輸送艦1隻を含む陸海空自衛隊230人、特定非営利活動法人国際緊急医療・衛生支援機構より12人を派遣し、6月6日から6月15日までベトナム、6月19日から6月28日までカンボジア、7月4日から7月15日までフィリピンで、「自衛隊における国際平和協力業務及び国際緊急援助活動に係る医療及び輸送に関する技量の向上を図る」予定だ。 防衛省・自衛隊がこの時期にこのタイミングで「技量の向上を図る」目的と意味は明らかに、 中国包囲網の形成と東南アジア諸国との連携強化の意図が見え隠れする。
更に米国国内でも、オバマ政権が中国融和策を進めるのは危険だとして中国脅威論が台頭、ロシアでもウクライナ情勢を巡る制裁合戦に、日本は米国の圧力に屈するべきではない、北方領土交渉をする用意がある旨の発言をプーチン大統領や政府首脳が発言しており、日本政府も27日にウクライナの大統領選挙にて「ポロシェンコ候補が当選を確実なものとしたことに祝意を表明します」、「喫緊の課題について改革が進むことを期待しています。我が国としてもこうした改革の促進において、引き続き、新政権を支援していきます。」と間接的ながらウクライナ、ロシア両国へ前向きの発言を行っている。
中国は越えてはならない一線を越えた今、今後、彼らは更なる強攻策やとんでもない「民間人を装った蛮行」を東シナ海や南シナ海で起こすだろう。 日本は、自主防衛力の整備と確立を急ぐと共に、米露やインド、オーストラリア、ASEAN諸国などと連携して中国を封じ込め、中国国内で激化する民族紛争や民主化運動を政治の民主化や自由化の方向に導くような外交・軍事戦略を進めなければならない。 30日からシンガポールでシャングリラ会合、アジア安全保障会議が開催され、安倍首相の基調講演や小野寺防衛大臣の会議参加も予定されている。 この席で安倍首相や小野寺防衛大臣がどのような発言をするのか、日本の立場と将来の国家戦略などの構想を語るのか、注目しなければならない。
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