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大規模災害の発生が国内外で頻発する中で備えるべきサバイバル術のノウハウは意外に身近にある!! |
[防衛] |
2018年9月21日 0時0分の記事
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大地震、豪雨、山火事、高潮、暴風など広範囲で大規模災害の発生が国内外で頻発する現代社会は、正にサバイバルとも言える状況ではないでしょうか。
今年だけでも日本では台風21号の被害や北海道・大阪府での地震、フィリピンでの台風22号の被害、米国西海岸での大規模な火災や東海岸でのハリケーン被害など、世界各地で大規模災害が頻発しています。
大規模災害によって現代社会で当たり前である、電車やバスなどの交通機関やインターネットや電話等での通信手段、数多くの電化製品を使用した生活、ガスコンロや灯油等を使用した湯沸かしや調理等が出来なくなることは、特に都市においての生活では正に身心共に厳しい状況に立たされます。
9月19日にzakzak by 夕刊フジが「知っておきたい「大規模災害」サバイバル術 停電&断水…どう備える?」の題で次のように伝えました。
『■家庭用発電機「enepo」/コンビニ袋で「簡易トイレ」 北海道の厚真(あつま)町で最大震度7を記録した地震では、ブラックアウト(全域停電)が発生し、台風21号でも関西地方が長期間の停電に見舞われた。いつ大規模災害が起きてライフラインが途絶えてもおかしくないなか、普段からどのような備えが必要なのか。 防災グッズを多く取り扱う島忠ホームズ葛西店では、飲料水や貯水タンク、非常食、乾電池、家具の転倒防止グッズが主に売れているという。
ホームセンターを運営するDCMホールディングスによると、水や乾電池、カセットボンベや懐中電灯の売れ行きが普段よりもよいという。 「大規模震災で発電機の需要が高まるのは確か」と話すのは、カセットボンベで使える家庭用発電機「enepo(エネポ)」を扱うホンダ広報部。東日本大震災の際にはエネポ1000台を被災地に支援物資として提供したという。
家庭用発電機の燃料は主にガソリンやガスボンベで、数時間程度の運転が可能で、価格は数万円から数十万円まで幅広い。ただ、排ガスが発生するため屋内で使用することはできず、雨天時も感電の危険性もあるため使用できない。購入にはこれらの点には留意が必要だ。
北海道の地震でも、停電中に室内でガソリン式の発電機を使い、一酸化炭素中毒で死亡したケースも報告されている。 手軽に発電できるグッズとしては、手巻き式ラジオがある。スマートフォンなどの充電が可能な機能のものもあり、1万円以下で手に入る。
一方、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏は、自宅で停電や断水などの被害に遭った場合、まず困るのがトイレだと指摘する。「水を流せなくなった場合、不透明なコンビニ袋を2重にして便器にかけ、短冊状に切った新聞紙を入れ、ある程度のところで交換すれば良い。新聞紙は吸水性が高く、消臭作用もある」
電気やガスが止まれば、食品の加熱や調理も難しくなるが、「バーベキューができるような庭でもない限り、屋内では火をおこすのは危険なのですべきでない」という。 被災生活が長期化する場合、食料や水、情報を得られる避難所に頼るべきだと和田氏は強調する。その際の注意点についてアドバイスする。
「衛生観念をしっかりしておかないと2次的な被害に遭う恐れがある。マスクや眼鏡など健康を守る用品を持って行ったほうがいい。避難所ではストレスで体調を崩すケースも少なくないので、安眠するためにも耳栓やアイマスクを常備しておくといいだろう」』
引用記事の内容も役立ちますが、東日本大震災を経験した筆者からも次のようなアドバイスがあります。
・自家発電機は必ず「インバーター付き」の発電機を使用して下さい。現代のTVやエアコン等の家電製品は整流された電気で使用する事が前提です。 東日本大震災でも、インバーターの付いていない発電機で自家発電を行い、TV等が壊れた事例がかなり多発しました。
・ガスコンロ、特にLPガスタイプは地震には強いのです。都市ガスを使用しているご家庭などは携帯用のガスコンロは必ずご準備を。 いわゆるカップラーメン等のお湯が必要な食品が食べられるか否か、暖かい食品が食べられるか否かは想像以上に大きいものです。 都市ガスの復旧は水道や電気よりもかなり時間が掛かります。 東日本大震災では、仙台市駅前の中心街で電気の復旧に2週間、都市ガスの復旧に3週間かかった実例があります。
大規模災害の発生が国内外で頻発する中で備えるべきサバイバル術のノウハウは意外に身近にある!!
平成30年北海道胆振東部地震にて、自衛隊における給水支援の例 出典:防衛省・自衛隊HP
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