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日本大学のアメリカンフットボール反則問題への愚かな対応は危機管理の反面教師そのものだ!! |
[社会問題] |
2018年5月25日 0時0分の記事
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既に毎日の報道で多数の情報が飛び交っている5月6日に行われた日本大学と関西学院大学の定期戦で発生した、日本大学のアメリカンフットボール反則問題。 明らかに申し上げられる点は、日本大学や監督をはじめとするチームらの「愚かな対応」です!!
5月23日23時47分に産経ニュースが「【アメフット】後手の対応“火に油” 内田正人前監督は「裸の王様」」の題で次のように批判しています。
『日本大側の対応はあまりに遅く、後手に回った。内田正人前監督らが選手への指示を否定した今回の記者会見についても、リスク管理の専門家は「火に油を注いだ」と指摘する。 日大がチームのウェブサイト上に謝罪文を掲載したのは、反則行為があった関西学院大との定期戦から4日後の10日。すでに、試合の映像がインターネットで拡散していた。 11日になって、反則行為をした宮川泰介選手と両親が、内田氏に関学大側への謝罪の意向を伝えたが「今はやめてほしい」と止めたともされる。
スポーツ庁の鈴木大地長官は14日、「危険なプレーを容認するわけにはいかない」と批判。だが、日大側は「指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きたことが問題の本質」と説明し、危険なプレーは内田氏の指示ではないとした。 大学の対応に不信感を募らせていた宮川選手は関学大選手らに18日に謝罪。一方、日大はこの日、理事会を開いていたが、この問題については話し合われることはなかった。
内田氏は大学の常務理事を務めているが、大学側は理事会に出席していたかどうかについては「コメントしない」としていた。 企業のリスク管理やガバナンス(企業統治)に詳しい久保利英明弁護士は「日大の対応は最低だった。独立性、中立性を担保した第三者委員会を速やかに立ち上げ、調査に乗り出していれば、日大の選手が実名や顔を出して会見する必要もなかった」と指摘する。
問題発覚後、内田氏が初めて公の場に姿を見せたのは19日。関学大への謝罪のために訪れた大阪(伊丹)空港のロビーで取材に応じたが、謝罪相手を「かんさいがくいん」と何度も言い間違えた。 久保利弁護士は「前監督の発言に注意する人が周囲にいない。まさに『裸の王様』だ」との見方を示す。
だが、宮川選手が硬い表情で会見に臨んだ22日以降も日大側の姿勢は変わらなかった。 井上奨コーチは「潰せ」発言は認めながら、「ゲーム前によく使う言葉で『最初のプレーから思い切って当たれ』という意味」と文書で声明を発表。23日の緊急会見で同様の見解を述べ、内田氏も「私からの指示ではない」と突っぱねた。
久保利弁護士は「教育機関である大学は企業よりも厳しいガバナンスが求められる。だが、日大にはリスクコントロールする力がない」とした上で、「これまでに会見を開いて事実を明らかにしようとせず、もみ消そうとした。今回ようやく会見を開いたが、火に油を注ぐような対応に終始した。いっそう世間の批判を集めるだろう」と話した。』
内田正人前監督をはじめ、日本大学の一連の対応で筆者が感じたのは「日本大学」をバックにした「傲慢さ」「不遜さ」、そして、「無能さ」です!!
5月22日にzakzak by 夕刊フジが「「殺人タックル」問題 日大は内田監督が大学役職も辞めない限り、立て直せない 神谷光男 スポーツ随想」の題で次のように辛辣な批判をしました。
『アメリカンフットボールの定期戦で日大の選手が悪質な反則行為で関学大QBを負傷させた問題は、日大側が発生から2週間近く会見すら開かず、19日に内田正人監督がようやく辞任を表明した。組織のガバナンスが機能していないといわれても仕方がない。
無防備な状態でタックルを受けた関学大QBは最悪の場合、車椅子生活を余儀なくされかねない状況だった。「(反則を)やるなら出してやる」と内田監督の指示があったとされる。 「内田氏は日大の常務理事で人事担当。日大は付属高校や関連施設を合わせると約1万3000人の教職員がいる。その人事権を一手に握っている。周りは何も言えないのではないか」と日大関係者は言う。
かつて日大には、篠竹幹夫(2006年死去)という名監督がいた。1959年から44年務め、「ショットガン」という独自のフォーメーションを編み出して日大黄金時代を築いた。 “鬼の篠竹”の異名をとり、鉄拳制裁も辞さないスパルタ指導の半面、繊細でシャンソンを愛しロシア生まれの名曲『百万本のバラ』を原語で歌い、詩も書くなど魅力ある人柄で学生は黙ってついていった。
「反則というのは、つきつめればプレーの未熟さから生じる」が持論で、基本練習を徹底して繰り返した。ライバル関学大の米田満監督(当時)とも仲がよく、自分は下戸なのに合宿所の監督室には「ヨネヤンが遠征で来たら飲む」と洋酒を取りそろえていた。
「同じワンマン監督でも、篠竹さんは間違っても“反則してこい”とはいわなかった。遠征試合に行くと、ロッカールームにチリ一つ残さない。日大はしつけが行き届いていると感心されたと聞く」と前出の関係者。
そんな伝説のチームがいまサンドバッグ状態。内田氏が大学の役職も辞めない限り、かつての姿には戻れないだろう。(作家・神谷光男)』
筆者の目には、既に大きな不祥事になった、福島県内にある日大付属の高校での相撲部の実例が思い出されます。 この隠蔽体質は、日本大学解体まで治らないのでしょうか!!
一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟は5月23日、「臨時理事会の招集および記者会見につきまして」の題で次のように発表しました。
『5月6日の日本大学対関西学院大学の試合で発生した「ひどいパーソナルファウル」につきましては、連盟内に規律委員会を設置し、関係者へのヒヤリングを行う等しています。 現在、鋭意、調査・検討を継続中であり、理事会に諮る答申案を作成しているところです。
月内には臨時理事会を開催し、日本大学アメリカンフットボール部および関係者に対する処罰につき審議・議決する方向で調整しています。
尚、審議の結果等につきましては、報道の皆様への記者会見を臨時理事会の翌日午後に開催致す予定です。確定次第、別途、日時・会場をお知らせ申し上げます。 2018年5月23日 一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟 理事長 柿澤 優二』
日本大学のアメリカンフットボール反則問題への愚かな対応は危機管理の反面教師そのものだ!!
一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟のHP 冒頭にある競技時画像
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