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島嶼奪還訓練や南シナ海への訓練で防衛省・自衛隊は多忙 日本は自主防衛力の整備を急げ!! |
[防衛] |
2016年3月6日 0時0分の記事
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北朝鮮の核実験や相次ぐミサイルや長距離ロケット弾の発射、中国の尖閣諸島や南シナ海への海洋進出や人工島などの拠点作りに脅威を感じない方はおられないと思います。 辺野古埋め立ての和解案に基づいて政府と沖縄県が3月5日に和解しました。
しかし、辺野古への基地移設はいずれ行われ、山口県の岩国基地方式で解決されると思いますが、防衛力の整備とは、基地建設一つでもお分かりの通り、一朝一夕では構築出来ないものです。
3月4日にzakzak by 夕刊フジが「【最新国防ファイル】米海兵隊からノウハウ学ぶ 島嶼奪還訓練「アイアンフィスト」」の題で次のように伝えました。 『中国はついに、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島にあるウッディー(同・永興)島に、地対空ミサイルを配備した。これまで、中国は国際社会に向けて「人工島を軍事拠点にするつもりはない」と説明してきたが、それがウソであることがハッキリした。
これは対岸の火事ではない。中国は、沖縄県・尖閣諸島を含む、南西諸島(=九州南端から台湾へ連なる列島)部でも、近い将来、同じことをするだろう。
実は、このミサイル配備が白日の下にさらされた2月、日米両国は、米カリフォルニア州で、まさに島嶼(とうしょ)奪還訓練を実施していた。訓練名は「アイアンフィスト」、日本語で「鉄拳」を意味する。
日本には約7000の島々がある。九州・沖縄および南西諸島部を防衛警備する西部方面隊の管轄地域には、約2500の島が集中している。そこで、2002年、島嶼防衛に特化し、約660人で構成する陸上自衛隊「西部方面普通科連隊」(長崎県佐世保市、西普連)が創設された。
彼らの戦術は、海上自衛隊の艦艇などを使い、海上から島嶼部に上陸して防衛体制を構築する。敵の手に落ちれば、奪還する。この戦術は、米海兵隊が幾多の実戦で行ってきたものである。
西普連は、米海兵隊からノウハウを学ぶ道を選び、05年から「アイアンフィスト」が始まった。11回目の今回、日本側は約300人、米国側は約500人で、1月18日から3月7日まで実施されている。
18年までに、西普連を中核として3000人規模に拡大改編した「水陸機動団」の創設が決まっている。今回の訓練は、将来、水陸機動団に加わる九州の各部隊から集められた隊員が参加する、初めての訓練となった。
現地時間の2月26日から「敵に奪われたY島を奪還する」という想定で訓練が始まった。同日未明、偵察部隊が真っ暗な中、Y島へと潜入し、敵のいない上陸地点を選定した。隣のB島には、大砲を装備する特科部隊などが上陸しており、Y島の沿岸部に攻撃を加える準備も進めた。
日が昇ると、海から米軍の水陸両用車AAV、空からオスプレイに乗った日米隊員らが上陸を開始した。上空を米海兵隊の攻撃ヘリが警戒し、B島から砲撃戦を加える。上陸に成功した部隊は島の奥へと進出した。翌27日から、敵を殲滅(せんめつ)すべく攻撃を開始した。
敵に奪われた領土を奪還することは、現実問題として、かなり困難だ。そこで、いかに上陸させないかが重要となる。訓練を通じて水陸機動団の高い戦闘能力が世界に配信されることで、十分に抑止力となるだろう。
■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。』
一方、3月3日16時55分に韓国の中央日報日本語版は、「日本の潜水艦15年ぶりフィリピン派遣…南シナ海進出の中国牽制」の題で、日本の報道の引用として、海上自衛隊の潜水艦が来月、フィリピンのスービック湾に派遣する予定との旨を伝えました。
日本の自衛隊の精強さは世界のトップレベルであることは疑いの余地はないのですが、人員や装備の不十分な体制で島嶼奪還訓練や南シナ海への訓練で防衛省・自衛隊は多忙過ぎます!! 日本は自主防衛力の整備を急げ!!
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